感想:映画「子宮に沈める」
「子宮に沈める」を観ましたので感想を書きます。
感想というより、元になった事件についての話が多めです。
まず初めに、わたしは鬱映画と呼ばれるものに耐性があるというか好きなのですが、それでもこの映画はきつかったです。
「凶悪」も「怒り」も大好きだけどこの映画はきつかった。
いや、「怒り」は観た後しんどい気持ちになりますけど、それより上。
前情報として、「鬱映画」ということだけは知っていたので興味を持っていたものの、なかなか観る機会がないまま今日初めて観ました。
実際に起きた事件を元にした話という点では前述2本と同じですが、対象が子供なのがきつい。
子供はどちらかと言うと苦手な方ですが、泣き声聴き続けるのってこんなに辛いんだなと思いました。
子育てを出来る方は本当にすごいです。
話が逸れましたが、元になった事件というのがこれ。
Wikipediaは詳細書いてないので然程きつくないですが、当時はかなり大々的に報道されたので知っている方も居ると思います。
何より、わたしは被疑者のことを知っています。
親しかった訳ではないのですが、被疑者の家庭環境も知っています。
そういう事情もあり、身近ではないにしろ知っている人がこんな事件を起こした犯人というのが分かった当時は本当に驚きました。
家庭環境を詳細に知っていると、多少同情の余地はあるかとも思うのですが、起こした事件がこれという時点で同情することも良くないかと感じるのでこの辺りで。
映画の感想としては、「元になった事件のことを考えれば多少ましなのではないか、いや果たしてそうか?」という感じです。
元になった事件:被疑者は子供二人を残した上部屋から物理的に出られなくして放置、子供二人は餓死
映画:子供二人を残して部屋から物理的に出られなくなるのは同じだが、下の子が餓死した後母親は帰宅し、上の子を殺して椅子に並べた子供二人に自分が編み掛けたマフラーを巻いて涙を流す
正直どっちもどっちですが……。フィクション且つ母親が反省(なのか? あれは)するという点ではまだ映画の方がまし……?
結論付けるのは難しいですが、とりあえず映画でもしんどかったのに実際起きた事件というのが怖いところですね。
ただ、映画のラストで泣きながらシャワーを浴びていた母親が突然目をぎょろつかせるところは怖かったです。
作業しながら観ようと思っていたので最初の方あまり画面見ていませんでしたが、始まってすぐにそんな映画じゃないなこれと思い直してちゃんと最後まで観ました。
観る機会を逃し続けていたのに何故今日観る気になったかといえば、「知っている人が起こした事件が元になっている」ということを知ったからです。
観たことについて後悔はしていませんが、二度目は観たくないかな……。
普段感想とか書かない上にわたしは統失なので話が色んなところに飛んでいて読み辛かったらすみません。
また何か観たり読んだりしたら感想書こうと思います。