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稲垣えみ子「魂の退社」


 退社というキーワードからたどり着いた本。バックグラウンドがよく似ていて、たびたび膝を打ち、また大笑いしながら(特に携帯電話契約のくだり)、一気に拝読しました。
 私も20年以上働いた会社を退社したばかりで、さてこれからどうしようという状況。お声掛け頂いた他社で正社員か、フリーランスか、どちらを選択するか迷う中、フリーランスで自由を優先させたいという思いが優位にありました。
 でも、それは〝怠け〟じゃない?正社員でしっかり働くべきじゃない?と自問自答しながら悶々。まだまだ稼がなくちゃいけません。フリーランスで収入を得るめども立っていません。

 そしてよーく考えたら、良い言い訳にたどり着いたのです。
 岡本太郎氏の「迷った時は困難な道を選べ」の格言。「困難な道」は、会社のために労働して安定した収入を得る&社会的信用を得ることよりも、安定しないフリーランスで新しい道に挑むことにあるのだと。

 同書でも〝会社員〟じゃないと不都合な日本社会がよく分かりました。でも、自由を得る代償と考えたら大したことない!

 稲垣さんの著書、大急ぎで全部読破しようと思います。
 

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