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「FUN無き人生憂う」毎日ショートエッセー:古い羅針盤127章
今日も又、書評から離れて、人生論議を少し重ねたい。多分、5月病なのだと思う。新入生、あるいは新入社員が陥る、描いていた夢と現実のギャップに苦しみ、はたと自分を振り返る時期。足元が揺らぎ、どうしたら良いのか血迷う時期と同じである。フリーと言う長きに渡って恋焦がれていた時間の自由を得たにも関わらず、逆にその時間の使い方に右往左往しているのだ。実はそれほどの大きな変化はない。こんな事もあろうと、事前に入念に準備してきたからだ。が、微妙な差異がまずは、精神を蝕み、体調を崩すまでに至って、ようやくその正体に気が付くという体たらくである。法人と立ち上げるに際し、家人の薦めも有って、デスク横にホワイトボードを設置し、日々すべき事を書き出し、重要案件はスケジュール表を添付している。
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