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サンタクロースと娘と私

「サンタクロースは、存在するけど、世界中の子供達にプレゼントを配るのは大変だし、煙突もないので、我が家ではおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを買ってもらいます」

が我が家の方針だった。サンタクロースには憧れはあるものの「我が家にはこない」ことは小さい頃から知っていたので、変にサンタさんドリームをぶち壊すことはなかった。我ながら実に合理的なシステムだと思っていたのだけど、

娘の初めてのクリスマスの日旦那にこの話をしたら
「えっ、夢がない!!サンタさんやろうよ!!」
「えっ、なんでそんなめんどくさいことやるの?いいじゃん普通に親から手渡しで!!まだ0歳だよ!!」
1歳までは、普通にサンタさんの存在は秘匿しつつプレゼントはさりげなく渡してましたが、2歳ともなると「らしき存在」を察知するようになり、アンパンマンの自動販売機を布団の下に置きました。結果見事にスルー(笑)3歳はなぜか記憶にない←!?

4歳になり「さばちゃんすみっコぐらしの『しろくま』がほしい」と初めて明確に希望を言うようになり、発注。娘の幼稚園の終業式午前中というかなりギリギリのタイミングで届き、慌てて押入れに隠しました。翌年は「しろくまさんがひとりでかわいそうだからおともだちにぺんぎん?が欲しい」というので今年はぺんぎん?を発注。その年は土曜日の午前中というめっちゃ娘家にいるやん!!なタイミングで届きましたが、パパがいたので「パパの大事な物だから、触ったりしないでね」とパパとの連携プレーで乗り切りました(宅配はパパが圧倒的に多いので違和感なし)

今年は「ゆめいろめいくひまりちゃんでらっくす」

だそうです。私の役割は、娘から欲しい物を聞き出しサンタさん(パパ)にお伝えする係なので、伝言はサンタさんに無事にお伝えしたと、娘に言ったのですが「サンタさんがもしかしたらわからなくなるかもしれないから、おてがみかく!!」と自分の欲しい物とサンタさんの絵を描いて枕元に置いて寝てました。

これ、返事書いた方がよくね?でも、娘は妙に察しがいいところがあるので

微妙に筆跡を変えて、サンタさんの折り紙を折ってプレゼントと一緒に置いておきました。

ん???ちょっと待てよ(・∀・)?
0歳のクリスマスの時って「サンタなんて面倒とか思ってたのに、なんでこんな手紙をしたためたりサンタの折り紙折ったりしてるんだ??」

育児をしてるとたまにこのフレーズが頭をよぎる、理想で思い描いてた道は現実に踏み荒らされることもあるけれどその過程で生れた思い出は、輝きとなって残っているってこと(個人的解釈です)きっとそいうことの繰り返しなんだろうな。

理想で作った道を 現実が塗り替えていくよ
思い出はその軌跡の上で 輝きになって残っている


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