見出し画像

【絵の回顧録】 『蒼の安息』 vol.2

今回も昔、描いた絵を記事にします。前回、紹介した絵の記事は以下からご覧いただけます。

題名 『蒼の安息』

note ニケ

制作(完成):2009年2月 /  画材:色鉛筆 / ベース:画用紙(B4)

1.絵について

「サモトラケのニケ」の彫像が好きすぎて描いた絵です。

博物館に展示されているニケの彫像は翼があるのに狭い空間の中に閉じ込められているような印象を受けたので、せめて絵の中で大きく羽ばたいたほしいと思い描きました。

手前から「草原」から「海」、そしてニケの翼で「空」。最後に「宇宙」という順に遠い世界まで見通し羽ばたけるイメージで背景を描きました。

2.「サモトラケのニケ」とは

「サモトラケのニケ」は言わずもがな名前は知らなくても見たことあるよ!と言う人が多いのではないでしょうか。
とても有名なところ話では世界的靴メーカー「ナイキ」も「nike」から来ているそうです。

(詳しくは以下のWikipedia様をご覧ください。)

3.制作時の思い出

すでに出来上がった芸術をさらに絵に起こしていくことは考えていた以上に難しい作業でした。でも描けば描くほど細部まで知ることができ楽しかった思い出があります。

ただ、いま見ても当時(今も)写実ばかりの私が想像力をふり絞り出して描いた背景で、気恥ずかしいほどのクオリティでやばいです。。

とにかく当時は青色にハマって青系の色鉛筆ばっかり使っていたので未だに減り具合がダントツです。笑

(ちなみに色鉛筆はこの頃からステッドラーを使っています。)

画像2

4.最後に

この頭部と腕がない「サモトラケのニケ」の彫像にどれだけの人が想像力を掻き立てられたのか「未完の完成」という表現がぴったりの彫像だと思います。

かく言う私も今も非常に想像力を巡らせてます。

何かの本に「人は物事に意味を持たせたい生き物」という言葉が書かれていましたが正にこの「サモトラケのニケ」の彫像が魅了されている一つの要因だと私は思います。

この彫像のように「未完の完成」と言えるような絵をいつか表現できないか、それが私の一つの夢です。


最近、Twitterもやってます。宜しくお願いします。

Twitter : https://twitter.com/sahara_226


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?