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視覚が制限されることで想像力を再考する。(オンラインとオフライン)

僕がDabelを使い始めたのは4月20日ごろだったので、そろそろ2ヶ月が経とうとしている。5月末には緊急事態宣言が解除されるも、まだまだ先は見えない。そんな不安を払拭するかのようにオンラインフェスがはじまって、おわった。 それから数日経って、ほだされた余韻に浸たりつつ、ニューノーマルと呼ばれる日常が始まるも、僕は変わらず毎日Dabelを開いている。


何を求めてアプリを開き、見知らぬ人の声を聴くのか。

アフターコロナと言ってもマスクを付ける程度で、それ以前の生活と特に変わることもない。日常生活としては家庭や仕事だけでなく、地域社会との関わりもあるので、特に他者との関わりが排除されているわけでもない。そんな状態にもかかわらず、他者との関わりを欲している。

10年ほど前にTwitterを始めた頃の記憶と重なる。毎日見知らぬ人とテキスト・コミュニケーションをすることで脳が刺激されて、心地良さに繫がっていた。まったく違う世界にいる人と簡単に繋がる体験が、何気ない日常生活の中にその人との関わりを通して別の視界が広がっていったことを覚えている。

当時のTwitterで起こった体験を、それ以前の経験と照らし合わせてみると、見知らぬ街に出向き、他者と関わっていた旅の体験と似ていると感じていた。携帯電話の小さなモニターの中に流れる見知らぬ人がつぶやくテキストから、その人の考えや感じていることに触れる。(今のTwitterとはまったく違う世界かも知れない)

そして、1996年から10年間、毎年海外を訪れていたんだけれど、見知らぬ街に出向き、他者と関わる体験は、自分を開放するだけでなく、自分の偏見や固定観念のようなものをも簡単に上書きしていく作用があって、旅をするだけで人は成長するんじゃないかと思っている。

僕の中では「旅」も「Twitter」もそんな価値ある体験ができる手段なんだけれど、突然、Dabelに出会った。Dabelは音声コミュニケーションを主体として他者とおしゃべりできるアプリなんだけれど、僕が「旅」を通して得ていた奇跡の時間が再現されていた。耳から聞こえてくるのは本当に人の声、僕の考え方と違う人、違う世界に生きる人との関わりがアプリを通して触れることができ、日常生活に潤いがもたらされたような錯覚もあった。

人の肉声はテキストなどのアウトプットよりも人の存在がはっきり現れ、男女の差や、年齢など、これまで作り上げられた社会的な立場なども簡単に超越していた。それ故、声による圧力や、接し方次第では、容易に人を傷つけてしまうこともできるだろうし、実際、使い始めて間もない頃、僕も見知らぬ人の考え方に触れ、その考え方が理解できず、完全に否定してしまったことがあった。今は反省しています...

視覚を使って補うことができない故、普段よりも想像力が必要で、相手を尊重したコミュニケーションが大事なんだと思っている。それは面倒くさいことではなく、自分が試されているんだ。


O&O(ODEKAKE&OTOMARI)

6月8日、流れに巻き込まれるように、僕はコミッティという旗振り役になった。見切り発車で始まる仕掛け「O&O」、事の様子を客観的にみる立場ではないけれど、若干そんな気分で関わることにしている。

オンラインとオフラインの融合自体は珍しいことではないけれど、Dabelを通した体験では、基本的な感覚機能である五感を制限することで、これまで意識してこなかった感覚が生まれて、脳が活性化していると思っている。視覚を制限されたコミュニケーションは、聴覚を集中することで想像力を増大させている。

そんな体験(=価値)は、より多くの人が関わることで変化していくだろうし、変化しないと陳腐化するのは世の常であることから、ただ単にDabelを使う人が増えるといいなぁ〜と思っているだけなんだけれどね。

6月27日・28日にちょっとした機会を設けるようにしているけれど、僕個人的にはそれは節目の1つでしかなくて、もう始まっているんだよってことを強く言っておくわー♪

https://www.odekakeotomari.club/

Home:おすすめユーザーのアーカイブ(過去の配信)をご紹介している(ほぼ僕の好みで継続的な更新をしている)。アーカイブはDabelアプリを使わなくてもウェブブラウザにて視聴できます。

Statement:Dabelの創業者である井口尊仁さんによるメッセージ。

Kick Off:キックオフとして設けた6月27日・28日に開催されるプログラムの一覧。別途設けているGoogleスプレッドシートに記述していただく内容から絶賛更新中。

Cover Art:写真とO&Oを組み合わせみたり、O&Oのイメージを描いてみたり、誰でも参加できるアート企画(これもっと参加者増やしたいわ)。


Dabelとは

Dabelって何だろうって興味を持っていただいた方は下記ご覧くださいー(僕が寄稿している記事もあるよ♪)


#dabel #オンライン #オフライン  

僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。