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農業はなぜ大切なのか

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それにしても、農業はなぜ大切なのでしょうか?、改めてそう聞かれて、ちゃんと説明出来る人はいますか? このコーナーでは様々なデータや資料に基づきながら、農業が大切な理由について解説… もっと読む
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記事一覧

泰平モード⇒消費文化の登場⇒八百屋と言う職業の成立⇒野菜の品種改良の進展と言う順…

井原西鶴の「好色一代男」巻六「身は火にくばるとも」に「魚屋の長兵衛にも手を握らせ、八百屋…

民衆が自ら「百姓」と名乗りだした時代

「日本中世の歴史1・中世社会の成り立ち(木村茂光)」に12世紀頃から荘園の住人と言う呼称に…

農地は「身近な緑」だと言う回答に衝撃を受けて思いついた「市民農業論」

今回は、ちょっと僕の若い時代の頃の話をします。 1990年代なかば、まだ30歳代の僕は秋田県十…

将来を見据えて生ゴミの堆肥化を進めるべきだと思う

なんで、生ゴミの堆肥化なのか、 まず、農業の側から考えてみます。 農作物は「土」の上で育…

序章・「地域で支える飲食店」は可能か

農業の分野ではCSAと言う考え方があります。 Community Supported Agriculture(コミュニティ…

1300年かけて形成された日本の田園景観

奈良時代初期の722年、続日本紀に「膏腴の地良田一百万町を開墾せん」と言う文言が出てきます…

1960年代、日本史上最大に達した農地面積

農業はなぜ大切なのか? そのお話は、まず、日本の農地の歴史を語るところから始めたいと思います。 1963年、日本の農地は、史上最大の面積となりました。 ※国土庁「国土利用計画関係資料集」により作成 農地面積は609万ヘクタール。これは森林を除く国土のほぼ半分48%です。 森林、農地、河川・水面・水路をあわせた合計は、3228万ヘクタール、国土の85.5%。 宅地と道路は合計しても国土全体の4.2%、森林を除く国土の12.3%に過ぎませんでした。 では、この1963

風土ではなく、個性だと考えてみる

前回の記事、「農業と日本の『新』と『旧』」で、 ご紹介した「日本は先進国だとは言え、まだ…

農業と日本の「新」と「旧」

「日本は先進国だとは言え、まだまだ、かなり古臭い部分も残っている。」 皆さんはこういう風…

序章 問われなければ知っている。

皆さんは、「時間」とはなにかと質問されたらどうお返事されますか。 そうです、誰もが毎日過…