校正者になりたい留年生 vol.2
毎年夏の本気度に頭を抱える。
まだまだ夏序盤というのにへばりまくりな毎日
卒論執筆も大詰めで、なんとか卒業できそうでひと安心
今日は日々のアルバイトのことについて書こうと思う。
私は近所の喫茶店でアルバイトをしており、出勤して30分はマスターから1週間の出来事をマシンガントークで聞き、常連さんや新規のお客様との会話を楽しむ。
7月からかき氷を始めたこともあり、マスターが
「夏のボーナスはまかないでかき氷たべていいよ!」
とのこと。
まかないはマスター特性の日替わりカレー(これがまた絶品)がお決まり。それに加えてかき氷まで食べさせてもらえるとはありがたすぎる。
この喫茶店は3年ほど前から客として何度か訪れ、今年の2月に地元のお城でプロジェクションマッピングのイベントがあり、そこに出店していたマスターに顔を出したところすごくお疲れの様子。
あたたかいコーヒーを頂きお話していたところ、お店の手伝いをしてくれないかというお誘いが。
本当にびっくりした。
お客様が増えてきて、1人での営業に限界を感じていたそうだ。
また、以前から私もこの喫茶店で働きたいと思っていたところだったので、その場でお願いしますと、返事をさせていただいた。
あとから聞いたところ、マスターは誰でもいいから雇うというわけではなく、この喫茶店に合う人、この喫茶店を理解してもらえる人、マスターが信頼できる人しか雇わないと言う。
余計に嬉しかった。
初めのうちは常連さんに受け入れてもらえるか心配していたが、今では差し入れをくださったり、快くお話をしてくださったり、安寧ちゃんいつお店にいるの?と聞いてくださったり、さらには私が東京へ行きたいということをマスターが色んな常連さんに話したところ、
「安寧ちゃんがいなくなると寂しいなあ」
と言ってくださる方もいたそうだ。
ああ、こういう場所が居場所っていうのか
としみじみ感じた。
東京には行きたいけど、この居場所も離れたくないなあと思う。
だから東京へ行くまでの間は、マスターとお客様と、楽しいひと時を少しでも多く過ごせたらなと思う。
胸を張って、「いってきます」と言えるその日まで
安寧
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