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稲垣えみ子「人生はどこでもドア: リヨンの14日間」

 

異国で「日常を送る」という14日間の挑戦。〝日常〟にそうそうドラマはなく、それに四苦八苦する様子を、これまた風景や筆者の表情、街の人たちの姿が目に見えるような筆力で描かれています。

 フランス語が達者だったら、マルシェの人やカフェで出会った人たちともっと交流も弾んだだろうし、それこそドラマも生まれたかもしれません。でも14日間と限られた中で〝日常〟を作り出すには、言葉の壁が役に立ったのかも。

 フランスで自炊する機会なんてないと思うけど、その際はマルシェの近郊であることを重視し、包丁を必ず持っていこうっと。

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