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2024年5月18日 梅しごとの集い レポート

先日、有志による「梅しごとの集い」を開催しました。

PASには立派な梅の木があり、以前はスタッフが時間を見つけて収穫していたのですが、コロナ禍以降その仕事は開催されておらず。毎年ぽとぽとと落ちる立派な梅の実を、ほそぼそとお片付けしていました。

ところが、4月20日のオープンオフィスにて、梅しごとをやろう!との声が上がり、何人かの方が「やりたいです!」と手をあげてくれ、今回の有志によるPASの梅しごとの集いが実現したのです。

(ちなみに4月20日の時点で、「落ちてきた梅をキャッチするネットを張る」という作業をし、それも盛り上がりました。あ、オープンオフィスについては別途レポート作成中です。)

張られたネットは、上から見るとこんな感じ。

2階の理事長の部屋より臨む梅とりネット
横から見るとこんな感じ。

残念ながら、「梅しごとの集い」の日には梅をとることに夢中で写真を撮り忘れたため、後日の撮影となっております。ネットよりも、外にたくさん梅が落ちていますね……

いざ、収穫。


収穫当日は、真夏日に近い暑さ。キーパーに冷たい麦茶を用意し、日焼け止めをし、夏の部活を思わせるスタイルでスタートしました。

木を揺すると実が落ちてくるということで、揺らす担当とネット張り隊にわかれて実践。しかしひとつも落ちず。

そこから試行錯誤が始まり、2階の部屋から切り落とす人、下でキャッチするネット隊、傷んでいる梅を取り除く人(年少さんも参加!)、木を見上げて梅の実を探す人、脚立にのぼって枝切りばさみで収穫する人、などなど、その時の状況に応じてみんなでアイデアを出し合いながら、収穫作業が進んでいきました。

誰かが決めて仕切るという形ではなく、各自が思いついたこと、やってみたいこと、これをやったら取れるのでは?という知恵を出し合いながら進み、無事に2㎏ちょっとの梅を収穫できました。

なお、梅を見つけると切りたくなるのでしょうか。「切りまーす」の声がなくチョキンとしてしまうことも。そうするとネット隊がスタンバイしていないので、地面に落下。傷がついた梅は使うことができません。相手の動きをよんでネットを張ろうとしたり、「切るって言ってー!」と呼び掛けたり、皆さん自由に動いていましたね。

そして落ちた梅がどうなったか気になる年少さん。

収穫後のおたのしみ

収穫作業の後は、みんなでおやつと3年物のPASの梅酒と梅ジュースを楽しみながら、下処理タイムへ。

昔の人はこうやって集まっておしゃべりをしながら手仕事をしたんだろうなあ、生活の中にこういう時間があることは豊かなことだよな、としみじみ思いました。

今はオンラインやSNSで簡単に人とコンタクトが取れるようになり、ずいぶん便利になりました。PASもSNSでの情報発信を始めましたが、情報発信であって、相手とやり取りするには距離の遠さを感じます(だから気軽にできる面もありますが)。やはり同じ空間で一緒に体験すると、伝わるものやその量が全然違いますね。

今回の「梅しごとの集い」発起人の方にも、思いを綴っていただきました。

毎年やっている梅しごとを去年はやらなかったんだよね、とPASの先生に聞いて、今年はみんなでやれたら良いなと思い、梅しごとの集いを企画しました。

萌芽して、花が咲いて、実をつけて、という梅の成長を楽しんで、最後は梅しごとをするのが好きです。

二階から切り落とされる梅をネットを広げてキャッチしたり、三脚や岩に登って梅をとったり、梅シロップを作ったり、初めてのメンバーで試行錯誤する時間はゆったり進めながらも刺激的でした。

またやりたいです。

さて、今回は梅ジュースを仕込みました。

6月3日現在の様子。奥は3年前に漬けた梅酒。

ちなみに毎年のたこ天では、PASの梅酒が振舞われますので、どうぞご賞味ください。


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