🍀【自然】 年々増えていく近所の逆さシャンデリア2022　（☝️彼岸花ほかリコリスの花々です😅）

連日の日焼け疲れで頭が働かないため、本日は（本日も？）写真が中心の記事となります📸

日焼け疲れの原因は……

ご覧の通り、毎日ウロウロと彼岸花を見に行っていたからです😅

今に始まったことではなく毎年のことですが、彼岸花を含むリコリスの開花ラッシュの時期になると、出突っ張りでじっとしていられなくなる私。

カンカン照りの炎天下でもお構いなしに、足が棒になるまで歩き回ってしまいます。

ちなみに今年は、結局 明日香村（奈良）には行きませんでした。

関西圏内では有数の彼岸花の名所で、新コロ以前は私も毎年欠かさず行っていたんですけどね。（大規模な彼岸花の群生が見られるだけでなく、あそこには私のお気に入りの古代米ソフトクリームがあるし！🍦笑）

ギリギリまで明日香村へ行くつもりでいたため、SNSやHPなどで開花情報に目を光らせていたんですが、なんでも今年は、猪に球根を食い荒らされて、不作の年なのだとか。連休中の彼岸花まつり参加者たちが、口々に「今年は花が少なくて寂しい！」と言っていました。

彼岸花は本来、その毒性を活かして、田畑や墓などを野生動物の被害から守るべく植えられていたもの。

それをわざわざ狙って食べるということは、山野の食料事情がよほどひどいことになっている、という証拠でしょう。人間も古くは、飢饉ききんの際に彼岸花の球根を非常食として食べていましたしね。

とは言え、人間が食べる場合は、必ずしっかりと水にさらし、毒抜きをしてから食べていたのです。そんな技術や知識のない野生動物が、いくら食べるものがなく飢えていたからといって、有毒の球根をそのまま食べてしまったら……？？？

果たしてその後、無事に生きているのでしょうか？😥

（注：彼岸花はアルカロイド系の毒を持っていますが、少量で即死するような強力なものではなく、命にかかわらない軽い食中毒を引き起こす程度とされています。ただし、ただでさえ栄養状態の悪い飢えた動物が、もし人間と同じように食中毒を起こし、下痢や嘔吐などの症状が出たならば、深刻な事態に陥る可能性もあると思います）

野生の本能は、人間が知り得ないことまで感知し、僅かな毒性も嗅ぎ当てることができるのだから、彼らもわかっていたはずなんですけどね。それでも食べずにいられないほど、飢えて困っていた、と。

あんなにも自然豊かな田舎でさえ、そんな深刻な環境問題を抱えているのですね。本当につくづく、この星は末期的な状況なのだなと、改めて実感させられました。

それはそうと、明日香村に行かなかったのなら、先ほどからこの記事に続々と掲載している彼岸花の画像は、一体どこで撮影したものなのか？

実は、答えはタイトルに書いてあります。うちの近所で発見した彼岸花たちです💐（つまり大阪市内）

やはり彼岸花は身近なイメージの強い存在。毎年わざわざ電車に乗って植物園や他府県の名所に行かなければ見られない、というのでは、何かが違うなという気がしていました。（👈私は田舎上がりのため、かつては通学路や近くの茂みなどで普通に見られたのですよ）

明日香村の彼岸花が不作と知り、少し落胆していただけに、近所の名もなき小さな公園で、たまたま彼岸花の群生を発見したときには、嬉しすぎて小躍りしそうになりましたね！笑

しかもご覧の通り、赤だけでなく白も！（私の大好きなリコリス・アルビフローラです👆）

更にはなんと、黄色も発見！👆　この時点ではまだ半分蕾の状態だったので、単に色の濃い白花彼岸花（アルビフローラ）かと思っていたんですが、その後毎日欠かさず様子を見に行き、花びらがある程度開いたところで「うわっ、こりゃ間違いなく黄色のリコリスだ！」と気付きました🎉　よもやこんな徒歩圏内の近場で赤白黄の３色が揃おうとは！＼(^o^)／

カメラ目線のスズメちゃんもいた👆笑

タマスダレも近くに咲いていました👆

こう見えてこの花にも、ゆるく毒性があるんですよ。同じヒガンバナ科ですから、アルカロイド系のリコリンが、ね。

こちら👆は、なんとうちのマンションの斜め前（一本道を渡ったところ）の垣根に群生していた白花彼岸花。昨年は１、２輪パラパラと咲いていた程度だったのに、たった一年でこんなに分球が進もうとは！😲

しかもこの蕾たちは、すでに咲いていた第一弾の花々が刈り取られたあとで、しぶとくニョキニョキと伸びてきた後発の蕾たち。

私がここの群生に気付いて「やった～！　これで毎日近場で見られる！」と舞い上がっていた翌日、なんと街路樹に整備の業者が入り、この垣根も、けたたましい電動ノコ（？）の轟音ごうおんとともに、伸びすぎた部分がざっくりと刈り取られていたのです。（👈いわゆる街路樹の散髪💧✂️）

その際、頭一つ高い位置に花を咲かせていた彼岸花たちも、無惨にスパッと切られてしまい、翌日見に行くと首なし彼岸花になっていました😱

「チクショー！　よりにもよって、なんで今こんなときに刈るんだよ！💢　まさに見頃の時期だったのに😡⚡」と内心怒り狂っていた私ですが、彼岸花は人間より強し、です。これらの画像👆👇が、その数日後に撮影したものですから。

立派なものでしょう？　第二群の蕾たちが一斉開花して、この通りです。

しかもけっこう長く見頃が続いて、このままの美しい姿を楽しませてくれました😍✨（ただし紅い彼岸花の方は、残念ながら後から蕾が伸びてくることはなく、首切り地蔵のような無惨な姿のまま終わってしまいましたけどね💧）

まさに地上に咲き乱れるシャンデリア。眩しいほどの美貌です✨

球根を掘り起こして処分されでもしない限り、この子たちは来年以降もまた開花しますから、今後の楽しみが増えました👍　これで毎年再会できる✨

毎日欠かさず立ち寄っていた公園の方も、その後順調に開花が進み、例の黄色のリコリスが見頃を迎えました。昨年見たときには、紅い彼岸花が少し咲いているだけで、黄色は見かけなかったんですけどね。

待望の黄色！😍✨

やはり華やかで存在感がありますね～！　もはや神々しいレベル。他のリコリスより群を抜いて大輪だし。

たまたま居合わせた通行人も、「あそこに黄色が咲いてるわ。綺麗やわ～✨」としみじみおっしゃっていました。モテモテのブロンド美形ですね（笑）

ちなみに、品種の特定はできていません。名もなき地元の公園ですから、まずネームプレートがついていない💧

黄色のリコリスというと、ショウキズイセンの異名を持つリコリス・オーレアが定番ですが、あれはもっと姿形が彼岸花に似ていて、花びらが細くフリルのついたタイプです。このリコリスは、私が以前育てたことのある品種の中では、秋月という品種か、ゴールドフレームという品種に近い印象です。もちろん、単に近くのアルビフローラか何かと自然交配してできたオーレアの新種、という可能性もありますけどね。

うちの近所の垣根では、紅い彼岸花が早々に首切りされて、復活しないままに終わってしまいましたが、こちらの公園の方では、見事な群生が見られました。昨年は数えるほどにしか咲いていなかったので、これまたすごい生命力・繁殖力です。逞しいもんですね💪

未だ不吉なイメージに結びつけて忌み嫌う人もいますが、繊細優美で凛として、私にとっては今も昔も一番好きな花です。

そう言えば、私が幼少期を過ごした故郷の田舎では、白花彼岸花は見かけませんでしたね。もちろん、黄色もなかった。

とにもかくにも、視界いっぱいに紅い彼岸花が咲き誇り、強烈なインパクトのある光景でした。

アルビフローラのこの淡いクリーム色には、見る度毎回うっとりとしてしまいます💖

うっすらとピンクが混じり、優しい色合いのしなやかな美貌です👍

群生するとますますシャンデリアっぽいですね (^_^;)

ユリのように香りまでは楽しめないところが、唯一惜しい点でしょうか。

でもまあ、黒ユリやカスミソウみたいに、受粉のためにハエを引き寄せるべく悪臭を放つよりは、無臭の方がいいですよね？笑

リコリスには、やっぱりハエより蝶がお似合いかと…… A^_^;)

今年は、昨年のようにタイミング良くアゲハが飛んできて、絵になる構図で写真を撮る、なんてことはできませんでした。今思うとあれは、奇跡のワンショットでしたね📸

今年もそういう写真が撮れればいいなと、待っていたんですけどね～。生きたリボン🦋がヒラヒラと舞い降りて、ピトッと彼岸花にとまる瞬間を。

これは我ながらクリアに撮れた一枚👆

といっても、所詮はiPhone頼みの撮影ですから、拡大したら画質が恥ずかしい仕上がりになっていたりするんですけどね💧

特にiPhoneカメラはズームに弱い💧　それなりに近づける対象でないと、うまく撮れないんですよね。

それにしても、本当にずいぶんと分球が進んだものです。来年にはどんな群生っぷりを披露してくれるのか、楽しみです。

ところで、話は変わりますが、以前少し話題に出した詩集の出版準備が、着々と進行中です。

noteでは前々から詩作品を小出しにして投稿してきましたが、未公開作品を含め、それらを一まとめにして一冊の本にします。たぶん１０月中には刊行できると思いますので、そちらもお楽しみに😉📚