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ユナイテッドが1億2000万ユーロを支払う条件は・・・

ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョを巡る駆け引きに注目が集まっている。

『ビルト』の情報によれば、マンチェスター・ユナイテッドがドルトムントがサンチョの移籍金として要求する1億2000万ユーロを支払うのは、チャンピオンズリーグの出場権を獲得した場合のみだという。
まずはチャンピオンズリーグ出場権、それが実現した後に1億2000万ユーロのオファー。
これがユナイテッドのサンチョ獲得プランだ。

そして今のところ、サンチョはドルトムントに残留する可能性が高くなっている。

月曜日(13日)に行われたプレミアリーグ第35節サウサンプトン戦で、終了間際の96分に同点弾を被弾し、2-2で引き分けてしまったユナイテッドは、3位浮上のチャンスを逃した。
マンチェスター・ユナイテッドは、リーグ戦残り3試合でレスターと同勝ち点の5位(勝ち点59)。
最終節はそのレスターとのアウェイで直接対決であり、チャンピオンズリーグ出場権をかけた事実上の決勝戦となるかもしれない。

1つはっきりしているのは、サンチョがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を希望していることだ(サンチョとドルトムントの契約は2022年まで)。
サンチョはイングランド代表でチームメイトであるマーカス・ラッシュフォードとも仲が良い。

サンチョはすでにユナイテッドへの移籍は、新シーズンもチャンピオンズリーグでプレーし続けられる場合のみの選択肢であることを明言している。

ドルトムントのハンス ヨアヒム バツケCEOとミヒャエル ツォルクSDを中心とするドルトムント上層部は現在、サンチョの去就についてはプレミアリーグが終了するまで決まらないと想定している。
ただ、それにもかかわらず、2人はリラックスして状況を見守ることができるという。

2017年に784万ユーロというバーゲン価格でマンチェスター・シティから獲得したサンチョが去ることになれば、ドルトムントは1億2000万ユーロの移籍金が手に入る。ドルトムントはその一部を使ってコロナ危機による4500万ユーロの損失を補填したいと考えている。そして残りの資金は、可能な限り後釜の確保に充てる考えだ。

逆にサンチョが残留することになれば、ドルトムントは来季のブンデスリーガ優勝を目標として宣言できる可能性が再び高まることとなる。

ドルトムントにとっては贅沢なシチュエーションのように見える。


【Source】7月16日、Bild

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