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井原西鶴の好色一代男巻一に香煎、置き綿が登場してきます。
香煎は米を焦がし、陳皮、ウイキョウ、山椒などの香料を混ぜたもの、置き綿は真綿で作った飾り帽子のことなのだそうです。

京都の銘酒:舞鶴・花橘も登場しています。香煎・清酒は「米」を原料としていて、米の商品作物化を伺わせます。
もちろん、農民は年貢を取られていたので、商品作物としては作っていなかったとは思いますが・・・

また、置き綿については、もちろん、「綿」が原材料です。近松門左衛門の五十年忌歌念仏で農民・佐治右衛門のセリフに出てくる育てている作物リストには、「綿」が登場しています。

江戸時代の前半、飾り帽子を作る原材料ともなるような商品作物を農民が作り出していたわけです。


2週間予報は、最高気温18℃と言う予報は消えました。松の内明けから最低気温4℃-6℃と言う日も多いようです。
ちょっと大雪が降るのではないか気がかりです。

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