女性のキャリアは「細く長く」。バッターボックスに立ち続けよう。
こんにちは。ワカルク代表の石川です。
いつだったか今となっては忘れてしまいましたが、仕事と育児の両立をスタートさせてしばらくした時に、普段あまりアドバイスらしきものはしない母からポツリと言われた、
「細くてもいいから長くが一番。頑張りなさい。」
という一言。
妙に刺さって、それ以来、自分の中でお守りのような言葉にしています。
20代は1日15~16時間、寝る間も惜しんで働く日々でしたが、育児を始めた途端に1/3ぐらいにまで減った労働時間。
自分の能力も急に1/3ぐらいになったように感じて、焦りと悔しさしかなく、あと何年たったら、いつになったら・・・と本当に耐え忍ぶ毎日でした。
そんな時、母から言われた「細く長く」。
40年以上家業を支え、子ども3人を育て上げ、孫の面倒まで見ている母の言葉はすごく説得力がありました。
1/3の労働時間になっても、「細く長く」続けることに意味がある。続けた先、何十年か後に振り返って、良かったなと言える自分になるために、仕事の質だけは落とさずに勝負から逃げないことを決めました。
回数は減るのはしょうがない。バッターボックスに立ち続けることだったら私でもできる。試合を放棄せずにバットを振り続けよう。
くじけそうになった時も、心の中で「細く長く」と唱えながら続け、10年たってようやく、少しづつ、勝負を諦めずに来てよかったなとジワジワと思う機会が増えました。
歩みは遅くなったとしてもコツコツと諦めずに前に進む。
女性のキャリアにとって必要なのは、「細く長く」の戦略なのだと私は信じています。
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