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本に引きずられし一日

今日は休日だったけれど、雨だから…という口実でやはり1日引きこもって読書を堪能いたしました。

しかしねぇ…無事に読み切ったのはいいんですけど、その内容に引きずられて現在虚しい気持ちになっております…。

その元凶となった作品がこちら。


『グレード・ギャツビー』
スコット・フィッツジェラルド
(村上春樹訳)

有名な作品だし、村上春樹氏の訳だし、そこまで長い作品でも無いし、まぁ1日楽しめるかな〜と軽い気持ちで読み始めたが運の尽き。

えぇぇ…ギャツビー…。一人の女性の愛を手に入れるためにこれだけ頑張って富豪にまで成り上がったのに、こんなのってありかよ…。

と絶望した次第でございます。

人間って最低だ…。
だからこそ、面白くもある…。

村上春樹氏の作品は、実は私は文体がちょっと苦手であまり読めていない(『ノルウェイの森』だけは読んだ)のですが、こちらの作品もほのかに村上春樹氏の香りがして読みにくさを感じ、序盤はなかなか読み進められなかったけれど、いつの間にか夢中になって読んでいました。

そういえば『ノルウェイの森』もそんな感じで、しんどさを感じながらも読んでいたら、いつの間にか夢中になっていた記憶があります。

食わず嫌いはやめて、村上春樹氏の他の作品も読んでみようかなぁ〜。いつかね。

あとは、こちらも読み終わりました。


『翔ぶが如く(五)』司馬遼󠄁太郎

いよいよ、西南戦争が始まる…!ってところで終わりましたね。単行本は全7巻なので、あと2巻。こちらも終わりは虚しい気持ちになりそうで怖いような、楽しみなような。

幕末の時の西郷とは違って、西南戦争の頃の西郷は桐野たちに担ぎ上げられるだけの置物のようになってしまっていて、めちゃくちゃ切なさがあります。

懐が大きすぎるよ、西郷さん…。

と、まぁ2冊ほど読み終えまして、積読消化も順調そのもののように思えますが。


積読が増えたよ!

ええ、もちろん、増えますとも。

今回は3冊ですが、どれも第二次世界大戦頃の本でございます。すっかりハマっておりますね。ハマると次々と買い漁ってしまうので、現在メルカリ禁止令を発布いたしました。もうしばらく増やさんぞ!

今週はどこかで『三体』の3部目を読み始めたい…けど、『三体』もそこそこボリュームがあるので、『翔ぶが如く』を読み切ってから読むべきかとも悩み中です。

とても幸せな悩みです。



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