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【金の鳩が羽休めて、また旅路へ。何を持ち帰るか、緊急事態の海原の上】


《金の鳩》というお酒のクラウドファンディングがある。 今日最終日である。

簡単にいうと、
大阪の南の方で、障害のある皆さん交えて、
お野菜や有機米作りに取り組む団体があるんだけど、
この度、
せっかく作った米を日本酒に変えたいと考え、
実際に、奈良県の酒蔵にお願いし、
日本酒をつくってもらった、というお話。

今は、
お酒を飲む場所そのものを封鎖にしている現状もあるが、日本酒には日本の文化が詰まっている。

人が人と出会う場に縁や恩が舞うように
どこの国や民族も酒を酌み交わして踊ってきた歴史がある。

マーケティングありきの世の中に偏り、
併せて、
さまざまな国の酒が飲めてしまうのもあるし、
お酒を飲まなくても酔える時代。

豊かで芳醇なカルチャーの香りのある【日本酒】から人が離れ気味なことは一つの事実で。

同時に、文化の担い手(働き手)や依代(この場合、日本酒そのものか)の立ち位置、環境をもう一度考えることは、絶対的に自分達や自分達の類縁のことを大切にすることに繋がるのも事実だと思う。

僕の場合、この【金の鳩】を
この緊急事態の中、誰とどう飲もうかと考えた時に、まず思い浮かんだのは、
妻であり、ビジネスのパートナー達であり、友達、、そして自分自身でした。

写真は、そんな自分自身と向き合う為に、
15分だけ立ち寄ったうちの1つ、
門真市にある三島(みつしま)神社と樹齢1000年を超える楠の御神木。

ここはそもそも行く予定にはなく、
近くを通りかかった時に、とんでもない風に呼ばれて偶然たどり着いたところだったが、
しばし(15分)休憩させてもらったのだった。
金の鳩と共に。

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たかが楠
たかが日本酒
たかが偶然
たかが神
たかがクラファン

されど【営みの凄み】

伊達や酔狂にこそ流されて
神話の世界まで時間を遡り、
少し地球儀を廻してみる、
両の掌の上。 

境内から枝枝の間にみえる蒼天や天晴

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かつて【ノア】っちゅうおっさんが神さんのお告げで、ごっつい方舟(はこぶね)をつくっとったんですわ。

神さん、その頃の人間にめちゃくちゃ怒らはって、もう、潰してまえいうてね、
大雨を何十日降らしはって。
えらい大洪水になってもうて。

せやけど、ノアのおっさんがつくった方舟に乗りこんどった生き物だけはなんとか生き残ったらしいんですわ。

地面なんかまるでみえんくらい水に溢れとる中でやっと雨も止み始めて、そんなある日に、
ノアのおっさんが鳩を放したらオリーブの枝くわえ帰ってきたんですって。

ほんで、ノアのおっさんは
『あ!地面見えてきとんちゃうか?神さん許してくれたかもしらんな!』て喜んだんですって。

そんなところから
鳩は平和の象徴、吉報の象徴になったんですって。

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ノアの鳩と同じように
金の鳩も何かの好転の象徴であるかもしれない。

すたれていきそうな日本文化の露である日本酒に
1人でも新しい興味を持ったりね。

農福連携(農業✖️福祉で繋がることで、それぞれの課題をよりリーズナブルに解決するコンビネーション)について、1人でも新しい興味を持ったりね。

『金の鳩が羽休めて、また旅路へ。
何持ち帰るか、緊急事態の海原の上』


《金の鳩》というお酒のクラウドファンディングがある。 今日最終日である。

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