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【詩】 無題

夢で見た貴女は美しかった。
遠い遠い、在りもしない記憶の中で、
貴女は微笑んでいた。

どうかどうか、
夢の中の貴女が消えませんように。
どうかどうか、
この現が朧気なままでいますように。

例えこの現実に、
或いは何時かの記憶の中に、
貴女が存在していたとしても、
きっとあの夢のような笑みは、
見ることなど出来ないだろうから。

だから、どうか。




(思ったより恥ずかしかったのはここだけの秘密です)


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