今回は、SAGAMICO BERRRY GARDENの設備を紹介します。
農地の面積は3,200㎡あり、この上に太陽光発電設備を2基設置しています。発電能力は、それぞれ86kWと42kWの合計128kWです。年間では141,000kWh発電する計画で、この発電量は、一般家庭が1年間に使用する電力に換算すると約47世帯分に相当します。太陽光パネルは地上から2.6mの高さに設置し、パネルとパネルの間は間隔を取ることにより適度な光が農作物に届くようにしています。また、影ができるお陰で、夏の農作業がずいぶんと楽になります。とは言え、今年の8月は猛烈に暑かったぁ~。周りの農家さんは朝早々と作業を終えるのに、我々は不慣れな為無謀にも日中も作業を続ける羽目になりましたが、影があるおかげで随分助かりました。

設備1.1

パネルの下ではブルーベリーを鉢に植え、栽培しています。鉢には潅水用のチューブを設置し定期的に養液を流します。養液は、原水と肥料及びpH調整用にリン酸を混合します。ブルーベリー栽培で注意しなければいけない点として、適正なpHを維持することです。ブルーベリーは酸性の環境を好む為、pH4.5~5.0に保つよう、こまめにpHを測定しリン酸の混合率を調整します。また、水分量は多過ぎても・少な過ぎてもいけないのですが、最適な水分量は天気や成長度合いによって違い、難しいものです。原始的ですが、鉢の片方を持ち上げ、重さで水分量を推し量っています。これを繰り返していると、何となく水が足りているか、少ないか分かってくるので、身体を通して覚えることの大切さを感じています。
さて、この農園の最大の問題点は、「水」です。どうやって水を調達しているか?別の機会にお話ししたいと思います。(小林)

養液システム


狂い咲き

   春だと思って顔を出したら秋でした。

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