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ノンフィクション(風)を読む

どうも、暑さに耐えきれずに今日髪をばっさりショートにしました、私です。

髪の量がめちゃくちゃ多く、硬く、そしてくせがとても強いという最強の剛毛の持ち主なので、ショートにすると襟足がチクチクして肌荒れしたりするけれど、もう本当に耐えきれませんでした…。

でも人見知りなので美容室って苦手なのよね。全自動式の美容室とかできないかな。(できたとしてもなんか怖くて行かないかもしれないが)

さてさて。今回は最近読んだノンフィクション+ノンフィクション風の本をご紹介。

まずはこちら。


『出版禁止 ろろるの村滞在記』
長江俊和

こちらは「奈良県に実在した、呪いで人を殺しているという噂のある『すくいの村』という謎の団体を取材したノンフィクション」風の本です。いくつかのルポを編纂したような形式になっております。

この『出版禁止』シリーズはいろいろ出ているようなのですが、ぷらっと入った小さな本屋で見つけて、「なにこれ面白そう」と初めて手に取ったものです。

個人的にこういうノンフィクション風の、ミステリーといったらいいのかホラーといったらいいのかみたいなジャンルが好きなので、とても面白く読めました。

複数のルポを時系列を逆にして掲載しているので、最後のほうで「ん?……あぁ、そういうことだったのか!」となる瞬間も楽しめます。

私はあまり深い考察みたいなことはできませんが、調べてみるといろいろと考察されている方々がいらっしゃるようで、そういう楽しみ方もあるのだなぁと感心しました。

シリーズの他の作品も、読んでみたいなぁと思っております。

お次はこちら。


『モンスターマザー』
福田ますみ

こちらは実際に長野県の丸子実業高校で起きた「いじめ自殺事件」の真相を追ったノンフィクションになっております。まぁ、タイトルからもわかる通り、実際は「いじめ」による自殺ではなく、やばいのは母親でした、という内容でございます。

モンスターペアレントの話はよく聞く話ではありますが、ここまで酷いケースはなかなか無いのではないでしょうか。(そうであってほしい。)

こういう本を読むと、やっぱり教師の方々の負担が重すぎて、教師を志す人が減るのは当然よなと思わざるを得ない。

逆にそれでも教師をやっている、教師になりたいという方はもっと尊敬されてもいいと思う。教師の権威があまり高くなりすぎるのも問題かもしれないけれど、この事件の母親のように教師を見下すのは間違っている。

そして何より、暴走する母親を恥ずかしく思いながらも、抵抗できずにいる子どもたちがかわいそうすぎる。事件にはなっていないだけで、そういう辛い思いをしているお子さんもいっぱいいるんだろうなぁ……と思うとしんどい。

こういう悲しい事件はもう起こしてはいけないよなぁって思うけれど、じゃあ具体的にどう対策したらいいかと考えると難しいですね。裁判で争うのも、それはそれで教師の方の負担にもなりますしね…。

どうか皆が互いに相手の立場を思いやれる、心の余裕のある社会になってほしいものです。

この2つの作品はどちらもそれほど長くはないし、読みやすくてさくさく読めるのでおすすめです。

私の住んでいる秋田ではもうすぐ竿燈が始まります。それに伴って、私の職場は繁忙期になるので今から怯えております……。(純粋に竿燈を楽しめる方が羨ましい)

繁忙期はお盆がピークになるので……それまでなんとか耐え切るために、ステッパーしながらの読書時間を増やして、体力と精神力をつけようと最後の悪あがきをしています。

皆さまもこの夏の暑さに負けないように、お気をつけくださいませ。





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