テヘペロ、お調子者と言う個性他
菜園起業大学の受講生でそれまでの仕事を辞めて「食」関係のところで働き、受講後、やはり食関係で起業した人がいます。
「食」に関わる仕事をするのに、野菜がどういう風に育つかもしらないでウンチクを言いたくなかったので、野菜栽培の実習を受講したとのことでした。
この人が起業する前、つまり、それまでの仕事を辞めて、しばらく、食関係の仕事で「雇われて」働いていた時に「自分はテヘペロである」事を発見したのだそうです。
そして、「テヘペロ」であると言う自分の個性を活かして、起業する自信がついたのだそうです。
この話を聞いて、以前に僕が僕のビジネスの師匠から「お調子者」と言われた事を思い出しました。
僕のビジネスの師匠の「弟子」・・・まあ、相撲とか将棋で言えば、同門の「兄弟弟子」みたいな関係かもしれませんが、とにかく、その「兄弟弟子」の一人が、単身・地方農村部で次々と国際イベントを成功させていました。
どうして、アイツにはああいうことが出来て、僕には出来ないのだろうと師匠に言ったら、師匠は「いや、アイツは付き合いがいいから」と言うのです。
つまり、地方農村部では、「一緒に酒を飲む」みたいな付き合いが大事で、それをしていると、イベントを持ち込んだ時にも「おう、やってやるよ」みたいになっていく、
僕はその手の「付き合い」をしていないんじゃないかと言う事でした。
そして、それに続いて、師匠が言ったのは「増山にも出来ると思うよ。お調子者なんだから」と言う言葉でした。
確かに、高校時代、文化祭の打ち上げとか大好きでした。みんなで盛り上がるみたいな事が楽しい、お調子者と言われればその通りなわけです。
その後、僕は地方農村部に行ったら、一緒に酒を飲むみたいなことを「励行」するようになりました。
そういう付き合いを続けていると、農村部の人達の僕に対する接し方も変わってきて、けっこう、いろんな企画を一緒にやってくれました。
さて、マーケティングと言うのは、自分の(組織)が外部から期待されている事に、自分の(組織の)行動を一致させていく過程と定義されるのだそうです。
この定義の中で語られている言葉について、「自分の」と言うところが大切だと思います。
一般的に儲けることをする、儲かりそうなことはなにかと考える、それがマーケティングではないわけです。
自分がやるべき事はなにか?を考える、それがマーケティングなわけです。
ただ、それは、自分がしたい事をすると言うのともちょっと違う、「外部」と言うものとの関係における「自分」なわけです。
ここで「テヘペロ」、「お調子者」と言う個性について考えてみると、それらの個性は「外部」との関係で成り立っていると思われます。
なんか失敗しても「テヘッ」って笑って「ペロッ」と舌を出して、まあ、しょうがねぇなぁと外部がその失敗を受け入れてしまう、それを指して「テヘペロ」と言うわけですが、
「テヘペロ」は外部との関係で成り立つ自分の個性だと言えるわけです。
「お調子者」と言うのもそうで打ち上げで盛り上がる事が好きと言うのは、一緒に打ち上げをやる「外部」の存在があって成立することです。
そして、そうやって、「お調子者」をやっていると、それが「外部」から評価される、その評価の結果が、なにかの企画を持ち込んだ時に「おう、やってやるよ」になってくる
そう言うことだと思うわけです。
ですから、自分の道を探していく場合、自分がやりたい事と言うより、自分が得意な事で考えていく・・・
そういう風に考える場合、その自分の得意な事の中には、数学が出来るとか、企画力があるとか、
そういう「スキル」とは別に「テヘペロ」とか「お調子者」とか、そう言う個性も含まれる、
と言うより、数学が出来る、企画力がある的なスキルより、むしろ、「テヘペロ」、「お調子者」的な考え方で、自分の「能力」、「得意分野」を評価してみることは大切かもしれません。
くだんの菜園起業受講生が起業して成功しているのは、自分の「得意分野」が「テヘペロ」と言う個性にあると理解したからだと思います。
6/25は最高気温29.7℃と「準・真夏日」でした。昨日、一昨日も真夏日。2週間予報は、ほぼ連日、真夏日と予想しています。
キュウリは例年になく早く実りだしました。
いつまで実るのか?、失速も早いのか?、そのへんも考える必要があるでしょう。
5枚目の数字づくり、今日のお題は、1、8、8、2を使って8を作るです。
藤井翔太七冠は、詰将棋の名手だったとの事。この手の「数遊び」を続けることは数学が得意になる道かもしれませんね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?