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初開催!「Safie Future Resolution Summit(レゾサミ)」イベントレポート

2024年6月14日(金)にヒルトン東京にて、セーフィーをご利用いただいている企業様および協業企業様など、ステークホルダーの”現場リーダー”やご担当者様をお招きし、「Safie Future Resolution Summit」略して「レゾサミ」を開催しました!

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「Safie Future Resolution Summit」(レゾサミ)とは

『つくろう、みんなで。』 未来は現場(ココ)からはじまる。

現場をもつ企業の最前線で活躍するリーダーを対象とした完全招待制のカンファレンス。
現場リーダーが業界を超えて出会い、共に学び、つくりたい未来の解像度を上げて、共に知恵を出し合う対話の場です。

▶︎イベントページ

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会場のヒルトン東京にはお客様とセーフィースタッフの約450名が集い、各業界で活躍する方をお招きしての講演やセーフィーのサービスの展示、インスパイアーランチ、交流会など、一日を通して「業界を超えた」コミュニケーションを楽しんでいただく時間となりました。

オープニングのご挨拶は、セーフィー代表取締役社長CEOの佐渡島より、初開催の本イベントにこめた想いをお話いたしました。

創業10年にかけた想いや、皆様と一緒に映像データのプラットフォームをつくりたいという話、お忙しいところご来場いただいた皆様への感謝の気持ちをお伝えしました。

ここからは各コンテンツの概要と見どころをレポートします!

現場の課題解決にむけて国と企業はなにをすべきか?

<全体会01:「“映像”と“集合知”で作り上げるプラットフォームと日本の未来」>

現場の課題解決と価値創造に映像データはどう貢献できるのか、世界で勝ち、日本の未来をつくるために国・行政・企業はいかに連携すべきかを語り合いました。

小林議員より8掛け社会の概念をご説明いただきました。8掛け社会とは、2040年には生活維持サービス7職種(建設・物流・販売・工場・介護・医療・飲食)は、人口減から生じる労働供給不足により、現在の労働力から8掛けの労働者で社会を維持していく必要があるということです。(出典:リクルートワークス研究所/2023年発出「未来予測2040」)日本の大きな課題である労働力不足をどう補完していくか、人手不足を解決するために必要なアナログ規制の見直しはどうするのか、データの独占ではなく共有値にして生産性を上げるなどのお話が飛び交いました。
労働生産性を上げるには、省人化、シェアリング・自動化の必要性など、具体的な施策についても語られ、大変盛り上がりました。

実現のためにはスタートアップの活躍や、政治と行政の役割が大きいことなど、これからの課題に自分たちがどう関わっていくべきか、自分ごと化できる内容となりました。

AIの社会実装に向けて乗り越えるべきこと

<全体会02:「デジタルの潮流ーAI技術の進化と社会実装に向けてー」>

AIが本格的に社会実装される未来はそう遠くないといわれています。AIがもたらす利便性とポジティブな変化や、映像・データの利活用について技術トレンドを交え語りました。

AIのような新しいソリューションを導入するときは、最初から完璧を求めすぎず、まずはアジャイルに開始すべきであるとの意見が出ました。これまで漠然と理解していたことが、データで可視化することで初めて構造や実態がわかることもあります。データというファクトを元に気づきを得て、アップデートすると進化が早まるというものです。
AIの社会実装は、イノベーションの連続であり、過去の事例・実績がない中で進めることとなります。そのため、最初から完全を目指すのではなく、スピード感をもっていくつかのソリューションを試して、効果があるものをチョイスすることが合理的であるとの議論がなされました。

業界を超えた現場リーダーの交流

<インスパイアーランチ:テーブルごとに「自己紹介」と「現場のお困りごと」>

ランチは円卓を囲み業界・業種を超えたコミュニケーションの時間です。
異業界であっても「現場」で活躍される皆様。人手不足や人材教育など同じ悩みをかかえており、ランチタイムが始まるとすぐに情報交換がはじまりました。

40分のランチタイムでは「足りない」と声が上がるほどに、非常に闊達なコミュニケーションとなり、業界を超えた出会い・仲間づくりのひと時となりました。

国家視点のDX戦略と日本経済の基盤“現場”DX

<全体会03:「映像データは日本経済の基盤である“現場”をどうDXするのか?」>

小売、建設という異業界が各々目指す現場DXの方向性と共通項とはなにか、経済産業省が描く国家的視点によるDX推進戦略も交えながら、映像データの利活用で現場DXを推進する価値を議論し、解決の糸口を語りました。

生産労働人口が減少する社会において、DXを早急に進める必要があり、データガバナンスにも配慮した上で、映像データの利活用が適切にされる環境整備、企業・業界・立場を超えた連携が重要であると話が及びました。

各業種の現場DXを推進を通じて、顧客や労働者に価値を提供するために、映像データの利活用はどうあるべきか、デジタル技術をどう活用すると現場DXが進むのかについて、企業・国という異なる立場の視点から闊達な議論が繰り広げられました。
過去の経験や前提に基づいて設計された業務や戦略のあり方を改めて問い直す時期に来ているのではないか?映像データを活かし、見えていなかった情報を正確かつ質の高いインプット情報に変換することで、戦略構想や施策=アウトプットのクオリティ向上にも繋がってくる点にも言及されました。

リアル店舗の体験価値向上にむけて

<分科会04-A:「ディベロッパーとテナントのデータ共有による顧客満足度の最大化ー映像利活用によるリアル店舗の体験価値向上ー」>

コロナ禍を経て顧客は実店舗回帰している中、ディベロッパーとテナントが連携することで顧客へ提供できる価値とは何かを語りました。

立場を超えた共創、未来づくりと不の解決

<分科会04-B:「立場を超えた共創で未来をつくるーインフラが向き合う建設・維持管理現場DXー」>

社会インフラの維持は国力の基盤維持に等しいといわれていますが、「2024年問題」という壁があります。インフラの維持と労働者の働き方など現場課題の解決にむけて、未来は受発注者が共通のツールシステムで情報共有することで、現場の不を共に解決できるのではないかなど、立場を超えて「未来をつくる仲間」として登壇いただきました。

登壇者のお三方は社内におけるDX推進に長く関わっておられるからこその課題意識を元に、社内や現場でDXが推進されるまでのチャレンジ、現場での進め方について議論がなされました。

社内でツールを導入する際には、慣れないうちは現場メンバーとIT・DXに関わる部署のメンバーが繋がって「一緒に進めていく」というスタイルで進められているといったエピソードが共有されました。思うように推進しないフェーズもあるが、ひとつの現場、ひとつの出来事を境に大きく広がったという経験談については、みなさま大きく共感をされていました。
また、会社の枠を超えて「受発注者」の間でも、早いフェーズからIT・DXのツールや情報を共有することで、現場全体が円滑に進んだ例も共有いただきました。

顧客満足度向上にむけた映像データの利活用

<分科会05-A:「無人化・省人化店舗の未来像ーCS・ES・企業価値向上の三方よしー」>

人手不足、人件費高騰は店舗運営を行う企業が避けられない経営課題で、店舗の効率化、無人化、省人化の流れは市場全体のトレンドです。映像データの利活用を顧客満足度向上につなげている経営者が集い、顧客・従業員・地域・協力会社・社会に貢献する企業活動の在り方を議論しました。

DXによる店舗の効率化、無人化、省人化の流れは市場全体のトレンドである一方、店舗無人化・省人化の実施は、新たに生じる課題とリスクも顕在化させます。

 店舗の効率化、無人化、省人化は、そもそも何を目的に、誰のために行うべきなのか?映像データの利活用を顧客満足度向上につなげている経営者が集い、顧客・従業員・地域・協力会社・社会に貢献する企業活動の在り方を議論されました。
 当日は、店舗経営者によるDX導入に関する考え方や社内での浸透とともに、遠隔接客サービス事業の店舗支援の現状のほか、人材採用対策や今後の店舗将来像まで多岐にわたりました。

社会基盤としての「安全管理」とは

<分科会05-B:「持続可能な社会をつくる未来の安全管理ー社員・組織・社会の三方よしな現場DXー」>

安全管理に対する価値観と手段は、デジタルの利活用で変化が起きています。映像によるヒヤリハットの可視化や、未然に防ぐ仕組み構築など「安全管理」について情熱を持ち先進的な取組をされている3社にご登壇いただきました。

現場を見守る眼としてのカメラの設置は、高所や遠方の現場など状況によって有用性や使い方が変わるため、選定・活用法は現場と相談をしながら進めてこそ有効活用に繋がるという意見は各社同様でした。

安全管理における現場DXを進めるには、社員・組織・社会が「三方よし」となるデザインにして進めることが肝要であると議論がなされました。カメラ・映像データの利活用がいかに現場の不の解消に繋がるのかを伝え、有効活用してもらえるよう協同して進めている点を共有いただきました。

※本セッションは、モデレーターが桜田から佐渡島に変更になりました

業界を超えた仲間との未来づくり

<立食ビュッフェ:「未来をともにつくる仲間たちとの交流」>

1日にわたるイベントでしたが、多くの皆様に最後までお付き合いいただき、またコミュニケーションも活発に行われ、業界を超えた仲間づくりが出来た1日でした。
ご用意していたクイズ大会の正解者も発表され、とても盛り上がった時間でした。

開発エンジニアが語るセーフィープロダクトの魅力

<展示スペースのご案内>

店舗や建設現場で利用されている実際のカメラやビューアー、映像を活用したソリューションをご紹介しました。
遠隔接客のRURAや窓なども興味深く皆様にご覧いただけました。

普段お客様と接することの少ないエンジニアが、エッジAIカメラ開発についてやAi-appの展開など、ご来場の皆様のご質問に回答させていただきました。開発にこめた思いを熱く語る場面も。
たくさんの会話のきっかけをいただき、ありがとうございました。

最後に、ご登壇・ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

これからも、共に未来をつくり、未来に向かう「Future Crew(フューチャー クルー)」として、セーフィーをよろしくお願いします。

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▼当日のタイムスケジュール

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▼セーフィーのデータガバナンスに関する取り組み

 セーフィーは「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

 セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。

*セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。


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