【退職エントリ】自分なりの付加価値を
お久しぶりです。あおたんです。
サイアンドに入社して、季節がふたつ変わろうとしています。
私は12月中旬から弊社にてインターンとして働かせていただいておりましたが、本日付けで退職することとなりました。
それまでの経緯にあたって、少し長くなりますが述べさせて下さい。
入社理由
私は当時、コロナにより辞めた飲食店での接客アルバイトを辞めて9ヶ月が経とうとしていました。
その間、大学院の試験勉強をしたり、たまに母の仕事を手伝ったりしていました。
そんな私が入社を決めた理由として大きく3つありました。
1. 当時自分の興味のあった動画編集が学べる環境にあった。
2. 実態が分からないからこそのインターンに対する憧れ。
3. 尊敬するかずのすけさんに誘って頂いた。
1. 当時自分の興味のあった動画編集が学べる環境にあった
サイアンド入社前に、初心者ながら始めた動画編集の腕をあげたいとちょうど思っており、このチャンスを逃すまいと考えました。
2. 実態が分からないからこそのインターンに対する憧れ
実際にインターンでは具体的に何をするか分かっておらず、「PCをカタカタしてかっこいい!」(偏見)という程度の安直なイメージを持っていました。
3. 尊敬するかずのすけさんに誘ってもらった。
これが自分にとって一番の決め手でした。
かずのすけさんの退職エントリ
今これらの入社理由を振り返ったとき、自分の目的意識の低さや将来への計画性のなさに失望しています。
退職理由
入社してからずっと、サイアンドでの業務は初めてやることが多くとても刺激的で、成長しているという実感を日々得、非常に有意義な時間を過ごせました。
そこで、退職を決断するまでに、ターニングポイントとなったタイミングは2つありました。
1. 2月大学の卒論研究の遅れ
2. 3月交通事故で感じた将来への計画性
1. 2月大学の卒論研究の遅れ
1月、たまには熱中して深夜まで行ってしまうこともありましたが、サイアンドの業務をひたすらにこなす毎日が続きました。
2月、順調と思えていた大学での卒業研究を1月に疎かにしていたツケが回ってきて、明らかに自分の計画ミスですが、遅れをとってしまいました。
その遅れを取り戻すべく代表にお休みをいただきました。
その時、代表に言われた言葉が今でも心に残っています。
「卒業研究の方が大事なのになぜやらなかったの?」
仰る通りでした。
・自分の本当に大事なものに対する優先順位の付け方の甘さ
・卒業研究に対してなんとかなるだろうと心の片隅で考えていた甘さ
・任していただいた仕事を断れない八方美人な性格
・任していただいた仕事は期待水準を越えずに完遂しなければと考える神経質な性格
これらにより自分の中で卒業研究を進めることから遠くなってしまう自分がいました。
そして、そんな自分には、「修士になりより忙しくなる4月から、大学の研究・授業・TA、就活、習い事、に加えサイアンドの業務を納得のいく形で全うできるのか?」というイメージがつきませんでした。
また、この言葉によって「私がその間いなくても、他の人が代わりにやるなり業務は成り立っていた」という当たり前のことに今更気付かされ、とても恥ずかしくなりました。
おそらくどの企業に入社してもあてはまることではありますが、「それなら、自分のやりたいことを今できるうちにやった方がいいのではないか」と考え始めるようになりました。
そして休みをいただいて復帰して束の間、交通事故に遭いました。
2. 3月交通事故で感じた将来への計画性
大事には至りませんでしたが、実は前日深夜遅くまで納期の短い業務を行なっており、あまり睡眠を取れていませんでした。
明らかな自分の体調管理の甘さを痛感しました。
何をするにも、健康な体があるという条件のもとで初めて実行できるということを実感しました。
そして、「このまま足が動かなくなったら、どうしよう…」と思い、そこから自分の将来について考えるようになりました。
「失敗しても融通が効いて許される、時間があって挑戦できる、そんな学生のうちに、自分の本当にやりたいことや、やらなければならないことをしたい、今しかできない」と思うようになりました。
それは私にとって、
・自分の市場価値を高められるファーストキャリアを吟味・選択し、将来の計画を整えること
・いままで挑戦できずにいたことをやること
でした。
これらを行うにあたって、私の居場所はサイアンドにはないという判断を下しました。
サイアンドで学んだこと
サイアンドで学んだことも挙げるとキリがないのですが、特に挙げるとするならこの3つを挙げます。
・報連相
・目的意識を持つこと
・自分じゃなくてもできる仕事を、自分だからできる仕事にする
・報連相
これは代表に何度も言っていただいたことでした。
報連相は、信頼関係を構築する上での最優先事項であることはもちろん、連絡手段はオンラインが基本であるサイアンドでは極めて重要でした。
私が当時、想定する期待水準を越えたい一心で提出したものの、代表の求めていたレベルを上回りすぎてしまい、「ここまでやらなくてもいいよ」と助言していただきました。
初期段階で一旦作業を提出して実際の期待水準と比べてから、より詳細な作業を行うか判断することが重要であると改めて実感しました。
・目的意識を持つこと
サイアンドでは、自分のやりたいことができる、そして学べる環境があります。
例えば、代表は1on1において、自分がプライベートのことから掘り下げてヒアリングし、その悩みをサイアンドに落としこんで、会社にとっても個人にとってもwin-winになるように共に考えてくれます。
「就活が不安なの?GDが不安なの?サイアンドの新規事業立案してみる?」「簿記検定受けるの?サイアンドの財務状況見てみる?」
このように、自分の強みや弱みに着目して机上の空論に終わることなく、実務として取り組めるという環境が、サイアンドにはあります。
しかし、入社理由でも述べたように、「サイアンドで達成したいこと」や「〜ができるようになりたい」という明確な目的意識を当時は持っていませんでした。
ミーティングなどを通して代表に様々なことを深掘りして頂き、言葉がスラスラ出てこない自分に思考の浅さや目的意識の低さを強く痛感しました。
今では、日々目的を念頭に置きながら取り組むようになり、このように思うことは無くなったのですが、気付かせてくださった代表には大変感謝しております。
・自分じゃなくてもできる仕事を、自分だからできる仕事にする
これは一見、「社会の歯車」のような否定的な意味に捉えられるかもしれませんが、私にとっては「いかに差別化を図れるか」を意味しています。
言葉通りの意味は当たり前で、その上でいかに自分なりの付加価値をつけられるか、それによって差別化が生まれ「自分じゃなければならない」となれるかだと考えています。
そこで、『自分なりの付加価値』とはなにか、を考えた時に、
・自分の市場価値を高められるファーストキャリアを吟味・選択し、将来の計画を整えること
・いままで挑戦できずにいたことをやること
これら2つを取り組むことが、私にとって重要だと考え、離れる決断をしました。
サイアンドに関わる方々に、私個人として沢山のことを学びました。
ありがとうございました。
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