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テレワーク タスクかかえて 子もかかえ

大賞は「イクメンは 名もなき家事が できてから」
「 働くパパママ川柳」(第4回)大賞は「イクメンは 名もなき家事が できてから」。パパ目線賞は「テレワーク タスクかかえて 子もかかえ」、「マスクでも 漏れて防げぬ 妻の愚痴」など。

また、ママ目線賞は「パプリカに 夢中なうちに 飯作る」、「Uberで 届けてほしい 離乳食」など。優秀賞は「増税を 前にオムツの 大人買い」「プリントが 朝に出てくる ランドセル」など。

大賞の「イクメンは 名もなき家事が できてから」は30歳代の女性の作品だが、この作品には共感できる。子供を風呂に入れたりする育児よりも、育児に忙しい妻のために日々の家事を手伝って、妻の負担を減らすことが一番大切だと思う。「名もなき」「地味な」「日々の」家事を継続することが、自分の経験から言えば、一番、難しいこと。

「テレワーク タスクかかえて 子もかかえ」
パパ目線賞の「テレワーク タスクかかえて 子もかかえ」は24歳の男性の作。今年(2020年)4月の頃(緊急事態宣言の頃)の状況をよくあらわしている。連合(労働組合の全国組織)の「テレワークに関する調査2020」でも「小学生以下の子どもを抱える回答者の8割超(80.9%)がテレワークの困難さを感じている」との調査結果が出ている。

今回「テレワーク タスクかかえて 子もかかえ」はパパ目線賞だったが、この川柳はママ目線賞でも良かったと思う。東京都杉並区などの保育園では、緊急事態宣言の頃は医療従事者の看護師などの子供の保育を優先するため、一般企業でテレワークができる家庭の子供は「自粛してください」旨の話があった。この場合、夫もテレワークということだから「子もかかえ」ではなく「子も夫もかかえ」という状況であった。

テレワーク タスクかかえて 子も夫もかかえ(字あまり)