コロナ禍のベトナム進出
昨年(2020),世界中がコロナ禍にあったにも関わらず,果敢にもベトナム進出を決めた会社が,福島県須賀川市に本社を置き,主に住宅建設を行う建設会社「三柏工業株式会社」です。
ベトナム・ホーチミン市における同社の子会社”Tokyo Homes Sanpaku Vietnam”の設立については,日本での必要書類の作成及び領事認証から,ホーチミン市計画投資局への申請書の提出及び調整まで,私が代表を務める法律事務所及びベトナム現地法人が担当させていただきました。
2020年12月の設立手続完了,翌2021年1月からの事業開始を受け,同月23日付けの福島民報紙に,経営についてアドバイスする菊地社長の様子やベトナム進出をするに至った熱い思いなどが,記事として掲載されています。
”Tokyo Homes Sanpaku Vietnam”がベトナムで展開するのは,ベトナムではまだまだ珍しいハウスメーカー事業です。
東日本大震災後の福島県内建設業における人材難時に来日し,三柏工業を救ったベトナムのNgô Quốc Kiệt (ゴ・クォック・キエット)さんが,”Tokyo Homes Sanpaku Vietnam”の社長(Giám đốc)を務めています。三柏工業の危機を救ったキエットさんの「日本での学びを生かし,母国の発展に貢献したい」との夢をかなえようと,菊地社長はベトナム進出を決めました。
既にベトナム向けのホームページも開設されています。
単なる技能実習生の受け入れではない,日本,なかんずく福島とベトナムを繋ぐお手伝いをする機会を得られたことは,ただただ嬉しいです。
引続きこのような仕事をやっていきたい。
なお,ベトナム進出については下記のWebサイトにて詳細を書いていますので,ご興味があれば是非ご覧ください。
東京で弁護士をしています。ホーチミン市で日越関係強化のための会社を経営しています。日本のことベトナムのこと郷土福島県のこと,法律や歴史のこと,そしてそれらが関連し合うことを書いています。どうぞよろしくお願いいたします。