大根、カブ、ニンジンの越冬のさせ方は違う
同じ根菜類でも大根、カブ、ニンジンの越冬のさせ方は違うようです。
9月初まきの大根は抽根部(地上に根が張り出した部分)が大きくなり過ぎていて、土寄せして抽根部を全て埋める事ができません。
抽根部は寒波で凍害を受けやすく、そのままでは全滅の可能性が高いと言えます。
そこで大根をいったん抜き、葉を切り落として、穴の中に入れます。
穴の深さは、大根の根の長さよりやや深く50センチほど。大根を縦に入れて上からマルチ屑等を詰めた肥料の空袋を置き、シートをかけておきます。
9月末まきの大根は前回述べたように土寄せして完全に抽根部を地中に埋め、寒波の様子を2週間予報で確認しながら年末年始に土寄せを繰り返した方がよいようです。
ニンジンは土寄せするより、むしろ、地表に草が生えた状態を維持した方が寒波を防げるようです。
雑草が生えている畝のニンジンは、最低気温-7℃以下の日があったにもかかわらず、葉が青々しています。
一方、土寄せして雑草ごと、土に埋まり、地表に雑草がなくなってしまった畝のニンジンは、葉が霜で枯れてしまっています。
根は無事ですが・・・
カブは抜いて葉を切り落とし、土に埋めたものは腐ってしまったものもでました。
むしろ、土寄せし、根部が葉の付け根部分まで完全に土中に埋まったものの方が生き残り率が高いようです。
10年に一度と言う猛寒波を経た後の、大根、ニンジン、カブの様子を見てみると、同じ根菜類と言っても、越冬の扨せ方に違いがあるように感じました。
2週間予報は、週末最高気温13-15℃となり、その後バレンタインデー前後にいったん10℃未満となり、雨水(2/19)の少し前からまた10℃以上になるとの傾向を告げています。
雨水の後は、もちろん3月。春ですね。
来週から春野菜の種まきを本格化させます。
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