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Steve Jobs的、男性下着選択

今はなきAppleのカリスマ、スティーブ・ジョブズの逸話には面白いものが多い。(詳細は彼の自伝に詳しい。)

数あるストーリーの中で、僕が最も好きなのが、服装についての彼の徹底したこだわりだ。

彼は基本的に毎日、同じデザインの服しか着なかった。濃紺の特注タートルネック、色あせた青いジーンズ、そして灰色のスニーカーだ。

社員が制服採用を嫌がるので自分だけ制服を始めた、禅の思想に傾倒していただの世間では言われているが、毎日のささやかな決断を回避できる(=選択のストレスを減らせる)というところに効用があったのだろう。

真似できるところから真似したら、下着論。

僕はファッションにあまり興味がないくせに、周囲にダサいと思われるのは嫌という世間の所帯持ち男性の(おそらく)ほとんどを代表するような人間だ。

服装はシンプル・イズ・ザ・ベスト。無地の黒を中心に、白・紺・茶を組み合わせるだけというお手軽ミニマリスト・スタイルだ。

特に下着は徹底している。絶対にユニクロの黒のトランクスしか買わない。時期がくれば、すべて同じものを5着、同時に買う。15年近く、このスタイルを通している。

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株式会社ユニクロ / UNIQLO CO., LTD. 公式Webサイトより

ユニクロの黒(正確には濃紺か)のトランクスは安くて、どのスタイルにも馴染んで、機能性が高くて、無限の耐久性を誇る。どこに住んでいても、同じものが必ず買える(フィリピンでも!)のが何より良かった。

誰も僕の下着デザインに興味のない構造

この同じデザインの、ユニクロの黒のトランクスしか履かないジョブズ的生活は実践しやすい。構造的に、誰にも何も言われないからだ。

なぜか? まず、男性は男性の下着になんてそもそも興味がない。女性の友人に自分の下着を見せる機会なんてない。

付き合う前の女性は男性のいま履いてる下着にまで気が回らないし、付き合ってからも男性が同じデザインの下着を履くことで別れる原因になどならない。(原因になれば、そこに至るまでにすでに問題が蓄積されている。)

結婚すれば、夫の下着など「無」だ。夫の下着はただの下着、Tシャツ同様、清潔であることだけが至上命題だ。

ほらね、誰も男性の下着デザインになんて興味がないのだw。職業上、下着を見せる必要性のある男性を覗いて、下着はユニクロの黒で無頼をきどろう。


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