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コロナにおける可能性の制限。被写体さんを伴う撮影について。

現在、被写体さんを誘っての撮影は中止しています。理由としては、もちろん、コロナウイルスの感染リスクを考えてです。しかし、果たしてこのまま撮影を中止するべきなのかを考えるようになってきました。

まず、元々、この一年は被写体さんを伴う撮影を行い、腕を上げてスキルを磨くつもりでした。しかし、非常事態宣言もあり、2か月ほどまったく撮影ができず、そしてあけたあともすぐにコロナの感染者が増えてきて現在、中止しています。結局撮影は数件どまりで技術を上げるには、まったくといっていいほど数は足りません。

にもかかわらず、仕事などの義務的なことには行き、自分自身として大事にしたいことは先延ばしになっているこの状況は、むかつくというか、イラつくというか、とても歯がゆい思いをしています。

正直言って、撮影を自粛していても通勤などでコロナにかかる可能性もありますし、また、明日事故で亡くなる可能性もあるのですから、自粛してすごく後悔することにもなりかねません。この世界にはコロナ以外にもリスクというものはあるのです。

それに、おそらく感染者数は今後数年は0になることはなく、コロナとの共存をしていかなければいけない状況になるでしょう。数年後も撮影を自粛しているのか。

コロナにおいてはよほど人の迷惑にならない限り、その人が何を大事に思い、いかに考え自分自身の責任のもとに行動していくことで、その人らしい生き方を実現していく必要があります。自粛するのも、ある程度コロナ前の生活を変えないのもそれぞれの自由と責任のもとにあります。ぼんやりと過ごしていたのが、意識的に生きていかなくちゃいけないという意味で、その人らしさが浮かび上がってくるのです。

僕ももう少し考えながら、コロナ禍における被写体さんとの撮影を考えていきます。

ただ、おそらく撮影はいずれ再開します。ただし、必ず人通りの少ない屋外で、撮影中も被写体さんにはマスクを着用してもらいます。お互いに安心、安全でいられる撮影にします。


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