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自分の姿勢を気にかける

 「姿勢」はメディテーションの練習でも一番重要なポイントです。メディテーションでも大事ということは、日常生活でも自分の姿勢を気にかけることも重要です。さて、今あなたの姿勢はどうなっていますか?
食事をしている時の姿勢。仕事場へ向かう時の姿勢。人と会話をしている時の姿勢。私たちの心の状態は目に見えるものではありませんが、実は体にも現れているものです。目の動き、手の動きなど。緊張している時には手が震えるように、心の動きは体にも現れます。

 メディテーションでの座る練習では、まず第一に今いる場所に腰をかけ、席につくことからスタートします。今ここにいる場所を体で体感します。
お尻で床、椅子に座っている感覚をしっかりともち、背中はまっすぐ。凛とした態度を持ちながら、柔らかさのある姿勢から始めます。この姿勢を取るだけで今ここにいる感覚が少しでも味わえるかと思います。

この姿勢で自分の呼吸に注意を払い練習をしますが、いつのまにか体は最初にとった姿勢とは違っていることも。座っている間の姿勢の意識もくづれているものです。だんだん背中が丸まってきて、視線を落としすぎていたり、肩や背中に力が入っているかもしれません。落ち着かないのが、手の動きに現れているかもしれませんし、目がキョロキョロすることもあります。

大事なことはそれらを直すことではなく、自分で自覚することが重要。自分の姿勢がどうなっているのかわからない。というのは、余裕もなく頭の中のおしゃべりにどっぷり浸かっているようなもの。気がついたら、評価判断することなく、最初にとった姿勢をもう一度作り直してみましょう。それだけで、いったん頭の中のおしゃべりをストップすることができます。

ヨガの指導をしている時に、自分の指導している時の姿をビデオで撮ってみるのがとてもいい練習になる。と教わったことがあります。私はそれがとても苦手でした。思ってもみない行動をしている自分を見てはとても恥ずかしい気持ちにもなり、自分で自分にショックを受けてしまうからです。
しかし、それが現実であり、実際に起きていること。それをちゃんと自分で見て、それを過剰に悪く評価したり、褒めたりすることなく、振り返ってみることは自分の心とも向き合う機会になりました。
そして、実際に指導の面でも自覚は非常に重要です。

日常生活で自分の姿勢がどうなっているのかを自分で自覚するのは非常に難しいです。忙しい毎日で、自分の思うがままに生活をしていては、気が付く余裕もありません。

まずは意図的に、一度、席につき、止まって座る姿勢を整えて、メディテーションのプラクティスを日常に取り入れるのがおすすめです!

メディテーションはその時だけでなく、日常のさまざまな場面、仕事でも人間関係でも、家事、趣味、もちろんヨガの指導でも役に立ちます。
是非、お試しください^^

Truenature



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