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コロナが奪ったもの。久しぶりにブックオフにでかけて。

今日、用事が終わったあとに久しぶりにブックオフに行ってみた。コロナ以降、仕事やポートレート撮影など他人と約束してでかけることはあったが、いわゆるショッピングに出かけたりはほとんどなかった。

目的もないけれどぶらぶらとブックオフの本を眺めて、何を買おうかじっくり選ぶのは想像以上に楽しく、久しぶりにのんびりとした時間を過ごせた気がした。

思えば、コロナになる前は休日になると、図書館や喫茶店、ショッピングモールでゆっくりと一人でのんびりとした時間を過ごすのが好きだった。一日家にいると何もする気が起きなくてネットサーフィンをして時間がつぶれる人は多いと思う。僕もそうなるのがわかっているから、外に出かけてメリハリをつけるのを大事にした。

だけれど、コロナがあってからは、本当に人との約束や必要最低限のことでしか外に出かけることがなくなった。喫茶店はあれから一度も行っていない。家にいてもやる気が起きずにだらっと過ごす無為な時間は、あとから振り返ると後悔ばかりだけど、やはりずっと家にいると脳へ送られる血流も増えないから動こうにも動けない。

コロナは増えてきたし、密になる環境には行かないようにはする。だけれど、喫茶店や本屋などは僕にとって必要な場所で、そこに行くことで僕はより僕自身として生きていける。それは、ただ単に生きているのとは違う。

人間にとって余暇活動はその人らしく生きるために必要な大切なもので、余暇活動はそれぞれ固有に違ってくる。今、この余暇活動が制限されてきている。特に、舞台や旅行、ライブに飲み会にバーなどは安心して行えないし、社会的に厳しい目でみられつつある。

人はただ生きているだけでは物足りないものだ。そして、その物足りなさが技術と文化を発展させてきた。物足りなさをなくしてはいけない。

特に今、余暇活動が制限されている人たちがいる。僕は言いたい。求めるのは自然な感情で、趣味が奪われてきつい思いをしているだろうね、と。共に乗り越えよう、と。


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