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乱読の日々を記録してみます

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最近の記事

稲垣えみ子「一人飲みで生きていく」

   晩酌が欠かせない私にはとっておきのタイトル。1人飲み、ちょっとした勇気と工夫で、未知なる楽しみが待っていることがよく分かりました。子供が巣立ったら、絶対にやってみたい。  ただの1人飲みの勧めではなく、その挑戦がもたらす学びや悟りの説得力たるや。仏のような気持ちで相手を思いやると、それが自分の幸せにつながるということ、肝に銘じて他人と接していきたいと思います。

    • 稲垣えみ子「寂しい生活」 

         いや~、あっぱれです。オール電化マンションで、何か一つでも動かなくなれば大騒ぎしていました、私。電気代?何万円でしょうか?知りません。  ワンオペ家事&育児でフルタイムワーカー、という状況下で、食洗器やルンバもフル活用して、それこそ分刻みでの生活。毎日買い物にも行けないし、レンジなしでは料理の時間が足りません。  でも、退職後はたんまり時間ができました。気づけば、毎日のように買い物に行っています。魚だとか野菜だとか、少しでも新鮮なものが欲しくて、買いだめしません。

      • 稲垣えみ子「人生はどこでもドア: リヨンの14日間」

          異国で「日常を送る」という14日間の挑戦。〝日常〟にそうそうドラマはなく、それに四苦八苦する様子を、これまた風景や筆者の表情、街の人たちの姿が目に見えるような筆力で描かれています。  フランス語が達者だったら、マルシェの人やカフェで出会った人たちともっと交流も弾んだだろうし、それこそドラマも生まれたかもしれません。でも14日間と限られた中で〝日常〟を作り出すには、言葉の壁が役に立ったのかも。  フランスで自炊する機会なんてないと思うけど、その際はマルシェの近郊である

        • 稲垣えみ子「魂の退社」

           退社というキーワードからたどり着いた本。バックグラウンドがよく似ていて、たびたび膝を打ち、また大笑いしながら(特に携帯電話契約のくだり)、一気に拝読しました。  私も20年以上働いた会社を退社したばかりで、さてこれからどうしようという状況。お声掛け頂いた他社で正社員か、フリーランスか、どちらを選択するか迷う中、フリーランスで自由を優先させたいという思いが優位にありました。  でも、それは〝怠け〟じゃない?正社員でしっかり働くべきじゃない?と自問自答しながら悶々。まだまだ稼が

        稲垣えみ子「一人飲みで生きていく」