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3rd season; ヒマラヤ便り

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The diary of my cinematic ordinary life in northern India village.インドのお祭りや風習、日常。インドくるるん滞在… もっと読む
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#ヒマラヤ

ヒマラヤ便り35号 色のお祭り Holi

ナマステ~! 今日は、ヒンドゥのお祭りホーリーです。ホーリーは、春の訪れを祝い、色粉や色水をかけあう楽しいお祭りです。私は、かけられないように、子供たちと目を合わせないようこっそり参加しました。天然資源の色水や色粉なら喜んでかけてもらうのですが、どうやら、最近は化学的な色粉や絵具を使っているのでね。 色のお祭り ホーリー ホーリーは、ヒンドゥー教の暦においてディワリに次いで二番目に大きな祭りと考えられています。 ホーリー祭は色の祭りとしても知られています。 ほとんどの地

ヒマラヤ便り34号 偉大なシヴァの夜

ハッピーシヴァラトリ!だいぶ寒いですが、寒さを楽しんでいますか?寒さの頂点に俗世に降り立ち、標高800メートルで思春期を過ごした私は、寒いのが好き。雪も好き。ワクワクするじゃんね。体を動かすのが一番温まることも知っている。毎日、高低差700メートル近くを車で上り下りし、三半規管と肺が鍛えられた。 グレゴリオ暦に換算した私の誕生日は、ヒンドゥ暦のマハーシヴァラトリの日に当たることがあり、パールヴァティ渓谷でマハーシヴァラトリと共に自分の誕生日を祝いそのあとにクル渓谷、ウッタラ

ヒマラヤ便り23号 マントラの乱用

ナマステ!ヘッダーの写真は、部屋の窓から見える風景。鳥と雪山。 ヒマ(雪)と アラーヤ(住処)でヒマラヤ。『雪の住処』 女神パールヴァティ(烏摩妃)は、「山の娘」という意味で、単に山は「パルヴァット」。ヒンディは、女性を指すとき、語尾が『い』になるのが多いようです。シヴァ神の住処、聖山カイラッシュには、『ヤマ』(閻魔)が居て、ヤマの双子の妹、ヤムナー川の女神は『ヤミー』。「ヤクシャ夜叉」=「ヤクシニー」。「ダッカ」=「ダーキニー荼枳尼」など。 パールヴァティとガンガー(

ヒマラヤ便り16号 祭り 夜の部

ナマステ〜! 日が暮れて、雰囲気が変わり、少し感傷的になりました。 「こっからはみんな踊ってよーし!無礼講!」とアテレコしてみました。 ベテラン勢の踊りがはじまりました。 いい感じ! Is this love?

ヒマラヤ便り15号 祭り 日暮れ時の部

ナマステ〜! 火が暮れてきて、踊りが始まりました! 盛り上がってきた〜!このまま夜の部へ突入!

ヒマラヤ便り14号 祭り 昼の部

ナマステー!今日は村のお祭りです。デヴが奥さんお手製のジャレビをくれました。いろんな意味で甘ーい。いくつかの隣村からもたくさんの人が集まり、   広場がにぎわっています。 女衆は、炊き出し。ジャレビ山盛り。黄色いオーニングが好き。 伝統衣装を纏った男女がペアで輪になります。 だんだん日が暮れてきました。音楽が谷に木霊し、中心に火が点けられました。 続く。 今日のかわいいちゃん。

ヒマラヤ便り13号 ヴァルナとジャーティ

インドでは外国人の私は、カースト外の人。                 前知識として知っていたのは、そのことくらいで、インドの旅になんら支障はなかった。けれど今旅は、ゲストハウス滞在がホームステイ化していき、儀式や祭事を見て、生活の中でのローカルのルールみたいなものに触れる機会が増えた。 カーストは、インド人の生活には重要で深い。外国人がとやかく言えることでない。というか理解すら出来ない。こんな難しいルールがみんなに浸透していることがすごい。一緒にご飯を食べない。とか、食

ヒマラヤ便り9号  रास्ता ラスタ 道

マタジ(お母さん)に挨拶をすると、                    ちょっとキレ気味に「ラスタ!ラスタ!」と言った。             私は「え?ラスタ?」と聞き返す。                     マタジは、そうだと言わんばかりに「ラスタ!」と答え、           私はまた「ラスタ?」と聞き返しながら、そんな訳ないかと思いつつ、     デヴが先日大きな街で買ってきたと自慢げに掲げたボブマーリーの旗に     目をやった。 マタジは、話にな

ヒマラヤ便り8号 चंद्र チャンドラ 月

チャンドラは、私を「ジャパニ」と呼ぶ。間違っていないし、小学生の時、仲良くしていた朝鮮人のおばさんを、親しみを込めて「朝鮮のおばさん。」とか、「角のおばさん」と呼んでいた感覚と同じと思う。チャンドラが奥のキッチンに居て、近所の少女が店にいた時、恥ずかしそうに私の来店をチャンドラに知らせてくれた。チャンドラは、調理中で声が聞こえにくく、大きな声で「え?ジャパニか?」と言った。少女は、私の方を見て答えにくそうにしていたので、「はーい!ジャパニです。急いでないので大丈夫です!」と返

ヒマラヤ便り7号 今旅のゲストハウス

ナマステー!デヴのところが満室だったので、                今旅は、前にインド人のまーちゃんが居たところにした。           ※インド人のまーちゃんとの物語は1stシーズン スイーツストーリーズでお読み下さい。 マリーゴールドの生垣を通っていくよ。 野菜や果物の行商さん。殻付きピーナツを買おうとしたら、秤にシャバいのばっかり入れるから、自分で選ばしてってお願いした。あんま通じなかった。すっとぼけてる気もするが。 柿の木があって、果実はジャパニーズア

ヒマラヤ便り6号 現場監督

10月から11月。ヒンドゥは、結婚シーズンだそうだ。           村の青年が結婚するので、階段のコンクリを打ち直している。         そこへかわいい現場監督が登場。 優しくも厳しい視線。 時には、檄をとばす。 反対側へ移動し、細かいところまで目を光らせる。 あ、バレた。

ヒマラヤ便り5号 バデル、パパになる?

ナマステー!ナマスは、敬います。テは、あなたを。って意味なんだって!   ヘッダーの写真は、疑惑を持ったきっかけの写真。              コーヒー(母)、ミルク(父)、カフェラテ(子)でしょ、絶対に。 これは、はじめて会った時の写真。ニコが『フルラヴ』ってタイトルをつけた。 見比べると、今の彼女とは、ちょっと違うかな。やるね!バデル! バデルは子供がいるか?カフェオレが子供じゃないか?とおじさんに聞くと、 「可能性はある。白くて目立つからモテるんだよ。」と教えて

ヒマラヤ便り4号 बादल baadal 雲

本名、スピーディー・ゴンザレス。 「ビュー!って走る姿がルーニー・テューンズのネズミ、           スピーディ・ゴンザレスに似ているから。」と教えてくれた。 ピンと来なかった私に見たら絶対わかるから、日本に帰ったら調べてごらん。  とニコが言った。 ご主人は、ニコ。 ニコが不在の時は、私の日記を勝手に読んだデヴが     世話を任されている。  世話と言っても、この辺の犬たちは、首輪もリードもつけず、 自由にプラプラしてるので、お客さんの

ヒマラヤ便り2号 自由への道

ナマステ!キャセホ?私はティケです。フルパワー。             今日は、私が村までご案内します。一緒に行きましょう。 Get Ready With Me ! 半日ほど乗ることになるバスで私が最初にすることは、 掃除とエアコンの調整。乾燥と冷えは天敵。 ウエットティッシュで周囲を拭いて、送風口をガムテープで適度に塞ぐ。                     その様子を見ていた前の席のインド人家族が、ガムテープをくれないか?    と言ってきた。 同じようにエアコ