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#3 kintone導入決定!最初にやったこととぶち当たった壁

こんにちは!株式会社NOVELの脇田(@saesae_novel)です。
kintone導入のキロク第3回目は、kintone導入決定後最初にやったこととぶち当たった壁について書こうと思います。
第1回目、第2回目の記事はこちら▼

トライアルと情報収集

kintoneがどんなものか知らなきゃ何も始まらないよね!ってことでトライアルをすることに。kintoneには1ヶ月無料トライアル期間があり、すべての機能を本番と同じ環境でお試しすることができます。ありがたい〜。しかもトライアルは何度でもできます。(ただし前回トライアルで作ったアプリは引き継げない、有料プランに切り替えたときのみ引き継げる。そりゃそうだよね)

kintoneを導入している企業は数知れずだし、情報が溢れている。 以下はそのときお世話になっていたものです。

■ kintoneHP(kintoneの歩き方はそのときも今も参考にしてる)
■ YouTube(ペパコミ小川さんの動画は必見。私の推し)
■ キンコミというkintone担当者のためのコミュニティ(共感とリスペクト)
■ セミナー(オンライン・オフラインどちらも充実しすぎ!)

最初はkintoneに慣れるために手当たり次第アプリを作りながらkintoneのクセや特徴を学びました。レコード、フィールド、関連レコード、ルックアップなどなど…

自分の中でターニングポイントとなったのは「マスタアプリ」と「業務アプリ」という考え方を知ったとき!

”マスタアプリを紐づけて業務アプリを動かす”これが肝のような気がする!

そうか!うちにはマスタと呼ばれるものがないぞ!と気づきました。
そうだそうだ、kintone導入に至ったきっかけのひとつが基となるデータベースがないことだった。

一番最初にやるべきことはマスタアプリを作ることだと思い、そのための情報整理に取り掛かることに。 

マスタアプリを作るぞ〜

会社にとって、今まで接点があった企業の情報は貴重な資産。
そこが綺麗な状態で整っていないのはとってもリスクだし非常にもったいないことをしていると感じました。

情報を取りたいってなったときに正しい情報を簡単に取得できることが理想。

弊社では顧客情報がTrelloとAirtableという複数ツールに存在していたため、まずは各ツールから情報を洗い出し→合体→重複削除→正しい情報か精査する作業にとりかかりました。

導入前。顧客情報はTrelloとAirtable両方にありました

マスタってルールがないと表記がぐちゃぐちゃになりがち。あと同じ会社名が何個も!kintoneに限らずですが、マスタ登録の際のルールはきちんと定めた方が良いと実感しました。ルールを守ることを強制するより、勝手にルールが守られる仕組みにできるのがベストですが。

企業マスタの整備にかかった期間は3週間ほど。通常業務と並行しながらでしたが、結構時間がかかりました。完了したときは達成感!創業以来こんなにたくさんの企業様と接点を持ってご支持いただけたんだなぁと思うと感無量。そして弊社Salesメンバーに感謝。

同時に企業マスタ以外にどんなマスタが必要か考えました。

業務を動かすうえで最初からなくてはならないデータってなんだろう、取得したり連携させることで便利になるデータってなんだろうと考えました。

弊社では企業マスタ以外に下記マスタも作ることにしました。

・商品マスタ
・従業員マスタ
・予算マスタ

こちらは全て現在も業務アプリと連携させて使っているのでこのとき土台を作っておいてよかったと思っています。

業務アプリはどんな設計にしよう…

マスタアプリの土台ができたところで次は業務アプリの構築にとりかかりました。業務アプリ…ここで壁にぶち当たります。

業務アプリを作るなかで、どうしても今のやり方を基準に考えてしまうんですよね。

現ツールでやっていることをただkintoneにうつしただけのアプリが量産されていきました。
活動履歴を管理していたTrelloのようなアプリ。予実管理していたスプレッドシートのようなアプリ・・・

そのときはまだアプリ同士の連携も全然できていなかったですし、全然便利になっている気がしない。これだとツールを変えずに使い方やルールを見直して現ツールを使い続ける方がいいのでは?と頭をよぎる。

似た用途でkintoneを導入している企業の事例をたくさん見ましたが、会社の数だけ管理方法や計上方法があるわけで、全く同じに作ってもうまくいきません。

うちの最適解はなんだ…と考える日々。どんどん過ぎていく時間。
情シスでもない素人が考えたアプリが本当に最適なのだろうか。まったく自信がないぞ。この感じだと時間かけたわりに納得できるもの完成する気がしない。

導入支援してくれるパートナー企業を探す

情報収集する中で、kintone導入をサポートしてくれる企業がたくさんあることを知りました。

・こちらがやりたいことを依頼して構築してもらう(受託開発)
・やりたいことを一緒に形にしていく(伴走支援)

ざっくり分けるとこの2つかな、と。
弊社がもし依頼するのであれば、絶対後者の「伴走支援」がいいと思っていました。

弊社はまだまだ変化の激しい環境です。日々やり方が変わったり改善が繰り返されています。なので社内の人間がkintoneに精通し、声を拾い上げ、社内の変化に合わせてスピード感を持って改善していくことが、社内浸透に不可欠だと考えました。
伴走支援は、幅広い知見を持ったkintoneのプロが教育してくれながら一緒に作り上げていきます。どういう意図でこれを作ったのかを社内の人間が把握しているし、どんどん知見が広がるのでできることが増え、自社で課題解決できるようになります。

自分1人で時間をかけて迷いながら作るより、プロの意見を聞き、手伝ってもらいながら教育を受けながら自分もレベルアップして、業務改善をどんどんしていきたいと思うようになりました。

このことを弊社代表に熱弁し、もちろんOK!応援してる!協力する!ということで、伴走支援パートナー企業を探すことになりました。

やっぱり、自分1人で孤独にやるのではなくて、周りに応援してくれる人、助けてくれる人がいると心強いし進めやすさが全然違いますね。
そのためには自分自身が責任をもってやり切り信頼してもらうことが大切だなぁ、と。

少し長くなったので今日はここまでにします。
伴走支援パートナー企業さんとの出会いは次回4回目で詳しく書きたいと思います。リリースして半年以上経ちますが、この企業さんがパートナーで本当によかったといつも思います。

さいごまでお読みくださりありがとうございました!





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