🌷馬見丘陵公園のチューリップフェア🌷 2022

少し日が経ってしまいましたが、４月11日、奈良県にある馬見うまみ丘陵公園で開催されるフェアの中でも最大規模を誇るチューリップフェアに行ってきました。

馬見のチューリップフェアと言えば、友人と行った３年前が、チューリップのみならず桜も桃もクリスマスローズもヤマブキも山ツツジも……と、春の花々が一斉にピークを迎えた盛り沢山な時期で、あまりにも良すぎたため、どうしても当時の開花具合や催し物等の充実度と比較してしまうんですけどね。

そのときのフォトアルバムがこちら▼
（私のHP上のアルバムです📸）

悠冴紀のHP | 馬見丘陵公園2019 | 馬見チューリップフェア　4月12日

いかがですか～？
これでもかというほどの花盛りでしょう？
見渡す限り花、花、花！💐　この年はフードカートや物品販売、古墳案内や生演奏などの催しものも充実しまくっていましたしね。

2019年は、今振り返ると色んな意味で全盛期だったと思います。花の話だけでなく、グローバル化がとことん進んで、世界中どこへでもひょいと旅に出かけられる人間界の順調さや総合的な観点からの平和、経済の発展、という意味でも、あの頃がまさにピークだったかな、と……。

でもやはり、ピークに達したからこそ、あとは弾けて下降するのみ。全盛期とはすなわち、折り返し点でもありますからね💧　翌年2020年は、言わずと知れたコロナパンデミック勃発の年。ノンストップの猛スピードで循環していた慌ただしい人間界に急ブレーキがかかり、イベントの類いは軒並み中止。当然ここ馬見のチューリップフェアも開催されずじまいでした😭

そして翌年2021年の春には、感染状況を見ながらどうにか細々とフェアが再開されたものの、桜はすでに散っていて、チューリップも例年ほどには品種が揃わず、どこかやる気がなさげ。フードカートや物品販売なども例年の半分以下しかありませんでした😢　実に地味で寂しい小規模なフェアとなったのです。

さて、今年はどんなだか、この記事にてじっくりとご覧ください。写真を山ほど撮ってきましたから📸

まず、上のドーム状の建物👆は公園館です。中では、園内に点在する古墳群の説明書きや出土品に関する資料などをご覧いただけます。３年前までは、この公園館の周りにフードカートが複数並び、奈良で大人気のパン屋さんの販売コーナーでは、長蛇の列ができていました。今年はというと……、エントランス付近で地元の名産物を販売するコーナーが一つあるのみでした。

フードカートはこれだけ(^_^;)👆　やはりちょっと寂しいですね～💦　来年以降、少しずつ増えて賑わいが戻ってくるといいのですが……。

でも何より、こういうゆったりとした牧歌的な風景を見るのが、「ザ・馬見！」という感じがして、ホッとする私です、はい👆

そう。団子よりも花！笑　🌷一番の主役はチューリップですからね👍

ここのチューリップは、毎年ボランティアの人たちが植えるのだそうな。３年前の充実度には敵いませんが、昨年に比べると、本数自体は元のスケールを取り戻してきたかな、という印象です。

見渡す限りのチューリップ畑もいいけれど、こういう展示も可愛いですね👆　風が強かったのか、何本か折れて可哀想なことになっていましたが A^_^;)

ちなみに、向こう側に小さく見えている緑と白のテントは、地元奈良で人気のケーキやパンの販売ブース。かつては公園館の軒下に陣取って行列が出来ていたパン屋さんは、品数を減らしすぎたためか、珍しく誰も並んでいませんでした。場所が変わったことで、今年はパンの販売をしていないと思われてしまったのかもしれませんね。ケーキの方はそこそこ人が並んでいましたが、大半はその店（←本来はケーキ屋さんではなく市内のカフェ）が出している限定品のかき氷を買い求めるお客さんたちでした。

私はそこで、来年も食べられる保証はない！と、ケーキを３個も買ってしまいました😅　しかも、チューリップを眺めながらペロッと３つとも１人で完食💧　最近はあまり甘いものを食べなくなっていたのですが、保冷剤が一時間程度しか持たないと言われたものですから、つい……😥　その後猛烈に歩きまくったので、充分に消費・燃焼したと思いますけどね💦

ああ、結局また「花も団子も」になってしまった💦　歩く煩悩はこれだからイカン😓💧　主役のチューリップの話題に戻りましょう A^_^;)

さてさて、オーソドックスな色形のチューリップもいいけれど、私の目はいつも、こういう👆モダンな柄の入った個性的な品種に釘付けになります😍　品種名はチェックし忘れましたが、パーロット咲きというやつですね。

ちょっとシックなこちらの赤も綺麗👆✨　ブルーのネモフィラとの組み合わせもいいですね👍

これはまたまた色鮮やかで個性的な品種ですね👆　濃い赤よりもインパクトの強い黄色と朱色（橙？）の組み合わせで、中心部は黒。

この鮮やかさで、こうもズラリと咲き並んでいると、さすがに目が回ってチカチカしてきます A^_^;)

でもやっぱり好きです、こういう模様のある個性派。花屋さんで販売していれば迷わず購入して帰るところですが、なかなか見かけないんですよね～、こういうのは。

こちら👆も、かなりビビッドな斑のチューリップ。濃い赤のシャープなラインがカッコいいですね。

誰かが近くで「あ、このマンダラも綺麗やな〜！」とか言っていて、一瞬「えっ？」と考えてしまいましたが……😅　ま、曼荼羅？？？💧

周りは全部シンプルな赤で、この一輪だけ例外的に模様があったので、ひょっとすると突然変異というか何というか、近くにあった他品種との自然勾配でたまたまこういう模様になっただけの、品種名すらない奇跡の一輪だったのかもしれません。他の人たちも珍しそうに覗き込んでいて、大いに人目を引いていました。

絞りの入った珍種に次いで、ついつい私が目を奪われてしまうのは、八重のチューリップです👆👇

おうち活け花のときには、ここまでガバッと全開してしまうと少し品に欠ける印象が……なんて思っていたのですが、こうして広い場所で野に咲く地植えのチューリップを見る際には、大きく花びらを開いた姿がゴージャスで美しく、ハッと惹き付けられます👍✨

ちなみにこれは、イエローボンボネットという品種。眩しいくらいの見事な黄色ですね👆

公園館の前にあったプランターにも八重が👆

実に優美なグラデーションです✨

それがこんなにいっぱい咲いているんですよ？
なんと贅沢な光景でしょう✨

この大ぶりの紅白の八重も、見事でした👆　チューリップとは思えない花姿で、一瞬ダリアか何か別の花のように見えてしまうのですが、非常に力強い存在感があり、見応えがありました👍

今回、八重の中で私が一番気に入ったのは、これです👆👇

赤紫系の絶妙な中間色で、上品で落ち着いた魅力がありました。人間にたとえるなら、理知的で凛とした大人の女性、という感じ？

品種名はロージーダイヤモンドビビ。長い間うっとりと見惚れてしまいましたね😍✨　これも是非おうち活け花に欲しい品種です💨　切り花で販売してる店、どっかにないかな？

かわってこちら👆は、大人気のアンジェリケという品種。

名前の通りのフワッと優しい色合いが、人気の秘訣です👍　これも思わず写真撮影しまくりました📸

そういえば、このアンジェリケというチューリップだけは、以前花屋さんやホームセンターでも販売されているのを見かけたことがあります。ここ馬見の八重とは違って、かなり小ぶりだったし、自宅でこんなにうまく花びらを開いてくれるかどうか、難しいところではありますが、来年あたり挑戦してみようかな、と考えています。

こちら👆は、先程のアンジェリケとよく似ているけど、実は違う品種です。パンジーとの色の組み合わせもちょうど良くて、このチューリップの繊細な色合いが上手く引き立てられていますね👍　でもうっかりネームプレートを撮影し忘れたため、品種名が思い出せません🙇‍♀️

しまった！💦

ところで、「今回のフェアで一番のお気に入りは？」と問われたら、私は八重を差し置いてでも、この黒いチューリップを選びます💖

正確には濃い紫なんですが、カラスのようなこの黒っぽい色あいと、キリッと締まりのある花姿は、めちゃくちゃ私好みです😍💕

品種名はポールシェラーというのだそうな👆

以前、ブラックヒーローという他品種の黒チューリップを、おうち活け花用に取り寄せ購入したことならあるのですが、このポールシェラーというチューリップの切り花の販売は、見たことがありません。是非いつか自宅で活けてみたいですね。（←球根から育てるのは場所がないし自信もないので、私には無理ですが😥）

※ブラックヒーローの画像はこちらの記事でご覧いただけます▼

💐おうち活け花 ～チューリップ編（タイス、タイムレス、バレリーナ、夜の帝王／ブラックヒーロー）｜悠冴紀／小説家・詩人｜note

「ブラック」と言いつつ、これ👆も実際には、濃い紫にグリーンが入る感じでしたね。すぼんだままでも可愛くて良かったのですが、もう少し花びらを開いた姿も見てみたかった💦　一重ならともかく、せっかくの八重ですからね。

先日のおうち活け花の記事で紹介したフレミングフラッグもありましたよ👆（ただし、ネームプレートを確認したわけではないので、よく似た別品種の可能性もありますが(^_^;)）

色違いで、赤いバージョンもありました👆

こういう不思議な色の組み合わせも、可愛いくて好きですよ👆　小学生っぽい幼い可愛さというか何というか……。

👆この手のギザギザとした品種は、フリンジ咲きというやつですね。ハエトリソウのような面白さがあって、ちょっとお洒落な印象です。品種名はダベンポートと書いてありました。

こんな単色黄色のギザギザも可愛いですね👆

ちょっとカンゾウに似た容姿のユリ咲き品種👆

気持ちをパッと明るくしてくれる花姿です👍✨

色とりどりのこのゾーン👆は、特に女性人気が高いようで、皆口々に「あっ、ここが一番綺麗〜！✨」と言って写真を撮りまくっていました📸

うん、確かに綺麗。オールスターの贅沢なコーナー、という感じです👍

「咲いた～、咲いた～、チューリップの花が～♪　並んだ～、並んだ～♪♪」という例の有名な歌にピッタリな光景でした。

桜も一部には咲き残っていました。特定の品種のみであって、ソメイヨシノなどは殆ど散った後でしたけどね。３年前のように、チューリップと同時期に満開になる方が珍しいです。

大阪城公園ほどの派手さはありませんが、桃園もそれなりに咲き残っていましたよ👆　ここは昔話のワンシーンに登場してきそうな長閑な雰囲気が、趣深くていいんですよね👍　絵本の１ページに迷い込んだような気分。

こちら👆はモクレン。何枚か撮ったんですが、殆どがピンぼけで、これは辛うじてクリアに撮れていた貴重な一枚なんです(^_^;)

ヤマブキも好きなんですよね〜👆　ここは一本松古墳を北側エリアへ向けてぐるっと回り込んだあたり。チューリップ畑とは違ってあまり人が来ないので、私にとってはホッと寛げる取って置きの穴場なんです。

でも今年はやはり、ちょっと見頃を過ぎていましたね。完全に出遅れました💧

でもフェアの主役は、なんと言ってもチューリップですから。これだけ視界いっぱいの多種多様なチューリップを見られれば、もう充分でしょう👍　今年は文句なしです🌷

ありがとう、馬見！！

💡ただ一つだけ残念だったのは、こんなにも景色のいい穏やかな場所でまで、人間同士のいざこざに遭遇してしまった点です😓

実はね、この日、いい歳をした六十代ぐらい？と見られる酔っ払いのオッサンが、ベビーカーを引いた若い夫妻に巻き舌でしつこく絡み、あわや暴力沙汰かという勢いでわめき散らした挙げ句、やむなく夫妻が警察を呼ぶに至るという不穏な現場に、居合わせてしまったのですよ💧

私はちょうどその時、至近距離でチューリップを撮影していただけなので、巻き込まれるとまではいきませんでしたが、そりゃもうイヤ～な気分になりましたよ💢

最近街中では、どこもかしこも不穏な出来事ばかりで、本屋さんでは若い女性従業員が下品な客にからまれ、頻繁にセクハラ発言をされたり、ホテルでは、精神的に病んだ感じの女性客が男性スタッフ全員に「あなたストーカーですか？」と言いがかりをつけてきたり、消防士の知人からは、放火の疑いのある不審火が激増していると聞かされたり、またコロナ以前は穏やかな場だった私のお気に入りの酒蔵や、知人の営む飲食店や美容院や花屋さんなどでも、社会不安によるイライラを嗜虐しぎゃくによって晴らそうとする輩がやたら増えてきました。以前の記事でも触れましたが、そういう事例（人為的なトラブル）は明らかにここ１、２年で激増したし、その後もますます増え続けています。

そんな山ほどの身近な問題に加えて、皆さんもご存知の通り、今は世界中あちこちが大荒れの状況にあり、人間界全体が暴力に染め尽くされようとしています。

ここ馬見は私にとって、そんな不穏な現実から しばしドロップアウトして、ここだけの貴重な平穏に浸らせてくれる特別な安らぎの場、オアシスであるはずでした。なのにこんな場でさえ、他人を見れば当たらずにいられない醜～い人間の姿を見せつけられて、改めてつくづく人間の一員であることがイヤになりましたね😓　背後からお花に笑われているような気分でしたよ。「人間って、ホントにバカだな～」と💧

そしてその後、低俗な輩の存在を頭の中から排除すべく、狂ったようにチューリップの撮影に埋没して帰ってきた結果が、ご覧の通りの画像てんこ盛りの記事でした A^_^;)　とにかく花で頭の中を埋め尽くし、余計なことが入り込む余地をなくしてしまおう、と思いまして💧　私なりのアンガーコントロール、というやつですね😅　怒りを覚える価値も見出せないほど短絡的でレベルの低～い事件（？）だったので、正直脱力感しかありませんでしたけどね💧　アホらしすぎて気力が削がれてしまったというか何というか……。このまま帰宅しては、ガス欠状態のまま数日を過ごすハメになりそうだ、と感じたので、お花にエナジーを分けてもらってきた、というのが正確なところです、ハイ😅💦

──と、まあそんなわけで、せめてもの抗いとして、撮って撮って撮りまくった無数のチューリップ画像で、いつも以上に長～い記事になった次第であります m(_ _)m　大変容量の重い記事にもかかわらず、最後までご覧くださった皆様、ありがとうございます。

皆様も、すっかり様変わりしてしまった世の中で、色々と大変な目にあわれていることとお察ししております。戦地にいるわけでなくとも、比喩的には地雷や無差別砲撃の危機がそこここに潜んでいるような状況ですので、余計な面倒に巻き込まれないよう、くれぐれもお気をつけください。明日、将来に絶望した自暴自棄な輩や、誰かを傷付けずにいられない心の壊れた嗜虐しぎゃく者たち、話も通じないほど酒に呑まれた酔っぱらい等に理不尽に絡まれるのは、あなたかもしれません。どうか全力で身を守って、この不穏な時代を切り抜けてください (‐人‐)

言うは易し、ですけどね💧🙇