気功の会得によって変化する思考
イントロダクション 髪と気功
このブログでは気功をメインテーマに取り扱っていきます。
これまで僕が日常的に実践してきた気功のメインテーマは「髪を生やす、増やす、育てる」でした。
書いておいてなんですが、にわかには信じがたいテーマだと思います。
髪の毛は「一度失ってしまうと、もう元には戻らない」という認識を持っている人がほとんどだと思います。
かつては僕自身もそう感じていました。
抜け毛が増加する原因を探していくと、食事や睡眠、遺伝や家系、メンタル面などキリがありません。
そして、「これだ!」という原因になかなか行き当たることもありません。
シャンプーのやり方や、洗剤を使わずにお湯シャンに切り替えたり…
とにかく手あたり次第に何か効くものは無いか試行錯誤する日々でしょう。
そもそも、なぜ髪の毛のアプローチに気功を採用したかというと、筋肉痛解消のために気を流してうまくいった経験があったからでした。
「頭髪の悩み」も視点を上げれば、「身体の悩み」として扱うことができるだろうと考えました。
筋肉の痛みを気で解消することができるなら、頭皮や細胞にも良い影響を与えることができるのではないかと考えたわけです。
筋肉痛に気を流すと? 気と身体の関係
これは僕が20代前半の頃の経験なのですが、妹が習い事でハードなレッスンに取り組んでいました。
毎年ある時期になると、筋肉痛に悶え苦しみながら過ごしていたのを見ていました。
平常時のマッサージなら嬉しいですが、筋肉痛のときは触れて欲しくありませんよね。
妹本人は上達したくてレッスンしていたようですが、辛くて困っているようだし何か手立てはないかなと考え、たまたま興味があって読んでいた気功の書籍をたよりに妹に気を流してみました。
驚いたのは翌朝の妹の反応で、ケロッとした表情で起床済みだったのです。
身体の疲れが残っているとき、なかなか布団から出られませんよね?
それと同じで、妹も筋肉痛がひどいときは自分から起床することはまずありませんでした。
僕自身も、「不思議なこともあるもんだ」と若干頭にはてなマークが浮かびつつも、本人が普段とは見違えるほどに元気なので面白い感覚でした。
妹からもらったフィードバックは要約するとこんな感じです。
軽く痛みは残っているが身体の軽さが全然違う
寝覚めがすごくすっきりしている
レッスンにもっと集中できた
自分一人だけだったら「偶然」とか「気のせい」で終わりそうですが、家族に施して結果が出たので「気で身体は良くなる」という実感があったということです。
これが、僕が「気で身体の悩みが解消できそう」と思うに至った経緯です。
気によって思考パターンが変わると…?
「気を流したり、入れたりすることで心と身体を変える」
なかなか伝わりにくいと思いますが、気功でやっていることはこの一文に集約されます。
気功は「今、考えていること」「これから考えること」などにも変化をもたらします。
思考パターンに変化をもたらすと捉えてください。
例を挙げると「私の体力は上がっていく」「私の活力は増していく」などイメージが強くなり、実際に心身に変化が見られるようになります。
筋肉痛への対処も、このカテゴリーに含まれます。
もしかすると上記のプラスのイメージは少しぼやけた印象かもしれません。
プラスの状態は意識しないと記憶に残りにくい側面があるからです。
反対にマイナスのイメージは良く記憶に残ります。
「あーもうだめかもー…」
こんな思考がぐるぐる加速してしまう経験がある人もいるでしょう。
この感覚がなぜか勝手に育ってしまい、悩みの力が徐々に大きくなっていったことはありませんでしたか?
この現象が起きたのにはきちんと理由があります。
後悔が詰まった記憶を思い出し、マイナスの感情に飲まれ、身悶えや緊張を起こす。
こうした反応を繰り返した結果、悩みに力が注がれていったのです。
この例はマイナス方向への変化ですが、気功でやりたいことはプラス方向への変化です。
反復することでプラス方向への反応が良くなり、徐々にプラス方向の思考が発生する頻度が増やすことができるようになります。
プラス方向への気功のプロセスは下の3つの手順となります。
プラス方向につながる事柄を思い出す(記憶から持ってくる)
思い出した事柄を強化できる感情も同時に思い出す
上記2つから得られる良い感覚を記憶する
この1~3までのプロセスを行う頻度を上げていくことで、自分の心身に良い変化を促すことができます。
では、次の項で「気功をやるために必要なこと」を整理してみましょう。
気功に必要な技能とは
これから気功に取り組むうえで、あるいは少々取り組んでいる人がより強力な気を出すためにどんなことが必要なのでしょう?
どんな芸術やスポーツにも「最低でもこれができないと取り組めないよ」という技術のベースラインが存在します。
車の運転に、運転技能と道路交通法の学習が必要なように、気功にも技能訓練と知識の向上は必要です。
生半可な興味では気の力で物理身体に変化をもたらすのはおそらく難しいでしょう。
とはいえ、ある程度時間がかかりつつも習得してみたいという人もいるはずです。
すでにけっこう学んでいて新たな足掛かりを欲している人もいるでしょう。
ここから先の記事は、興味と好奇心を強く持っていただいたうえでお読みいただくことを推奨します。
さて、気功を実践するうえで必要な技能を3つに分けてみました。
変性意識の生成に慣れる
その状態で自分の心身を観察することに慣れる
イメージの世界をリアルの一部として捉えることに慣れる
まず<1.>の変性意識ですが、これは「何かに強くのめりこんでいる状態」と捉えてもらうと良いでしょう。
気功だけじゃなく、仕事に熱中しているとき、ゲームに熱中しているとき、ギャンブルに熱中しているときなど、日常的にすぐそばにある意識状態です。
つまり、気功用の変性意識を生成していくということです。
続いて<2.>では、変性意識状態をベースにして、自分の心の様子や、身体の状態を細かく観察していきます。
これは、公に発表する文書の誤字脱字チェックや、表現に不適切な点が無いかどうか推敲をする作業にも似ています。
現実に何か問題が起きているとき、自身の心か身体に何らかのエラーが発生しているかもしれない。
この考えのもとに、自分の心や身体の中で「何か嫌な感じがするところ」をひとつひとつ探し当てては修正していく。
この修正作業がセルフヒーリングと呼称されるものです。
セルフヒーリングが済み、元気を取り戻すことができたら、今度は「自分により奮起を促すイメージ」や「自分により落ち着きを促すイメージ」などを用いた、自己鍛錬のステージへと進んでいくことになります。
それが<3.>のイメージの世界をリアルの一部として捉えることに慣れるにつながっていきます。
「イメージ」という言葉を使うと、「それは現実ではない、架空の、意味のない想像」として扱われることがしばしばあります。
「想像しても現実にはならない」
もしこのように「イメージ」というものを扱っているなら、気功に手を出してもなかなか本質が掴めないままでしょう。
もちろん、「自分のイメージ力の限界」という壁はありますが、この壁は訓練次第で乗り越えていくことができます。
というより、「自分がやりたいこと」に合わせてイメージ力の限界、壁を乗り越えていくと言った方が適切でしょうか。
今後、ブログ内では<3.>の項目について重点的に練習方やアイデアなどを用意していくつもりです。
難解かもしれませんが、髪の毛にアプローチする方法や、自身の能力に磨きをかける気功に興味がある方には楽しく学んでもらえるでしょう。
それでは次回の記事にて。
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