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【ネタバレ有】君たちはどう生きるか 感想&考察

2023/7/14に公開された
スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」を観てきたので感想&考察です。

情報ゼロのまま見た方が絶対にいいので、
まだ見ていない方は必ずここで戻っていただきますようよろしくお願いします!



感想

賛否分かれる評価の中、個人的には…

本作は賛否両論飛び交っていますが、私はどちらかというと否定派です。

ただ、"どちらかというと"というだけです!

確かに期待したほど面白くなかったし、
意味わからん要素詰め込みすぎ感、
観客置いてけぼり感、
誰に感情移入したらいいかわからん、
という感じにはなりました!

鑑賞前のと鑑賞後のギャップ

私の見る前のイメージは
「風立ちぬ」的な穏やかな作風で、
鳥のキャラが主人公に「生きるとは、命とは」を語り、
「生きねば」って主人公がなって終わる系、、でした。

(それ、「風立ちぬ」やん…………)

しかし実際は、
「千と千尋」「ハウル」に近い神隠し系・魔法ファンタジーですね。

良かった点

流石、ジブリなので、絵は最高です。
美しい自然・建物・インテリアの描写は、絵画そのものですね。

頭の中で
「嘘みたいだろ…人が描いてるんだぜ…」ってタッチの達也がつぶやいてました。

個性豊かなキャラデザイン、おばあちゃんのバリエーション豊かさもすごい。

そしてもののけ姫や千と千尋などで見られたもう気持ち悪い表現が半端ないです。
キモさで鳥肌立つ系です。
鳥がめちゃくちゃ出てくる作品ですがマジ鳥肌。

考察

大叔父=後継者に悩む宮崎駿。13個の積み木は、ジブリ13作品なのでは。

大叔父=宮崎駿は多くの方の考察でもある通りなのでそうなんだろうなと自分も思いました。

13個の悪意ある積み木は何なんだろうなと。
それってきっとジブリの以下著名かつ主要13作品を指してるんじゃないかなと思うのです。

  1. 風の谷のナウシカ

  2. 天空の城ラピュタ

  3. となりのトトロ

  4. 魔女の宅急便

  5. 紅の豚

  6. 耳をすませば

  7. もののけ姫

  8. 千と千尋の神隠し

  9. ハウルの動く城

  10. 崖の上のポニョ

  11. 借りぐらしのアリエッティ

  12. 風立ちぬ

  13. 君たちはどう生きるか

危ういバランスの中、スタジオジブリの作品を積み上げてきた宮崎駿。
宮崎駿ワールドはもうすぐ倒壊を迎える。
俺は13作品こう生きた、君たちは新しい時代をどう生きるのか?(残されたスタジオジブリ諸君、どんな映画を作っていく?)って感じのメッセージに見えなくもない気がしています。

可愛かったキャラ

ワラワラ
白くてプワプワしたよくわかんないやつ。もやしもんの「醸すぞー」かと思った。
夫が「ワラワラが天に登っていくのは精子を表現している。途中でサウナ入ると熱で死ぬからペリカンに食われる」と謎考察(ちょっと合ってそう)してて笑った。

黄緑のインコ
主人公まひとを食べようと包丁研いでた黄緑のインコ。なんかウィンクしてくる。「これから君を食べるよ★」って言ってそうで、こわ可愛かった。

考察は以上です。
最近映画行くと隣が臭いおじさんに当たる呪いにかかっているので、
早くその呪詛を解きたいです。。