同時季出現植物としてのシソ
「たんぽぽ農法」が成立する前、僕は「ハーブ草生農法」と言っていたこともあります。
ハーブを畝間に植えて雑草の繁茂を抑えようと言う発想でした。
その頃、近くの畑でシソがいっぱい生えていて、シソが生えていると、他の雑草が生える余地がなくなるのを見ました。
それで、シソみたいな「和のハーブ」もハーブ草生農法に取り入れたらよいと考えるようになりました。
さて、里いもの発芽とともに、メヒシバやホナガイヌビユなどの発芽も観察されるようになりました。
ホナガイヌビユは夏場に人の背丈を越えるほどになって、畑を「ジャングル化」してしまいます。
今の時季、もうじき、枯れてしまう春雑草は抜かず、ホナガイヌビユやシロザのように夏場背丈が高くなりそうな草だけを抜いて、草取りの手間を減らすのは、「たんぽぽ農法」の基本的なやり方です。
日本の雑草には、秋に芽生えて越冬し、春に繁茂する「春雑草」と初夏に芽生えて夏場に繁茂する「夏雑草」があるそうです。
シロザは、里いもの発芽よりやや早く芽生え、メヒシバやホナガイヌビユは里いもとほぼ同時に芽生えてきます。
それで、メヒシバやホナガイヌビユを里いもの「同時季出現雑草」と位置づける、
そして、ホナガイヌビユを見かけたら、里いもと競合しないように取り除く・・・
それとともに、そろそろ里いもが芽生える時季かもしれないとか、夏採りのインゲンの種まきをした方が良いとか、
雑草を野菜の生育や農作業の時季の目安にしていく事も考えられるわけです。
さて、この間、里いも、メヒシバ、ホナガイヌビユが芽生えるとともに、シソも芽生えてきました。
つまり、シソは、里いも、メヒシバ、ホナガイヌビユの「同時季出現植物」と考えることが出来るわけです。
2020年代は1980年代より「温暖化」と言うより「高温化」しています。
ここ数年「梅雨入り」したのか、よく分からないような状態が続いたり、空梅雨だったりする年が続いています。
この間、何度か書いているように「高温化」した状態では、6月にシトシト雨が続くと言うことが起きにくく、5月後半から7月初にかけての状態を「梅雨」と言う概念で捉えるのは「不適当」かもしれないと感じています。
ただ、5月後半から7月初にかけて、それ以前、それ以後と比べて「どんより」した日や雨が降る日が多いのは事実です。
従来のような「梅雨」ではないが、「梅雨」っぽい状態で雨の日が続くことはあるようです。
雨の日が続く時は、生えてきたシソを植え替えると、根付きやすい時でもあります。
今の時季、雨が降る時を見計らって、メヒシバやホナガイヌビユのような夏雑草を除去しながら、畝間にシソを植え替えて根付かせ、シソが育てば、雑草が生える余地がなくなる・・・
こうして、夏場の雑草取りの手間を減らす・・・
シソを夏雑草の「同時季出現植物」と考えることは、こうした方法を考える事にもつながります。
5/21は最高気温が27℃近くまで上がりました。
5/22も27℃の予報が出ています。
5/23は雨が降って15℃に下がり、その後は雨が降らず5/27に再び27℃の予報、5/28以降は6/3を除いて雨が降る日が続き、6月初は22℃~23℃程度に低下するとの見込みです。
その後は、空梅雨になるのでしょうか?
5/21は、シカクマメやインゲンの種まきをしました。一応、5月までに種まきや植付けをすべきものは全部したと思います。
5月下旬はハーブや緑肥の種まきをして過ごし、その後、6月になったら、キャベツやブロッコリーの種まき・育苗を進めたいと思います。
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