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59.秋分の日〜お彼岸におはぎを食べる理由〜

秋分の日
祝日ではあるけど一体どんな日なのか意識していない人も多いのではないでしょうか?
むしろお彼岸といった方がどんな日かピンと来るかも。

お彼岸に食べるものといえば「おはぎ」
スーパーやコンビニで「おはぎ」がいつもより多く売っていたのを見かけた方も多いはず。


なぜお彼岸には「おはぎ」を食べるのか

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そもそもなぜおはぎを食べるのか。
ふと疑問に思って調べてみたところ、しっかりと理由がありました。

おもちは五穀豊穣、小豆の赤色魔除けに通じると古くから信じられており、邪気を払う食べ物としてご先祖様にお供えされてきたのだそう。
また、今と違って昔は甘いものが貴重だったため、「ぼたもち」といえばご馳走で、大切なお客様、お祝い、寄り合いなどで振舞われ、法要の際にも必ずお供えしていたことから由来しているそうです。

また、「もち米」と「あんこ」2つの物を「合わせる」言葉の語呂から、ご先祖様の心と自分たちの心を「合わせる」という意味もあるのだとか。

食べることが重要なのではなく、お供えすることが重要なんですね。


「おはぎ」と「ぼたもち」に違いはあるの?


おはぎについてもう一つ疑問が

それが
「おはぎ」と「ぼたもち」は別のものなのか同一なのか問題。

私はずっと地方によって呼び方が違うパターンだと思っていました。


しかし、
「おはぎ」と「ぼたもち」は別の存在だった!

違いは下記だそうです。

■呼び名
春に咲く牡丹の花にちなみ、春は「ぼたもち」といい、「牡丹餅」と書きます。秋は萩の花にちなんで「おはぎ」といい、「御萩」と書きます。
■作り方:形の違い
牡丹は大きくて丸い花、萩は小さくてやや細長い花。そこで、「ぼたもち」は大きめで丸い形に、「おはぎ」は小ぶりで俵の形に作ります。
■作り方:あんの違い
材料となる小豆は秋に収穫されます。とれたての小豆が使える秋は、皮ごと使った粒あんに、冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして使っていました。だから、「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」は粒あんを使って作ります。

まさかここまで違うとは思いませんでした。

私はこしあん派なので春がいいなぁ笑


このご時世お墓参りはなかなかいけない方も多いはず。
そんな方も後のお彼岸の間におはぎを食べて、ご先祖様や親族を思い浮かべてみるのもいいのではないでしょうか?


ではまた次回♪


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