見出し画像

CDOとして組織とデザインに向き合った2021年

こんにちは!Another works CDOのKimです。
Another worksアドベントカレンダー4日目を担当させていただきます。
そろそろクリスマス。子どもたちにサンタさんをしないといけない時期が来ましたが、何も準備ができておりません…師走…🎅🤶

ということで、せっかくの機会なので、Another worksでの1年を振り返ってみました。

振り返り・大きく成長した2021年

2021年はサービスとしても会社としても大きく成長した1年でした。
売上ベースでも1年で3倍以上成長・登録タレント数も2倍以上になり、社員数も3名から20名ほどになりました。
4月には資金調達を実施し、オフィスも移転・夏には増床も行いました。
管理部門が新設され、経営陣に新メンバーが加入しました。

2020年末に引っ越して恵比寿にオフィスを移転しました
資金調達リリースの写真を桜の前で撮りました。みんな少し若い?

こうして急拡大する中で、個人では「デザインとは何か」「デザインで何をすべきか」を考えた1年でもありました。

5月:サービスのリブランディング

事業が成長し、組織が拡大していくと共に、できることも増えていきました。チームの捉え方、プロダクトの作り方も少しずつ少しずつ変化していき、その中でデザインのあり方も考えていきました。

中でも大きな変化だったのがサービスのリブランディング。
「Another works」から「複業クラウド」へ変更する、というものでした。
ロゴやデザイントーンの改善ではなく、サービス名称からして変更する意思決定は非常にチャレンジングかつワクワクするものでした。

…ただ、考えるのと実際にやるのでは全く話は別で、タグラインを整理し、ロゴを作り、クリエイティブを一新し、プロダクトに落とし込んだあの日々は、とてつもなく大変で壮絶な日々でした。

ロゴのモチーフを絞り込む会議の1枚
複業クラウドロゴ完成版。ラクダのこと以外考えない1週間もありました。



7月:正社員デザイナー第1号の入社

3期目に入るまで、デザインチームはインターン生と複業メンバーで構成されていました。メンバーのほとんどはフルタイムの時間は取れず、権限委譲も難しかったため、開発のほとんどをCTOが主導し、社のデザインはプロダクトから社内資料に至るまでほぼ全て私が担当していました。

そんな中、2021年の7月に待望のデザイナー正社員1号としてジャンプに入社していただけたことで、完全に属人化していたデザイン機能が少しずつ組織内に仕組みとして浸透させていくことができたと思います。

ジャンプ。期待の若手デザイナー。本当に助かってます。

彼女のおかげで大きく変わったのは、ユーザー、特にタレントの声をしっかりと聞くことができるようになったこと。
ユーザーインタビューの仕組み化が進み、仮説立案→実施→分析→UX落とし込み→タスク化・実装のフローが効率的に組めるようになりました。

また、プロダクトチームのハブとしてCSチームとの連携を行うことで、企業ユーザーの声も適切に抽出。toB / toC 両方を向いたツーサイドプラットフォームである私たちにとって、両者の声を解像度高く把握できるようになったことは非常に価値あるステップでした。

8月:プロダクトチームのミッションとバリューを設定

元々CTOと私の考え方や好きな姿勢がかなり近かったこともあり、言葉にする理由もなかったのですが、チームメンバーが増えたこともあり改めて全員でしっかりと話し合いながら、ミッションとバリューを言語化することにしました。

2面あるホワイトボードが何度も埋め尽くされました

Mission
プロダクトの力で、人の世界を広げる

Value
1. Wired in 熱中せよ
2. All are Owners 全員がオーナー
3. Make Harmony 調和を目指して

Valueは行動指針と訳されることが多いですが、Another worksでは代表の言葉で「憲法」という風に捉えています。
プロダクトチームの大切な言葉、そして憲法として、これからも遵守していく所存です。

11月 :Design Door誕生

兼ねてより

  • デザインアウトプットの機能効率と効果の最大化

  • プロダクトを通した「サービス・企業価値」の最大化

  • 上記を目的とした「デザイン」の社内認知とルール化

を行いたいと思っていた私は、クォーターが切り替わるタイミングでデザイングループを組織に定着させる動きを行いました。

名称とロゴ

このロゴとコンセプトを作ったのは約2年前にインターン生としてAnother worksのドアを叩いた小田くんです。
ロゴの制作秘話もあるので、ぜひ読んでみてください🍍
https://note.com/odacchi19_05/n/nccb400b45e9c

完全にデザイン初心者だった彼が、この2年で大きく大きく成長してくれました。来年春からはAnother worksの正社員として入社してくれることも決まり、非常に楽しみにしています。

次の1年に向けて

私だけがデザインのモノサシになってしまうと、私の能力を超えるものは絶対に作れません。
だからこそ、「デザイン」という言葉と向き合い、採用をし、チームに名前をつけ、デザインを個人のものではなく皆のものにし、Another worksの価値を上げる手段として活用できる準備を整えた1年でした。

次の1年では、Another works, 複業クラウド のブランドをより成長させていこうと思います。 そのために、私たちが思う複業について、採用について、Another works という会社について。 より強い外部発信とそのための投資を行い、サービスのグロース、採用力強化、会社の価値向上に向けて引き続きひたむきにデザインと向き合っていこうと思います。

Value 「Top of View - 組織の代表として -」

Another worksには9つのValue = 憲法があります。
2期を超え3期目に入り、組織が次第に大きくなる中で、メンバー一人一人が自分自身が如何に会社を変えられるか。まさに組織の代表としての自覚を持って仕事を行なってきた1年だったと思います。

Another worksでは何か失敗したり、難しいことがあったときに、外部に責任を押し付けるメンバーはいません。 その代わりに、嬉しいことや達成したことがあればみんなで祝福する文化があります。 2022年も、その先も、一人一人が組織の代表として活躍し、成長し続けられる会社でありたいと思っています。


最後に

改めて、共にデザインと向き合い、最高のプロダクトとチームを作っていける仲間を探しています。
デザイン組織づくりに興味のある方、UI/UXで大きなインパクトを作りたい方。ぜひ一度お話ししましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?