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農業はなぜ大切なのか

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それにしても、農業はなぜ大切なのでしょうか?、改めてそう聞かれて、ちゃんと説明出来る人はいますか? このコーナーでは様々なデータや資料に基づきながら、農業が大切な理由について解説…
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記事一覧

半農生活の普及に向けて行政の役割はなにか

2020年版レジャー白書によると、余暇機会に園芸・土いじりをした人が2,410万人いると記載して…

泰平モード⇒消費文化の登場⇒八百屋と言う職業の成立⇒野菜の品種改良の進展と言う順…

井原西鶴の「好色一代男」巻六「身は火にくばるとも」に「魚屋の長兵衛にも手を握らせ、八百屋…

民衆が自ら「百姓」と名乗りだした時代

「日本中世の歴史1・中世社会の成り立ち(木村茂光)」に12世紀頃から荘園の住人と言う呼称に…

農地は「身近な緑」だと言う回答に衝撃を受けて思いついた「市民農業論」

今回は、ちょっと僕の若い時代の頃の話をします。 1990年代なかば、まだ30歳代の僕は秋田県十…

将来を見据えて生ゴミの堆肥化を進めるべきだと思う

なんで、生ゴミの堆肥化なのか、 まず、農業の側から考えてみます。 農作物は「土」の上で育…

序章・「地域で支える飲食店」は可能か

農業の分野ではCSAと言う考え方があります。 Community Supported Agriculture(コミュニティ…

1300年かけて形成された日本の田園景観

奈良時代初期の722年、続日本紀に「膏腴の地良田一百万町を開墾せん」と言う文言が出てきます。 「膏腴」は土地が肥えていること、「良田」は文字通り良い田んぼの事です。 つまり、肥えた良い田んぼを百万町歩作ろうと言う呼びかけをしたと言う記事です。 「百万町歩開墾計画」と呼ばれています。 この「百万町歩開墾計画」が本当にあったのか、単なるスローガンみたいなものだったのではと言う疑問も 呈されています。 他の古文書の記録などを見る限り、どうも当時の日本全国合わせても100万町

1960年代、日本史上最大に達した農地面積

農業はなぜ大切なのか? そのお話は、まず、日本の農地の歴史を語るところから始めたいと思い…

風土ではなく、個性だと考えてみる

前回の記事、「農業と日本の『新』と『旧』」で、 ご紹介した「日本は先進国だとは言え、まだ…

農業と日本の「新」と「旧」

「日本は先進国だとは言え、まだまだ、かなり古臭い部分も残っている。」 皆さんはこういう風…

序章 問われなければ知っている。

皆さんは、「時間」とはなにかと質問されたらどうお返事されますか。 そうです、誰もが毎日過…