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バイエルンはザネ獲得へ ベルナーは来ない

『Welt am Sonntag』で、バイエルンのハサン・サリハミジッチSDは、今夏の移籍市場で「ヨーロッパのトップタレントで国際的なスター選手を獲得するつもりだ」と発表した。
これは勇気ある一押しだ。
なぜなら、カール・ハインツ・ルンメニゲCEOは、コロナ危機のために移籍プロジェクトを無期限に延期していたからだ。

そして、そのスター選手はリロイ・ザネ(マンチェスター・C)になる可能性が高まっている。

『SPORT BILD』の情報によると、数週間前にバイエルンのハンジ・フリック監督はマンチェスターCのザネと電話で会話をしたという。その会話は30分にも及ぶものだったとのこと。
この30分の電話による会話は、物事を大きく変える特別な意味を持つ。

以前からフリック監督はザネ獲得には懐疑的であるとされてきた。
1億ユーロ以上とも言われる移籍金に加え、ザネは長期離脱中であったからだ。
これまでフリック監督はザネの代わりにベルナー(ライプツィヒ)獲得を支持してきた。

一方、サリハミジッチSDはザネ獲得を支持しており、フリック監督と意見が分かれていると報じられていた。
サリハミジッチSDには、選手の補強プランを立てるうえで大きな後ろ盾があり、ウリ・ヘーネス前会長がヘルベルト・ハイナー会長と緊密に相談しながらサポートしている。

記事によれば、クラブ幹部に就任したオリバー・カーンが、サリハミジッチSDとフリック監督の緊張関係を解消するため間に入った模様。
これにより、フリック監督のザネ獲得に対する懐疑論は一掃されたようだ。
フリック監督とザネの電話による話し合いを経て、バイエルンは道筋が明確となり、ザネ獲得に本格的に動き出す。
マンチェスター・Cは8500万ユーロ前後の移籍金を要求している。
コロナ危機による中断前よりも大幅に低い金額となっているが、バイエルンは7000万ユーロくらいと考えている。

『Bild』の情報によると、ベルナーが今夏バイエルンに移籍する可能性はなくなったようだ。
バイエルンはベルナーにも関心を示していると報じられており、今季開幕前には2500万ユーロで獲得可能だった。
しかし、バイエルンはこのチャンスを生かせなかった。
ベルナーは昨夏、ライプツィヒとの契約を2023年まで延長しており、契約解除条項は6000万ユーロに設定されていると報じられている。
ベルナーにはクロップ監督率いるリバプールが強い興味を持っているとされている。

【Source】4月30日、Bild

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