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【やる気が出ないあなたへ】勉強や仕事のモチベーションがあがる話

勉強や仕事、ダイエット。やらなきゃいけないのになぜかやる気が出ない自分のために、モチベーションが上がる話をまとめてみました。

1.01の法則 - 小さな積み重ねが生む大きな成果

皆さんは「1.01の法則」をご存知でしょうか?この法則は、ビジネスや自己啓発の世界で注目されている考え方で、小さな進歩の積み重ねが驚くべき結果をもたらすことを教えてくれます。

1.01の法則とは?

1.01の法則は、毎日1%ずつ成長や改善を続けると、1年後には約37.8倍の成長を遂げるという考え方です。数学的には、1.01の365乗を計算すると約37.8になることに基づいています。

反対に、毎日1%ずつ後退すると、1年後には約0.03倍(0.99の365乗)になってしまいます。つまり、わずかな違いが長期的には大きな差となって現れるのです。

なぜ重要なのか?

この法則の重要性は、以下の点にあります:

  1. 一貫性の力: 大きな変化を一度に起こすのは難しいですが、小さな改善なら毎日続けられます。複利効果: 成長が成長を生み、雪だるま式に効果が大きくなります。

  2. 長期的視点: 日々の小さな努力が、長期的には大きな成果につながることを示しています。

  3. モチベーション維持: 小さな進歩でも毎日実感できるため、モチベーションを保ちやすくなります。

実践のヒント

  1. 具体的な目標設定:「1%の改善」を具体的な行動に落とし込みましょう。

  2. 進捗の可視化: 日々の成長を記録し、振り返ることで モチベーションを保ちます。

  3. 習慣化:小さな改善を日常のルーティンに組み込みましょう。

  4. 柔軟性: 完璧を求めすぎず、小さな前進を評価する姿勢が大切です。

まとめ

1.01の法則は、「継続は力なり」を具体的に数値化した話ですね。なんでかけ算なのかは謎ですが、それでも”毎日コツコツ”を数値化して少しでも前に進めるモチベーションアップにつながると感じます。逆に、「これくらいでいいや」といい加減な達成感や現状維持では、目標に向かって後退しているかもしれない。という戒めにもなる言葉だと思いました。日々の小さな努力が、やがて大きな成果となって現れることを信じて、一歩ずつ前進していきましょう。


10,000時間の法則 - 成功への道のりは時間がかかる

「才能」や「天賦の才」という言葉をよく耳にしますが、実際の成功にはそれ以上のものが必要です。マルコム・グラッドウェルが提唱した「10,000時間の法則」は、真の熟達には膨大な時間と努力が必要であることを示しています。

10,000時間の法則とは?

この法則は、どんな分野でも世界クラスの熟達者になるには約10,000時間の練習が必要だという考え方です。これは単なる時間の累積ではなく、目的を持った練習を指します。

グラッドウェルは、ビートルズやビル・ゲイツなどの成功者を例に挙げ、彼らが成功を収める前に約10,000時間の集中的な練習や経験を積んでいたことを指摘しました。

なぜ重要なのか?

  1. 努力の重要性: 才能だけでなく、継続的な努力が成功には不可欠であることを示しています。

  2. 長期的視点: 即時の成功を期待するのではなく、長期的な成長に焦点を当てることの重要性を強調しています。

  3. モチベーション: 成功への道のりが長いことを理解することで、短期的な挫折に対する耐性が高まります。

  4. 計画性: 目標達成に必要な時間を具体的に想定できるため、より現実的な計画が立てられます。

批判と考察

この法則は広く知られていますが、批判も存在します:

  1. 個人差の無視: 才能や適性による個人差を考慮していないという指摘があります。

  2. 質より量: 単純な時間の累積よりも、練習の質が重要だという反論もあります。

  3. 分野による違い: すべての分野で同じ10,000時間が必要とは限らないという意見もあります。

実践のヒント

  1. 目標設定: 長期的な目標と、それを達成するための短期的なマイルストーンを設定しましょう。

  2. 効果的な練習: 単に時間を費やすのではなく、意識的で集中的な練習を心がけましょう。

  3. 進捗の記録: 練習時間と成長を記録し、定期的に振り返ることで モチベーションを維持しましょう。

  4. 環境整備: 集中して練習できる環境を整え、継続的な学習をサポートしましょう。

まとめ

10,000時間の法則は、成功への近道はないことを教えてくれます。しかし同時に、継続的な努力によって誰もが熟達者になれる可能性を示しています。

私の大好きなSLIPKNOTのギタリスト、ミックトムソンは、
「部屋で8時間練習しろ」、「友達をなくすまで出掛けるな」「酒は有名になってからだ」と、努力の大切さを語っています。

Youtube youngguitarmagazineチャンネル


ディズニーの有名なアニメーター、エリック・ゴールドバーグさんも
「だれでも人生で描くイラストの最初の一万五千枚は下手だから、絵が上手くなりたいならそれを描き切っちゃえば良いんだよ。」とアドバイスされています。

@Azumoff_lchabod


時間さえかければ必ず成功するわけではありませんが、努力は決して裏切らない。ということを成功者の皆さんは語っているので、自分も成果が上がらずに停滞気味な時は、この言葉を思い出してコツコツと努力する大切さを思い出します。(継続は本当に難しいですけどね・・・)



20マイル行進 - 一貫性が生み出す長期的成功

ビジネスや人生で長期的な成功を収めるために、どのようなアプローチが効果的でしょうか?経営学者のジム・コリンズが提唱する「20マイル行進」の概念は、この問いに対する興味深い答えを提供しています。

20マイル行進とは?

「20マイル行進」は、南極探検の比喩を用いて説明される戦略的概念です。これは、天候や状況に関わらず、毎日一定の距離(例えば20マイル)を進むという方針を指します。良い条件の日でも20マイル以上は進まず、悪条件の日でも最低20マイルは進むという一貫したアプローチです。

なぜ重要なのか?

  1. 一貫性の力: 急激な成長や後退を避け、安定した進歩を生み出します。

  2. リスク管理: 好調時の過度な拡大や、不調時の極端な縮小を防ぎます。

  3. 長期的視点: 短期的な変動に惑わされず、長期的な目標に焦点を当てます。

  4. 組織の規律: チーム全体に規律と一貫性をもたらします。

ビジネスにおける適用例

  1. 売上目標: 市場状況に関わらず、一定の売上成長率を維持する。

  2. 製品開発: 定期的に新製品やアップデートをリリースする。

  3. 顧客獲得: 毎月一定数の新規顧客を獲得する目標を設定する。

  4. コスト管理: 継続的に一定のコスト削減を実現する。

個人の成長への応用

  1. 学習: 毎日一定時間の学習を継続する。

  2. 健康: 天候に関わらず、毎日一定距離を歩く。

  3. 貯蓄: 収入の変動に関わらず、毎月一定額を貯蓄する。

  4. スキル向上: 毎週決まった時間をスキル向上に充てる。

実践のポイント

  1. 適切な「20マイル」の設定: 挑戦的だが達成可能な目標を設定する。

  2. 柔軟性と一貫性のバランス: 状況に応じて微調整しつつ、基本的な一貫性は保つ。

  3. 長期的コミットメント: 短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な視点を持つ。

  4. 進捗の可視化: 定期的に進捗を確認し、モチベーションを維持する。

まとめ

「20マイル行進」の概念は、ビジネスや個人の成長において、一貫性と規律の重要性を教えてくれます。華々しい短期的成功よりも、着実で持続可能な進歩の方が、長期的には大きな成果をもたらすのです。

ついつい「モチベーション」を言い訳に日々の努力を怠ることがよくありますが、モチベーションに頼っていたら結局運任せになっちゃうんですよね。

瞬発的に良い結果を残しても、長期的に見ると信頼には結びつかない。私も失敗からたくさん学びました。調子が良い時も悪い時も一定の成果を上げることが長期的に見て成功する。一歩一歩の軌跡がゴールへと導いてくれる大切さを教えられました。



成長マインドセット vs 固定マインドセット - あなたの思考パターンが人生を決める

スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックが提唱した「成長マインドセット」と「固定マインドセット」の概念は、個人の成功や幸福に大きな影響を与えることが知られています。このパートでは、両者の違いと、それぞれがどのように私たちの人生に影響を与えるかを探ります。

マインドセットとは?

マインドセットとは、自分自身や自分の能力に対する信念や態度のことを指します。ドゥエックの研究によると、人々は主に2つのマインドセットのいずれかを持っているとされます:成長マインドセットと固定マインドセットです。

成長マインドセット

成長マインドセットを持つ人は、以下のような特徴があります:

  1. 能力は成長する: 才能や知性は努力によって伸ばすことができると信じている

  2. 挑戦を歓迎: 新しい課題を学習の機会として捉える

  3. 失敗を学びの機会と見なす: 失敗は成長のためのフィードバックだと考える

  4. 努力を重視: 成功のためには努力が不可欠だと考える

  5. 批判を建設的に受け止める: フィードバックを自己改善の機会として活用する

  6. 他者の成功に学ぶ: 他人の成功を脅威ではなく、インスピレーションの源として見る

固定マインドセット

対照的に、固定マインドセットを持つ人は以下のような特徴があります:

  1. 能力は固定的: 才能や知性は生まれつきのもので、大きく変わらないと信じている

  2. 挑戦を避ける: 失敗を恐れ、すでに得意なことに固執する傾向がある

  3. 失敗を恐れる: 失敗は自分の能力の限界を示すものだと考える

  4. 努力を軽視: 努力が必要なことは才能がないことの証だと考える

  5. 批判に敏感: フィードバックを個人攻撃として受け止めやすい

  6. 他者の成功を脅威と感じる: 他人の成功を自分の価値を脅かすものとして見る

マインドセットの影響

マインドセットは、学業、キャリア、人間関係など、人生のあらゆる側面に影響を与えます:

  • 学習: 成長マインドセットの人は、困難な課題にも粘り強く取り組み、より高い学習成果を上げる傾向がある

  • キャリア: 成長マインドセットの人は、新しいスキルの習得に積極的で、キャリアの変化にも柔軟に対応できる

  • リーダーシップ: 成長マインドセットのリーダーは、チームメンバーの潜在能力を信じ、育成に力を入れる

  • 人間関係: 成長マインドセットの人は、関係性の改善に向けて努力し、より健全な人間関係を築く傾向がある

マインドセットの変更は可能か?

良いニュースは、マインドセットは変更可能だということです。固定マインドセットから成長マインドセットへの移行は、以下のような方法で促進できます:

  1. 自己認識を高める: 自分の思考パターンを観察し、固定マインドセットの兆候に気づく

  2. チャレンジを受け入れる: 意図的に新しい挑戦を求め、それを学習の機会として捉える

  3. 努力を称える: 結果だけでなく、プロセスや努力を評価する習慣をつける

  4. 「まだ」の力: 「できない」ではなく「まだできない」と言い換える

  5. 失敗を再定義する: 失敗を終わりではなく、成長の一部として捉え直す

  6. 学習目標を設定する: パフォーマンス目標だけでなく、学習目標も設定する

まとめ

目標を達成するたの最大の敵は自分かもしれません。
「どうせやってもムダ」と言うネガティブなマインドは成長を妨げてしまいますよね。完璧を求めず、失敗してもまた挑戦しよう!というチャレンジ精神を持ち続けたいものですね。
人間変化を恐れて固定観念から脱却できないことは多々ありますが、時には俯瞰から自分を見つめ直して再構成するとこも成長し続けるためには大切な事だなと学びました。

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