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いいねー、さがみこベリーガーデン!
鈴なりブルーベリー
摘んで食べて持ち帰る
暑い夏ももうすぐおわり
夏のおもい出できたでしょうか

さがみこベリーガーデンの夏の営業は今日で終了です。

ここにはただ楽しいだけではない何かがあります。
ここに来ればきっとそんな何かを見つけて持帰ることができます。
それは、私たちが数年間かけてこの場に詰め込んできた強い想いの裏返しでもあります。

思い返すと、数年前、私たちがソーラーシェアリングの適地を求めてここ相模原の山あいの農地を訪れたときは、農地とは名ばかりで、背丈をはるかに越える雑草に覆われた荒れ地が拡がっていました。
ウーン、どうやってここを再生したらいいのだろう、果たして事業が成りたつようにできるだろうか。そんな思いと併せて、ここに息づいている自然の美しさに大きな感動を覚えたのです。何としてもこの美しい自然と共生して事業を行いたい、そんな強い想いがふつふつと湧いてきました。
さがみこベリーガーデン誕生の原点がここにあります。

事業性だけを考えれば、敷地全面にソーラーパネルを張りめぐらせてその下で栽培にあまり手がかからない半陰性のサカキなどを育てるといった選択肢もあったと思います。
ただ、それではこの美しい自然を台無しにしてしまいます。

私たちが思い描いたことは、「この美しい自然を保全した形で事業を行う。ソーラーシェアリングを設置し、ソーラーパネルの下では夢が描けるブルーベリーを養液ポット栽培という新方式で栽培し、ここを自然エネルギー発電所・生産農園・体験農園が融合した場として機能させる」 要約するとこんなことでした。
しっかり景観を守りながら事業も成立させたい、この事業を通して地域を活性化させ社会に貢献できたらいいなあと思いました。
乗り越えなければならない諸々のバリアを考えると一見無謀なチャレンジに思えるかもしれませんが、それを乗り越えてこそ新しい世界が拓けると信じて進んできました。

さがみこベリーガーデンにはそんな私たちの熱い想いが詰まっています。夏の営業が終わりを迎え、ようやく形が見えてきた昨今ですが、まだまだ道半ば、本番はこれからです。

以下は私たちが今までこの地に詰め込んできた想いの一端です。
|>|> 自然エネルギーをつくる |>|>
 太陽の恵みを上(ソーラー発電)と下(作物栽培)でシェアーするソーラーシェアリングで自然エネルギーをつくる

|>|> 夢を描ける作物を育てる |>|>
 下で栽培する作物は夢が描けるブルーベリー。作り方は最適な養分と水分を最適なタイミングで配管を通して自動的に流す養液ポット栽培方式で生産性をあげる

|>|> 地域に貢献する |>|>
 私たちの事業を通じて地域の雇用を増やし地域の活性化に寄与する

|>|> 豊かな自然を保全する |>|>
 緑地をふんだんに残し、息づいている美しい自然と調和した形で事業を構築する

|>|> 日本の農業に一石を投じる |>|>
 農業が立ち行かなくなった中山間地でも、やり方ひとつで収益をあげられることをこの事業を通して実証したい

|>|> 未来を担う子供たちに学びの場を提供する |>|>
 ここに来れば食とエネルギーの在り方や自然との共生などが実地で学べる

|>|> SDGs推進の一翼を担う |>|>
 持続可能な開発目標SDGsそのものがここにはある、ここをそんな場所にしたい

私は「永遠の未完」ということばが好きです。 夢を夢で終わらせないために、思い描いた理想の姿が世代を超えて引き継がれ進化し続ける、そんな場でありたいと思っています。
これからも皆さんと一緒に、感じ、考え、進化させて行けたら幸いです。
 
(2022.8.20 山川陽一)
 

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