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先日、青山学院大学で地域共生を学んでいる学生さんたちが、授業の一環として農業体験にやってきました。ポットの清掃やニンニクの根切り作業などを手伝ってもらいました。その時、さがみこベリーガーデンの印象を聞いたところ、「ここは自然界隈ですね」と話していたのを聞き、面白い表現だなと感じました。今日は、さがみこベリーガーデンの自然界隈を紹介したいと思います。

■緑に囲まれた隠れ家的スポット

都心から車で1時間。相模原の津久井から山中湖に抜ける国道413号線(通称:道志みち)から細い農道を下ると、緑に囲まれた広々とした空間が眼に飛び込んできます。地元の人でも「こんな所に、こんな景色の場所があったのね」と言われるような、隠れ家的スポットです。(最近は地元の人にも知られるようにはなってきています)農園の北には、ハイキングで有名な石老山に続く山並み、南には仙洞寺山を望みます。
春は菜の花。夏はヒマワリ、秋はコスモス、冬は霜の花。いつ来ても花が咲いています。こごみやゼンマイ、タラの芽さらに桑の実など、自然の食材も豊富です。
カブトムシにカミキリムシ、トンボに蝶々。昆虫好きの子供たちにはパラダイスです。
耳を澄ませば、色々な鳥のさえずりが聞こえてきます。畑の中には、キジが卵を産んでいる!

■水の恵み

農園の水は、井戸水を使っています。先日、水質検査をしたところ、大腸菌や重金属類は検出限界値以下、においもなく、透明でとても澄んだ水であることが分かりました。農園の脇を通って標高差70mほど下ると、道志川の河原に出ます。この川は横浜市の水源にもなっており、都会の人びとの命の水であり、さがみこベリーガデンにとってもまさに生命線。蛇口をひねる都度、感謝しています。

秋の道志川

■自然エネルギーの里

近年太陽光発電を巡って環境破壊や災害を誘発する報道が増えてきていますが、このような事例に接するたびに、忸怩たる思いにとらわれます。私たちは環境への負担をできるだけ少なく、そして地域の人びとに受け入れられる太陽光発電のあり方を考え、一つの形としてソーラーシェアリングに辿り着きました。電気を通じて人々を幸せにしたい、そしてここを自然エネルギーの里にしたい、と考えています。
そして見えない電気を身近に感じてもらう為、エネルギーに関するイベントも開催していきます。先日は、「顔の見える電力™」を供給している株式会社UPDATERさんと一緒に、自転車発電体験を催しました。大人も子供も一生懸命ペダルを漕いで電気を作りました。100ワットの電気を作るのにどれだけエネルギーがいるか、皆さん楽しみながら実感してもらったようです。

■味自慢

何といってもブルーベリー!ここには36種類、1,100本のブルベリーがあります。ブルーベリーなんてみんな同じじゃん、と思っているあなた。ここに来て違いを味わってください。種類によって個性がずいぶん違うことが分かると思います。
好評いただいている牛乳+ヨーグルト+ブルーベリーだけで作るスムージー、地元のパン屋さんと共同で開発したタルトも体験してください。そして暑い夏にふさわしい、新たな“おもてなし”も近日中にお知らせできると思います。 

さがみこベリーガーデンの#自然界隈を堪能してください。
(2024.7.4 小林孝)

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