7月。雨降って地固まる。ワーママ家事分担どうする?
職場復帰してしばらくして、娘の洗礼中に家事分担に不満を感じ始めた。育休中から分担が変わっていなくて、基本家事は私主導でやっていた。
時短勤務なので家族が元気な時は何とかなっていたけど、家族が体調不良の時や疲れている日は、「夫にもっと家事をしてほしい」と思う事が増えた。
自分が家事に追われていて、夫がのんびりしている時、優しい気持ちでいられなくなった。
夫に優しくなれない時って、たいてい娘にも優しくなれない。娘のことが大好きなのに、八つ当たりなんてしたくないのに、優しくなれない自分が嫌になった。
家事分担のバランスについて想うこと
夫の朝は、のんびり起きて、自分の支度をして、
自分の朝ごはんの準備をして、私と娘の朝食に合流。
娘が食べ終わったら娘の支度。
アプリに登園連絡を入力する。
娘と保育園に登園。
娘の支度といっても、娘が「ママがいい」と言うと私がやることになるし、服を選ぶのもなぜか私。夫はのんびりしているから時間を気にして私が手伝うことも多い。アプリも基本私に聞いた内容を打ち込むだけ。
ほぼ私がやっているような気がしていた。
一方、私は夫より先に起きて
娘と自分の朝ごはんの支度。
夫と自分のお弁当の支度。
娘とご飯を食べる。
乾燥が終わった洗濯物をたたむ。必要なものを保育園のカバンに詰める。
洗濯機を回す。
食器を洗う。(洗えなかったら帰宅してから洗う)
ずっとタスクに追われてる。
帰宅してからもすぐに料理、お迎え、お風呂、片付け、洗濯と、就寝までにやることがあるから常に時間を気にしている。
帰宅してからの夫は、食事が終わって娘のお風呂が終わると、もうその日の仕事は終わり。みたいに自分時間が始まって、自室でのんびり過ごす。
夫は協力的で私がお願いすれば手伝ってくれるけど、あくまで指示をするのは私。寝かしつけに時間がかかると、家事が後ろ倒しになって就寝時間が遅くなる。寝かしつけ中に夫に指示を出したいけど、上手く伝えられなくてもどかしい。
どうしてももう少し夫も考えて動いてほしいと思ってしまう。夫のせいではないけど、負担が違い過ぎると思った。
伝え方を間違えた!? 喧嘩になる。
6月頃から無意識に「しんどい」を言葉にするようになった私を、夫は気にしていた。
「どうしたらしんどくなくなるかね?やらなくていい家事を減らす?」
と、考えようとしてくれている。
それはありがたいのだけど。
私が改善したいのは家事を減らすことではなくて、夫に主体的に家事に携わってもらうこと。
家事分担の不満を切り出せずにいた私は、ようやく話せるタイミングが来た!と思って、ストレートに言った。
「もう少し、朝すばやく動いてほしい。家事をもう少し手伝ってほしい。娘とたくさん遊んでくれているのは分かっているんだけど。」
すると、
「しんどいのは、俺のせいって言うんだな!?」
とキレてしまった。
まさかキレると思っていなくて、驚く。
そんな風に言ったつもりはなかった。
自分の想いを理解してもらうために
私は夫と喧嘩すると、とても虚しい気持ちになる。涙が出てくるし、単純に元気がなくなる。
悲しいけれど、このままでは何も変わらない。
まずは、私が伝えたかったことをちゃんと伝えなくては。
その日の娘の寝かしつけを終えて、私は薄暗い部屋で黙々と「私がやっている家事」をなるべく細かく紙に書き出した。
書き出した紙を夫に渡して話をする。
まずは私の言い方が悪かったかもしれないことを謝って「私が毎日何をしているか知っておいてほしいから。」と渡した家事リストを見てもらう。
夫は今まで通り「自分は娘との遊びを担当して、家事はあくまでも私主導でやってほしい」というスタンス。
確かに仕事で疲れている中、今でも充分手伝ってくれているとは思う。
それでも「私は寝るまでにこれだけのことをやり終えるまで、ずっと家事のことを考えながら生活している。指示をすることが負担になっている」と伝えた。
「もしできるなら、ひとつだけ担当して欲しい家事がある。夕食後の食器を食洗機に入れて回すだけでいい。食洗機に入らなかったものは私が洗うから。」とお願いしてみた。
明らかにいやそうな夫。
「自分の担当だと思ってやろうとしたら逆算して動けるようになるから、夫君なら出来ると思う。」とお伝えして、検討してもらうことにした。
翌日、夫は食洗機を回してから自分がお風呂に入るルーティンに変えた。毎日必ず食洗機を回してくれるようになった。
そして、渡した家事リストに書いた、夜の洗濯物を干すタイミングで自室から出て来て手伝ってくれるようになった。
地味に負担に感じていたハンドソープなどの詰め替えも何も言わなくてもやってくれるようになった。(これもリストに書いておいた)
朝も自分で娘の服を選ぼうとしたり、以前より自分から家事に携わってくれるようになった。
夫をすごいと思った。
その日から家事と育児を2人でやっている感覚に変わった。
最初はやりたくなかったはずなのに、自分で考えて即行動を変えて定着させられる夫をすごいと思うし、感謝しかない。
言いにくいことも言葉にして伝えることで、劇的に変わる事がある。
今回、すでに頑張っている夫をまだ足りないと夫のせいにしたかのような伝え方になったのは反省。
相手を悪者にするのではなく、楽しく生きるために協力していく仲間であるというスタンスで伝え合えるようにしていきたい。
我が家の場合、家事分担はある程度分担は決めているけど、お互いが1日の流れとタスクを把握しておいて、娘の相手をしていない方が家事をする。というところに落ち着いた。
そしてお互いやってくれた事になるべく感謝を言葉にして伝えるようにしている。やってくれたことを当たり前にしない。それを日々継続する事で、今もいい空気が流れている。
家族が幸せであり続けるには伝え続けることが大切だと思う。