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kintoneSIGNPOST桃太郎

(この記事は「すごくないkintone Advent Calendar 2022」の24日目の記事です。)

#まとまると強い 桃太郎のエピソードを書いてみました。

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんはCybozuDaysのために幕張に、おばあさんは現場に課題ヒアリングに行きました。

おばあさんが現場担当者と業務フローを整理していると、
「ヒョウケイサン!開けてください!ヒョウケイサン!開けてください!」と大きな業務課題が流れてきました。

おばあさんが課題を持ち帰り、おじいさんとCybozuDaysで集めた事例を共有していると、現場から業務改善に主体的に取り組む主担当が生まれました。

おじいさんとおばあさんは主担当に「桃太郎」と名付けました。

桃太郎はすくすく育ちました。一方、おじいさんとおばあさんは一向に開かないヒョウケイサンのファイルが開くのを待っていました。

ファイルに家計簿をつけているのですが、ファイルが開かないので入力できずにいました。おかげで収支が把握できず、いつも月末になると家計は火の車でした。

ファイルはかつて鬼ヶ島の鬼が作ったもので、今は中身がブラックボックス化しており、使うのをやめたくてもやめられない、とおじいさんは言いました。

桃太郎は業務改善に取り組むため、鬼ヶ島の鬼退治に出かけることを決意しました。

おばあさんは、おじいさんがCybozuDaysでもらってきた山のようなパンフレットの中から「kintone」のパンフレットを桃太郎に渡しました。

おじいさんは「ボタンをポチっと押したら、バーッとデータがいい感じに出るやつを作ってくれ」と言いましたが、おばあさんは「業務改善は小さい単位で素早く繰り返すものだ」と一蹴し、桃太郎にまずはチームを作ることを提案しました。

桃太郎は様々な立場や経験を持つ人とディスカッションができるよう、情報をオープンにしてプロジェクトメンバーを募りました。

すると、最初に現場で営業をしている犬が手をあげました。

フットワークの軽い犬は、何でもまずやってみましょう!といって、一足先に桃太郎のチーム内で使うkintoneのアプリを作りました。

続いて、情シスの猿が興味ありげに近づいてきたので、kintoneのセミナーに誘って仲間にしました。

猿は経験豊富で頼りになりましたが、自由気ままな性格でとらえどころのない一面もありました。桃太郎は、猿に自由にやってもらうため、ゆるやかなガバナンス設計をしました。

最後に、こういうことに口を出さずにはいられないキジが、仕方が無いから一緒にやってやると言ってプロジェクトに入ってきました。

キジは前職で使っていたシステムが便利だったことが忘れられず、機能についていろいろと意見を出してくれたのですが、どれも要件が複雑になるものばかりでした。

桃太郎は「まずは基本機能やプラグインで実現できる方法から考えよう」と、提案しました。手段が目的化しそうになっていたキジは、冷静さを取り戻しました。

無事にチームができたので、桃太郎はさっそく鬼退治に向かいました。

鬼ヶ島では、運用に合っていない古いシステムや、サポートが切れたソフトウェア、どれが最新か分からないファイルなどが大量に見つかりました。

ある鬼は「既存システムのデータを全部移行しなければならない!データ構造の調査や、設計が大変だ!工数がかかる!」と抵抗しましたが、桃太郎は「データの断捨離をしましょう」と言って、鬼をなだめました。

また別のある鬼は「承認フローがとても複雑なのでこんなのシステムで設定できない!できたとしてもメンテナンスが大変だ!」と嘆きましたが、桃太郎は「プロセスをシンプルにしましょう。代理承認はコメントでいいじゃないですか」と優しく諭しました。

そして別の鬼が「そんな風にプロセスを変えたら、他にどんな影響があるか分からない。恐ろしい…」とおびえました。桃太郎は「図や表にして可視化しましょう。いきなりアプリを作らなくてもいいんですよ」と、寄り添う姿勢を見せました。

こうして、抵抗勢力だった鬼は課題が自分ごと化し、業務改善に積極的になりました。

桃太郎は鬼の中から現場代表を選出し、他の鬼のサポートや、フィードバック集めに協力してもらうことを約束しました。

鬼を倒したことでkinton導入の承認がおりた桃太郎は、おじいさんにkintoneで家計簿アプリを作りました。

データが蓄積したことでおじいさんの浪費が発覚。課題が見える化したことで打ち手が明らかになり、おじいさんにはお小遣い制が導入されました。

こうして、桃太郎とその一行は、業務改善で毎月の収支が安定し、月末になっても美味しいご飯が食べられるようになりました。

めでたしめでたし。


この記事は、リクルート用語だらけの桃太郎というブログ記事を参考にしました。このクオリティには及びませんでしたが、楽しく書くことができました。

100人いれば100通りの業務改善ストーリー、ということで!

kintoneSIGNPOSTに興味を持った方は、本家のページを見てください。
https://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/


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