テレビ・ラジオ・コンテンツ爆笑おもしろメモ日記2024


1月

・フジテレビ「新春!爆笑ヒットパレード2024」(1日)
傑作ネタの連発ももちろん良かったが、村上ショージ師匠の舞台でやってそうなネタも見られたのが良かった(ショージ師匠が劇場では爆笑を取っていると評判だったので)。

・ABEMA「鶴瓶&ナイナイのちょっとあぶないお正月2024(元祖英語禁止ボウリング2024)」(1日)
相変わらずのキワどさ、激しさ、バカバカしさで、おもしろさ半分、心配半分になるも、最後で矢部からの「来年、無いかもしれない」で全員ちゃんと理性があってショーとしてやっているということが確認出来てひと安心w。
私自身、テレビ東京の「月ともぐら」を観ている事や、今回からご褒美美女たちのメイキングもあって、美女たちをそれぞれ一人のタレントとして認識できた。彼女たちの名前が初めて紹介されたのではないだろうか。ちゃんと台本と演出通りのパフォーマンスをこなす姿は、ただの舞い上がった痴女などではなく、彼女たちが「女優」と称される所以であり、そんな彼女たちへのリスペクトを感じた。

・カンテレ(フジテレビ)「千原ジュニアの座王 新春SP」(2日)
当然のようにほぼ全部面白かった。前回新春SP覇者平子さんのオープニングアクトとも言うべき勝った後の周囲の反応報告、ヤジマリー。VS今田耕司が軸となり、チョコプラ長田さんの和泉元彌モノマネから、和泉元彌さんご本人によるXでの「許さない」投稿という場外乱闘w。大満足だった。

・フジテレビ「新春◎×部(BABA抜き最弱王決定戦!)」(3日)
ただBABAを回すだけで、ゲームが一向に進まない、というのは毎回恒例なのだろうけど、やっぱり面白い。芸能人としての運だったり、強い人の持つ抜け目のなさなどが垣間見える企画。

・テレビ朝日「芸人シンパイニュース」(3日)
今年もやっぱり芸人さんみなさんのエピソードが面白く、再現CGもバカバカしかった!w 出色はダンビラムーチョ大原さんが首を絞められて失神し、舞台裏に連れて行かれる衝撃映像!その後、ちゃんとトラウマになってるのも笑ってしまった。

・ニッポン放送「令和ロマンのオールナイトニッポン」(4日)
内容を笑いに振り切ったお笑いラジオ!出てくるワードも、世代上の私でもギリギリ理解できる範囲の文化で、まだ未来を感じた。

・ABC テレビ朝日「芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル」(7日 1日放送予定が能登半島地震で延期)
見どころやおもしろポイントはいろいろあるものの、今回はやはりGACKT様が一番の注目ポイントになった回ではなかろうか。パートナー制でやってきた番組としての意味が結実したんじゃないかと思う。X上でのビジュアル系と呼ばれる方々の盛り上がりも凄かった。
心なしか、例年より視聴者に正解・不正解を知らせるのが早くなって、一緒に格付けに挑戦したい視聴者はちょっと面食らってしまったんじゃないかとも思った。

・フジテレビ「千鳥の鬼レンチャン 新春3時間SP」(7日)
千鳥&かまいたちが謎にヒール役をやる、その結果犯罪者扱いされる謎編集、そのおかげか出場者たちもやりたい放題、子供たちにはほいけんたがメインで希望、という全くもってワケのわからない状態の番組に笑うしかない。カラオケ番組では無いのだけど、カラオケ番組の新たな形がなぜこんな風になってしまったのか、まったくわからない(笑)。

・ABEMA「チャンスの時間 カミングアウト漫才2024」(7日)
カミングアウトの爆発もさることながら、ありネタにカミングアウトを織り交ぜては戻す出場漫才師の漫才の上手さ。ダイタク、ギャロップはきっちり漫才を仕事し、令和ロマンは爆発、マユリカは若手らしいムーブ、そしてマシンガンズ(特に滝沢さん)の暴走と奥様からのXによる場外乱闘もあって、非常に楽しめた。

・TBS「あらびき団2024新春~新春!爆笑あらー1グランプリ2024 1じかん~」(8日深夜)
孔雀団とダンカンさん、もはやレギュラーとなったと言っても過言ではないくらいのバタハリのカラーコーン芸とカメラマン。そして1億回「ミキティー!」と叫び続けた庄司さんがミキティーになってしまうところが面白かった!

・YouTube「しもふりチューブ」『【丸一日考えた上で合わせましょう】ディズニーランドといえば?』(9日)
さまざまな「~といえば?」が出題され、スタッフと霜降り明星の5人で答えていくが、表題にもなっている「ディズニーランド」のくだりからミラクルめいたやりとりが面白かった!

・テレビ朝日「ロンドンハーツ 芸人スポーツテスト2024」(9日)
僕は淳さんが隠したみなみかわさんのメガネを掛けて走り高跳びに向かおうとした時点でMAXを迎えたが、ノリとイジリと返しと編集の波状攻撃に笑うしかなかった。

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」【ゲスト:森脇健児、ダンビラムーチョ】(10日)
森脇さんの勢いのあるラジオトークと、森脇さんがメールを送っているが読まれない「あののオールナイトニッポン0」の選定作家が実はそこにいるという展開、そしてダンビラムーチョのお笑いにどっぷり浸れる時間でした。

・ニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」(10日)
去年から行われていた、パーソナリティーの久保史緒里がサッカーW杯に感動して、【45分走る】という目標を立てておきながら、実行しなかったことをリスナーたちからメールでツッコまれた事に対して、この放送で、年末にジムのランニングマシンで走ってきたと証拠画像を提出。その顛末を語る内、なぜかブチギレしてしまう久保さんの激昂、そしてそれを俯瞰でも語り反省するというお笑いラジオのような、普段とは違う展開に笑った。
また、久保さんのモットーが「明日やろうはバカヤロウ」という事で、昼は森脇さんからと、同じ言葉を1日2回聴けた事も奇跡。

・Kinki Kids堂本剛&ももいろクローバーZ百田夏菜子結婚(11日)
“爆笑”ではないが、これはここに書き残しておくべきだと思った。2024年が始まって、ようやくめでたいニュースだと思った。スター同士の結婚。明るい気持ちになれた。

・フジテレビ「ドリフに大挑戦!ドリフ結成60周年 爆笑大新年会SP」(11日 1日放送予定が能登半島地震で延期)
高齢の加藤茶さん、高木ブーさんをはじめ、松本幸四郎さん、佐々木希さん、香取慎吾さんと、「なんで参加してるんだ?」といった豪華なスター出演。特に、オイシイからと体を張らされる香取さん、百田夏菜子さんの熱演が良かった。
芸人では、体を張るのが大好きな劇団ひとりさん、地味な役割をきっちりこなすカンニング竹山さん、塚地武雅さんが素晴らしかった。

・YouTube(テレビ朝日)「くりぃむナンタラ公式チャンネル」【変態じゃねえか くりぃむ2shotトーク #71】(12日)
当然のようにおもしろいコンテンツの一つ。2人のトークとかき回し方にハマった私のような人間にとっては爆笑必至。

・カンテレ「マルコポロリ!」【FC林】特集(14日)
純粋にサッカーを突き詰める集まり、「FC林」について掘り下げる事になり、番組の性質上、ほんわかと進めることは悪なので、爆笑のためにエピソードVTRを盛大にウソで盛る暴挙に爆笑。さすがに林さんもウソ過ぎてツッコむのですが、あいはらさん、ほんこんさんが笑いのために林さんに厳重注意を飛ばす、”お笑いワイドショー”とはなんなのか?と考えさせられる、いつもの「マルコポロリ!」を裏切るような回でした。

・ニッポン放送「男・出川哲朗還暦祭り in 横浜アリーナ」(14日)
アーカイブどころか配信もない、現場に行った人間だけが味わった直接のイベントではあるが、あえて書き残したい。およそ3時間半の長丁場イベントで、だからこそ熱々おでん&熱湯風呂の完全版が間近で観れたという感動を記しておきたい。その他にもここでしか観られない、素晴らしい出し物の数々に、8814(ヤバいよ)円を払って良かった、むしろ安すぎる!と心から満足できた。

・ABEMA「チャンスの時間」【アンジャッシュ渡部やっていい”はしゃぎ”ダメな”はしゃぎ”】(14日)
全体的に期待感とおもしろポイントがそこそこある中、今井アンジェリカさんの「LUUP女子会」という予想外の角度からのワードで爆発。その後高級時計食リポでちゃんと銀だらの脂を箸に付けてからパテック・フィリップをつまむ渡部さんの芸人魂に感服。そこから赤坂風MCとちゃんぴおんずとの絡みで千鳥の笑いの味付けがきっちりなされたところに、番組を良くしようという全員の想いに感服した。

・BS日テレ「極楽とんぼの週末極楽旅」(15日)
光浦靖子さんのいるカナダ・バンクーバーを巡る第2夜。ズンバの激しさに音を上げる極楽とんぼ。もったいないので続けさせようとする光浦さん、そこから始まる久しぶりのコント【極楽劇場】(懐かしさとは違う。むしろレアさ)。Xで検索したら、他のみなさんも一様にこのシーンを特筆していて唸った。
また、光浦さんがバンクーバーに決めたのは北斗晶さんが息子の健之介さんが留学するのを話したからで、今回もコーディネーターを務めてくれていた事に驚き、感心した。

・KAT-TUN中丸雄一&元・日本テレビアナウンサー笹崎里菜結婚(16日)
中丸さんの結婚、40歳という年齢、お相手の方に3度ビックリ!またも明るいニュースになった。

・ニッポン放送「出川哲朗のオールナイトニッポン~あののオールナイトニッポン0」(16日(17日))
14日に行われた「出川哲朗還暦祭り」の振り返り特番でもあるが、イベントに足を運んだ身としては、とても嬉しい”延長戦”という感じで、イベントに思いを馳せながら裏話を聞きつつ、更にいろんな人の感想を統合したりして、また夢の続きが見れた気がした。
続くあののオールナイトニッポン0には、出川さんが放送中に乱入宣言(笑)。しかし当の本人はスケジュール都合で海外、つまり録音…の予定がわざわざこの時間に合わせてOPだけ生放送スタイルのため、休みのはずのあのちゃんとスタッフが集結したという事に感動。以前ゲスト出演し、親交のある出川さんのためにちゃんと対応する局の祭りづくりにとても胸を打たれた。

・ニッポン放送「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0」(18日)
根深い”吉本若手マッチョ部”の問題・闇について、野田さんが赤裸々に語ってくれました。コーナーをすっ飛ばした長いトークになりましたが、こういう回は神回です。

・カンテレ「マルコポロリ!」(21日)
当然のように毎回面白い番組の1つ。今回はM-1の闇が暴かれたが、オープニングからの場を温めるあいさつがてらの掛け合いは、さながら”全員漫才”といった雰囲気で、エンディングもキレイに笑えて締まった。

・TBS「ジョンソン」【課金ゴルフ】(22日)
相手への妨害が出来るゴルフ対決で、全く関係ないメンバーをとりあえず攻撃するというのはよくある芸人の悪ふざけではあるのだけれど、いざ見るとやっぱり笑ってしまうどうしようもなさ(無論芸人が体を張ることを受け入れてやってるからこそバカやってるなあ、ってわかった上でですよ)。

・TBS「ラヴィット!」(23日)
番組が好きなのか、ノリの良い二階堂さんのおかげで、全体的にテンションが高くテンポが乗った雰囲気に。二階堂さんのノリやテンション、おにぎりをほおばる顔やイメージダイブ中の変顔が見られるなどかなりのはっちゃけ具合で第2位の輝き。
しかし、やはりMVPはチェ・ジョンヒョプさんの通訳さん。X上でもかなり話題になっていたが、今までの通訳さんの、全て”逆”をやるという”暴れっぷり”に意表を突かれたというか、度肝を抜かれた。
番組もOPのみならず、全体的におもしろかった。もしかしたらバラエティー番組のあるべき最適な雰囲気だったのかもしれない。

・静岡朝日テレビ「霜降り明星のあてみなげ」(25日)
あさはた蓮根特集。収穫、調理、実食と、霜降り明星がずっと面白かった。

・テレビ朝日「テレビ千鳥」【シャモとノブ】(25日)
テレビ東京でやっている「ヤギと大悟」のある種セルフパロディー企画。シャモの紹介、大悟さんの演出といったきまりの笑いから、路上で出会った気の良い人たちの明るさと優しさが笑い方面に光った。

・ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」(26日)
OPトーク。”吉本鎖国”というパワーワードから始まり、富山でのどぐろを食べた話、剛さんが飛び出しで大阪に行くため、48分の新幹線に乗らなければいけない話、そして剛さんが大阪で飛び込みで入った戎橋の美容院での若い女性美容師たちとのやりとりから、”若い子に従うべき”ということで、TBS「ベストワン」でSNSのためにコンビで自撮りをさせられた話、とどれも面白かった。

・ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」(27日)
「BS男」という謎のリズムネタが生まれ、ライブビューイングにお客さんが入っていないのを喋り合うところが面白かった。

・テレビ朝日「霜降りバラエティX」(27日&2月3日)
あのちゃんをゲストに迎えてのApexパーティー。気心知れたあのちゃんとの相性の良さ、技術だけでなく感情の乗ったお笑い的やり取り、ゲーム自体はあまり見どころが無かったが、その分、3人のいざこざに集中できた感じか。

・日本テレビ「有吉の壁SP」(31日)
当然面白い番組のひとつ。元々、年始1発目に用意していただけあって、華やかで、なにより協力してくれる一般の方(?)が多いのが良かった。

・TBS「水曜日のダウンタウン」(31日)
松本人志さん活動休止後、初不在回。空いた席に東野幸治さんが座り、プレゼンターにサバンナ高橋さん、パネラー席にフットボールアワー後藤さんという配置に、藤本美貴さん、めるるとさらに強い布陣。番組がどう転んでもいいところに、司会の浜田さんも松本さんがしていたプレゼンターとの絡み役を積極的に埋めていく担い方。
そして企画は【クロちゃんダマで100万円チャレンジ】。このピンチを任せられる番組のスターと言うべき存在で、ただその分、クロちゃんがプロだという事が結構明るみに出てしまった。
それを迎えての生放送(生中継)で、何も知らずに外からXで実況しているクロちゃんが、帰って来るかどうかのドキドキ感、CM明けでパンイチになっている危険さがこの番組の強さだと思った。

・テレビ朝日「チョコプランナー」(31日深夜)
【東京吉本大新年会】というお笑いのバックヤード好きにはたまらない企画。東京吉本内での各芸人の動きや、ウワサ、ウラ話などから雑談のような与太話、ホラ話など、いろいろ聞けて面白かった。

・日本テレビ「東野・岡村の旅猿24」(31日深夜)
旅猿恒例のベッド争奪戦。「出川哲朗還暦祭り」を鑑賞したこともあってか、勝手に”延長戦”の感覚で観てしまった。

2月

・カンテレ「マルコポロリ!」(4日)
グレープカンパニー次世代スター芸人SP。マルコポロリチームがたっぷり温めた後に、永野さんによる取扱説明。それからのグレープ芸人のやりやすそうなこと。出色はカカロニすがやさん。ちゃんと時間をたっぷり使えば、そのままのおもしろさがちゃんと出てくるんだと確認できた。

・日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(4日)
【出川還暦ツアー 出川女子会inベトナム】。「お笑いウルトラクイズ」を彷彿とさせる出川vs大蛇、堀田茜さんのアクロバティックな水落ちを中心に面白かった。

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」【ゲスト・スパイク】(6日)
スパイクの2人がどういう経緯で現在に至るのかを理解できて良かったのと、松浦さんのトークが面白かった。すべらない話があったら間違いなく入ってておかしくないトーク力とネタだった。

・ABCテレビ「相席食堂」【M-1ファイナリスト街ブラ-1GP 第1夜】(6日)
もはや毎年恒例となった感じのある大会。芸人の魅力はM-1だけではない事を改めて教えてくれる。トップのシシガシラはロケが不慣れな感じだったが、ラストにまさかの伏線回収(笑)。ダンビラムーチョは前半でボケがハマった感じが良かった。カベポスターで定番のロケスタイルを思い出させてくれるほどで、千鳥との意思疎通もバッチリ。順番が見事だった。なにより千鳥が後輩の面倒を見ている頼れる兄さんの感じも良かった。

・ニッポン放送「TRF SAM&DJ KOOのオールナイトニッポンGOLD」(9日)
終始浮ついたDJ KOOさんと落ち着いたSAMさんのハチャメチャなやりとりが面白い。長年の仕事仲間であるがゆえの関係性で、鋭い言葉のナイフを次々と良いところに投げていく。混ぜっ返すところも最高。

・テレビ東京「ゴッドタン」【大喜利お題選手権】(10日)
新しいパターンの大喜利を作るための開発の様子が見られて、大喜利をやり尽くした人たちのひねり方もさることながら、劇団ひとりさんが初手から「言い方」「顔芸」とルールを改変しようとしてるのがおもしろかった。

・テレビ朝日「霜降りバラエティX」(10日)
新M-1王者の令和ロマンをゲストに迎えたトーク回。M-1に強い憧れを持った若手漫才師であり、大学進学者という共通点があるからこそ、強い想いと知性が絡み合う見事なトーク。そして中田カウス師匠のエピソードのおもしろさ、アナザーストーリーへの不満というテーマのトークも面白かった。

・ABCテレビ「相席食堂」【M-1ファイナリスト街ブラ-1GP 第2夜】(13日)
1組目のさや香さんが安定したロケを見せる中、平野区がまさかのリセット状態(笑)。2組目のくらげさんは全然ボケないものの、千鳥さんにはイジられまくる最高のごちそう状態に。3組目のヤーレンズも、まさに「これから売れる」芸人のボケといった感じで面白かった。

・BAYFM「俺のメモ帳!on tuesday」(13日)
下ネタばっかりの【秋山製薬】から、【生活音】のコーナーでは、南米のラジオ×トマトミートの寝言×九州のおばあちゃんの声がカオス過ぎる!というとんでもない展開だった!

・テレビ朝日「テレビ千鳥」(15日)
【イベントグッズを作るんじゃ】幕張メッセでの番組イベントが発表され、残り2カ月、企画は何も決まってない状態から、まずグッズを作るという展開(笑)。やや総集編、傑作選めいた要素はあるが、前向きな理由での過去の傑作放出は大歓迎。映像ではなく、写真一枚で笑いとインパクトを提供できるテレビ的センスが千鳥さんの強み。

・フジテレビ「全力!脱力タイムズ」(16日)
陣内智則さんゲスト回。序盤はベタな仕掛けから、陣内さんの大根役者イジリをするのかなと思いきや、大竹しのぶさんが登場し、ものまねタレントが出てきて大竹さんをイジったり、かと思えばまた陣内さんをイジったり…といった一進一退のラリーを見せるかのような展開。結果としては陣内さんをイジって結末を迎え、大竹さんは番宣するというハッピーエンドで良かった。

・ニッポン放送「ロケット団の定例ラジオ」ゲスト:高田文夫(17日)
高田先生がロケット団のために歌詞を書いてきた「どさくさキッド」を、歌詞を朗読してから「浅草キッド」のメロディーに乗せて三浦さんが歌唱。倉本さんの言い間違いも面白かった。

・「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」(18日)

ライブビューイングで鑑賞。アーカイブ配信が無い生配信限定なので、詳述は避けようかと思ったが、最近は公式&ORICONNEWSも含め、おおよその概要は世間にも伝わっているので、そこそこは書こうかと。
まず、OPのアニメーションから涙がこぼれた。そして若林さんが「フィールド・オブ・ドリームス」、春日さんが「メジャーリーグ」をオマージュした登場シーンは感動。特にチーム付け焼き刃が列を開いて登場する春日さんはまた見たいと思った。そしていつも通りのラジオ構成に加え、若林さんはUberEats、春日さんは思い出の中華料理店のメニューを完全再現にそれぞれ挑戦していたというプレミアムなトーク。そしてドームならではの大型企画に笑い、星野源さんのサプライズ出演。本当に数週間前に出演が可能になった奇跡に感謝(星野さんも思い出の中華料理店に通っていたのはまた奇跡だと思った)!
エンディングがトロッコでの会場1周、観客や関係者席で観ている日向坂46のメンバーにも触れたりする粋な配慮(会場内やLV・配信のカメラは関係者席にカメラを向けないようにしているので、許可なしに見えることはない)。映像があって終わりかと思いきや、漫才。なかなか新ネタの設定が浮かばないと言っていた若林さんが作る”ふざけ漫才”はやはり私の心にビンビンに刺さる。内容も今までのオードリーの活動に根差したものだった。後でネットニュースで30分以上やっていたと聞いてびっくりした。全体約3時間半もだが、体感ではあっという間だった。非常に幸せだった。
【余談】数年前の「伝説の一日」や、かまいたちの日本武道館、出川さんの「還暦祭り」、バナナマン(赤えんぴつ)の日本武道館、「華大どんたく」、これからは「テレビ千鳥」の幕張メッセなど、お笑い系のビッグイベントが次々行われる。昨今、予算やコンプラ、それ以上の余計な物がくっついて、テレビの面白さが次々損なわれていく。それまでの面白さを知っている僕らにとって、いやこれからお笑いを好きになっていく若人にとっても、こういったイベントはかなり重要な”到達点”であり、暗い時代を生きていく上での”心の支え”になっていく事だろう。だからこれからもビッグイベントは続くだろう、いや、続けてほしい。

・日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(18日)
【みんなでみんなのうたを歌い切ろう 前半戦】桑田部しかり、サザンファンのスタッフが増えたんじゃないか?と思えるような企画。松本さん不在で、番組を盛り上げる”全員野球”を感じた。もちろん、毎回松本さんがオチを付けるパターンもいいのだけれど…。

・YouTube(テレビ朝日)「くりぃむナンタラ」【くりぃむ2shotトーク】#74 番組AD 変態(仮)が卒業!?(19日)
今回も有田さんのトークが面白過ぎた。ボケながら進行するのがこんなに上手いのって有田さんが唯一無二じゃなかろうか?

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」【ゲスト:ママタルト】(21日)
ママタルトの漫才、M-1ツアーなどで一緒になるくらげ風漫才、芸名トークなど面白かった!

・TBS「水曜日のダウンタウン」(21日)
【ドッキリの仕掛け人、どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説】、仕掛け人役のはずのターゲットがピンチになる中、自然とコント(喜劇)になる展開が面白かった。

・テレビ朝日「くりぃむナンタラ」(21日)
【テレ朝65周年記念!間違えたらテレ朝即出禁クイズ】、問題に答えられなかった時の、ありとあらゆる言い訳、難くせの付け方が最高だった。問題が当たり前に近ければ近いほど、言い訳があさって過ぎればすぎるほどおもしろかった。

・テレビ朝日「テレビ千鳥」(22日)
【顔面セロテープ+1選手権】、ダイアン・ユースケさんの作品、紅しょうがさんとの絡み、令和ロマン・松井ケムリさんというチャレンジ、トリのFUJIWARA・原西さんというのが全体的におもしろく、好評価。
また、フジモンさんの報道があった日、原西さんは「旅猿」のロケで125㎏のマグロを釣り上げていたというのも面白かった。

・テレビ朝日「+90000 スペシャルライブ」(24日)
ダウ90000とチュートリアルのコラボライブのテレビカット放送。断片だが、2組の魅力が存分引き出されているであろう事は伝わった。

・カンテレ「マルコポロリ!」(25日)
永野さんが“大阪の闇”と名付けた月亭八光さん特集。正直、僕は芸能界には芸人だろうとつまらないだろうとなんだろうと番組における仕事をちゃんとしてくれる役割というのが必要だと知っているので、どうやろうと悪い人だとは思わないのですが、こんな僕のスタンスでは番組というのはおもしろくならないので、明確な対立軸というのが必要で、永野さんの主張となる「笑わせてくれ」という軸の太さと強さが【対立】を冷まさずおもしろい。バラエティー界から廃れてしまったケンカ芸をただ一人成立させるその姿からは、プロレスブームが去って行った90年代、その後半に人気が出たK-1ブームを思い出す。
そしてメッセンジャーあいはらさんの巧みな援護射撃。誰を援護してるのかはわからないが、間違いなく番組を盛り上げる口撃をバンバンしかけてくれる。

・TBSラジオ「スカルプD presents 川島明のねごと」(25日)
この番組は川島さんによる天津飯大郎(元・天津 向)さんイジリが毎週行われているのだが、今回はゲストのロングコートダディさんも揃って、川島さんのイジリがキレッキレ!特に響いたのだが、これも改名効果だろうか?

・YouTube(フジテレビ)「THE SECOND2024 開幕戦ノックアウトステージ組み合わせ抽選会」(27日)
それなりの知名度とれっきとした実力のある芸人さん達がポテンシャルで繰り広げるやりたい放題!タイムマシーン3号・関さんの「流れ星たきうえのXをぶっ潰す!」、ザ・ぼんち・おさむ師匠の聞き取れない大音声、ランジャタイの大暴れなどなど、大会の盛り上がる気配を十二分に感じる抽選会だった!また、「セカおじ」でもあるくるまさんとケムリさんの令和ロマンによるMCも功を奏していた!

・テレビ朝日「テレビ千鳥」【あの夫婦に結婚祝いを贈りたいんじゃ‼】(29日)
堂本剛さんと百田夏菜子さんに結婚祝いを勝手に贈る企画。ノブさんがももクロのファンで、その立ち位置が大悟さんを制する側として良かった。
後半、2人でプレゼントを自作するくだりでは、それぞれ2人のセンスが存分に光ってお笑い関係なく良かった。

・ニッポン放送「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)」(29日)
前々回、必要事項を早く言い過ぎるというところから、前回、丁寧に言うようになったものの、その他の、それまでの時間のパーソナリティーを務めるナインティナインさんへの労いの語りかけがどうも噓くさいため、岡村さんが乱入(矢部さんも帰宅のおことわりを報告)!その際、岡村さんからマヂカルラブリーさんのみならず、作家の福田さんにもこの危機状態について諭され、福田さんが過去の台本からのコピペではなく、一言考えて読むよう宿題が出された上での29日のこの放送。つつがなく申し送りを済ませたように見せながら、野田さんの喋りがあからさまに岡村さんを誘い、またナインティナインさんが来て、パソコンで打った文字では信用できないので、手書きで書くよう再度指示が飛ぶという顛末に。
また、アフタートークでは、その後の時間のパーソナリティーを務める上柳昌彦さんから、台本に書かれた言葉ではなく、村上自身の言葉で、というまた別のダメ出しが。マヂカルラブリーさんは混乱する中、ようやくオールナイトニッポンの一員になれたと感謝していて良かった。

3月

・X「NEWS・加藤シゲアキ結婚発表」&「有吉弘行第1子誕生発表」&「漫才サミットin伊勢崎 ゲスト:ヤーレンズ」&Lemino「大好き日向坂46!!ひな祭りSP!!」&etc…(3日)
先日の大谷翔平さん結婚発表もあり、ようやく日本もめでたさがやって来たのか、という感じもありつつ、私自身、直接立ち会ってはいないが、Xを見るだけでいろんな情報が飛び交い、ウキウキした。この他にもコサキンのイベントがあったり、櫻坂46のコンサートで、山﨑天ちゃんが注釈付き指定席を”昼食付き”と勘違いしていたり、NHKでサザンの再放送完全版が放送されたりと…、とにかくエンタメに華が咲いた。

・「山里亮太の140 栃木公演~下野国の草雲の如く~」(9日)
このイベントには初参加でしたが、参加できてとても良かった!
内容は完全に伏せることが前提なのですが、だからこそ満足のいく内容だったと思います。「テレビがおもしろくなくなった」、つまり「昔のテレビは良かった」と思っている人こそ行くべきライブだった。
むしろ、これまで観ていた「たりないふたり」とか(もちろん面白かったし、下げるつもりも無いのですが)、【テレビ番組】の仮面をかぶって、50%程度の力しか出してなかったんだな、と思い知らされました。
また、奇しくもこの日「R-1グランプリ」が行われており、それとかぶっていたのですが、やはりピン芸人のおもしろさは、4分のネタ時間よりも、1時間以上どっぷり味わわないと、その魅力を理解し、心酔することはできないのだなと感じました。

・フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」(9日)
工場ゲストのハリウッドザコシショウさんの3週目だが、”お願い”があるとして、ライブに出演してほしいとTKOが登場。すると反省の色が薄いTKOに対して、ザコシショウさん&ひな壇の芸人さん達の十人十色のTKOイジリのオンパレード。笑いの脂が乗っていて、テレビに出せる&風化してないギリギリのタイミングでこれができるこの番組のすばらしさを感じた。

・ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」(9日)
春日さんが海外ロケのためお休み(電話出演あり)。代わりにアンガールズ田中さんがゲスト出演し、「激レアさんを連れてきた」のYouTubeでおなじみのケンカノリを延々とやり続けるボーナストラック。「アンガールズのジャンピン!」をポッドキャストで始め、やり続けてくれたおかげでこのドリームマッチがあるので、そのスタッフさんたちに敬意を表したい。

・テレビ朝日「研修テレビ」(14日)
林美桜アナによるひつじねいりK-POPスター化計画。ただの企画だとしても、細田さん、くるまさんを推す事で、期せずして相方の松村さんとケムリさんをこき下ろすという展開に。
そして、松村さんが「松村メンバー」扱いされてからの、怒りと憎しみのスタンド・バイ・ミーでおもしろさの頂点に達した。

・カンテレ「マルコポロリ!」【くっきー!軍団特集】(17日)
くっきー!さんが、脂が乗って、完全にテレビとおもしろポイントが合致した状態での特集。序盤はくっきー!さんの持ちネタ的なくだりを紹介し、中盤からはくっきー!さんの人柄を紹介していくアットホームな展開にほっこり。爆笑もあり、番組として完成されていた。

・フジテレビ「千鳥のクセスゴ!」(17日)
ヤーレンズさん、おいでやす小田さんのネタが良かった。
ケンドーコバヤシさんがプロデュースされて他人のネタをやるのが、真面目なのも、意外性があるのもあってめちゃめちゃ面白かった。
ハイツ友の会の清水さんのツッコミも良かった。あのキャラがいなくなるのが惜しいなあ。

・ABEMA「チャンスの時間」(17日)
【ジムキャリー選手権&ユビがイタくても食べたい店】私は世代的にも「MASK」を楽しんで観ていた世代なので、ある意味では原作を尊重している感じがある堂前さんのアクトが一番良かった。他の2人は観てなかったりするのならしょうがない。続いて【ユビイタい店】。痛風経験のあるジャンボたかおさんがプリン体の多い海鮮料理を出す店で料理の通風危険度を解説する企画。居酒屋で大声で痛風の危険を解説するという営業妨害にも近い、お店とお客さんのご厚意に甘えに甘えた狂企画。こちらもある意味「ドクターマスク」。まさにマスクに始まり、マスクに終わる1時間だった。

・日本テレビ「有吉の壁」(20日)
スパメッツァおおたかを借りての【一般人の壁】。全員おもしろかったが、シソンヌさんの植木職人、三四郎さん、みなみかわさんの共感を呼ぶネタ、初登場の紅しょうがさんのコントの芝居のハマり具合が良かった。
【ブレイクアーティスト】でも、著作権が気になって節がブレて歌詞が入って来ない展開、そして高い声が出ないというネタの元ネタが丸わかりで面白かった。

・テレビ朝日「アメトーーク!」(21日)
【賞レース2本目やっちまった芸人後半戦】先週の下地がある分、続きが気になる形でもあり、序盤から温まった形でもあった。そしてさや香さんからの振り返りだったので、昨年のM-1の感想戦をする感じになって、審査員のナイツ塙さんとすり合わせ(答え合わせ)になったのがホットで良かった。

・ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」(22日)
実は先週、ラジオショーのスタッフと一同で打ち上げに行ったというほっこりしつつも中川家さんらしい展開が語られるOPトーク。中川家で折半の所を、礼二さんが会計をスマートにやるのが好き、という話から剛さんが次の展開をあれこれ考えるところ、そして父親の実体験からしつけで賭け事をまったくやらない話、好きだった昔の演芸番組の話など、中川家さんのパーソナルな部分が聴けて良かった。

・フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」(23日)
ゲストはサルゴリラさんだが、さんまさんの舞台出演などのため、番組2024年初収録&フジモン復帰が重なった回。フジモンを追及しつつも、ラジオでことごとくウソをついていたさんまさんに矛先がすり替わり、その後のトークでライス関町さんのグダグダ感に一同が脱力していく、という流れがほんわかとアットホームでなんだか良かった。

・ニッポン放送「令和ロマンのオールナイトニッポン」(26日)
星野源さんの体調不良により急遽行われた放送でありながら、彼らのポテンシャルを十二分に感じる内容だった。様々な角度での”鉄板”の形を見せてくれて、レギュラー放送で無いのが惜しいくらいだった。彼らも言っていたように、リザーバーとして待機し、活躍してもらいたい、

・テレビ朝日「ランジャタイのがんばれ地上波!」【終王ノブ】(26日)
ランジャタイの冠番組最終回、なのにランジャタイさんは一瞬も出ず、国崎さんの声のみで、番組と関係ない千鳥のノブさんが「終王」という謎の役割で登場し、ずっと終王の欲望のままに番組が進み、終わっていく。
おそらく今もっともお笑いを愛している国崎さんだからこそ作れる、ノブさんにピッタリのキャラ、ネタ、芸を作り、当てはめていて、ノブさんもオファーに応え、よくぞ出てくれたと思い、感動した。

・日本テレビ「有吉の壁」【アドリブ大河】(27日)
【一般人の壁】【アドリブ大河】【AIが選ぶ最強コンビ】と同じ笑いでもベタ、ハプニング、問題作と三者三様のフォーマットで見せてくれた2時間SP。どれかは必ず刺さると思うが、僕は【アドリブ大河】が刺さりに刺さった。ありふれた表現ではあるが、全員良かった。

・流れて来たXのポスト(28日)

4月

・TBSラジオ「川島明のねごと」(7日)
川島さんの考えた「濁点をたくさん入れる」「伸ばし棒をたくさん入れる」大喜利が、久しく行われてない感じがして、面白かった。

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(10日)
OPトークは、塙さんが劇団スティック第2回公演の初日直後で、終演後に八嶋智人さん、ジョビジョバのマギーさんと打ち上げをした話など。八嶋さんの人間性や、八嶋さんとマギーさんが仲が良く、劇団スティックの将来について考えてくれたこと、KAT-TUNの亀梨さんが翌日の東京ドームライブのリハを調整して観に来てくれたこと、水森かおりさんが出るタイミングを間違い、亀梨さんと写真が撮れなかった事、客演のインタレスティングたけしさんが活舌は別として、セリフを間違えたり覚えきれてなかったりしてることなど、様々な事件が起きていて、トークの展開が止まるところを知らなかった。

・ABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!」(12日)
鬼越トマホークさんと”大学お笑い出身芸人”を考える後編。と言いつつ、現代のテレビ・ラジオのお笑い界の座標を表す鬼越トマホークさんの漫才(漫談)。
坂井さんが”大学お笑い”をグッと”慶應大学”にまとめ、「慶應大学に入りたかった」「慶應大学に入って、おばあちゃんを喜ばせたかった」と言い出す、まさに転がった方向に転がるお笑いの醍醐味!
大学お笑いのコネ事情や高卒お笑い芸人とローカル番組の相性などに触れ、結局どちらもがんばらないとテレビ界での将来は無い!というところに行きつく徒労感がまたお笑いらしかった。

・フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」(13日)
待望の令和ロマンさんゲスト回第1週。M-1の品格などなんのその、といった感じで、ニューヨークさんの理論、番組にもう既に80回以上出ているマヂカルラブリーさん、40回以上出ているウエストランド井口さん、くるまさんの平場でのがんばりといった攻防に、30代半ばを境目にした芸人のテレビでのがんばり度合が反映されていたような気がする。

・テレビ東京「ゴッドタン」【第2回ヤンキータレントスカウトキャラバン】(13日)
ギャルという派手で遊びほうけているかのような見た目とは裏腹に、ちゃんと筋を通してブレずに生きていて、その意外性につい笑ってしまう。コメント力もあって彼女たちの出るワイドショーが観たくなった。
また、そんな彼女たちの前での振る舞い方を心得ている劇団ひとりさん&おぎやはぎさんの動き方も彼女たちを引き立たせつつ、自分の笑いも取っていくスタイルで、相性抜群だった。

・NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」(14日)
乃木坂46の出演メンバーは弓木奈於さん。バラエティーで力を発揮するメンバーだが、この回はまさに弓木無双。リスナーからの愛の告白などに対して、全ての回答が予想を遥かに超えた答えで、パートナーのオズワルド伊藤さんが「『座王』出ろ!」とツッコんだのが正に的を射ていた。また、隔週レギュラーパートナーの川﨑桜さんも、噛む、拗ねる、話を聞いてない、話を強引にまとめて進めるなどなど、安定していい味を出していた。

・テレビ朝日「チョコプランナー」(14日)
おじさんの記憶力、判別能力の低下をアイドルの楽屋挨拶でドッキリ検証する企画。楽屋に挨拶に来た若い女の子に対するおじさんの対応、思考を的確に解説しながら、わかりやすく仕掛け、期待を持つ、が裏切られていくさまがおかしかった。

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(16日)
ゲスト:さや香。冒頭の漫才でナイツ塙さんから「やるな」と言われていた『見せ算』を披露するさや香のお二人に、ガヤを入れて入り込む塙さん、という見せ算の新しい構図、見せ方が出来た。こういう東京進出もありなのかな、と思った。

・TBS「水曜日のダウンタウン」(17日)
すっかり風物詩となった【第4回30-1グランプリ】。全てのネタに大爆笑したわけではないが、このコンテストは不思議なもので、各ブロック似たようなカテゴリーで分けられてる感じがして、必ず1~2ネタ爆笑ものが混ざっている。なのでファイナル進出者もほぼ納得のメンバーで、自分の中で優勝を決めるのも優勝発表が行われるまでに決められないほど面白かった。

・ニッポン放送「霜降り明星のオールナイトニッポン」(19日)
ケンドーコバヤシさんゲスト回。内容はほぼほぼ全編下ネタに近かったが、今まで散々舞台裏で接点があったためか、貯まりに貯まったトークを大放出!虚実入り混じったケンコバさんのトークに、いつものゲストの持ち時間を大幅に超えたスペシャルに楽しい回だった。

・カンテレ「マルコポロリ!」(21日)
【R-1戦士集結SP】。ピン芸人らしく、団体芸のチームワークはほとんど感じられなかったが、1人でやっていくと決めている人たちの強いパンチと事前の準備力が光る、団体芸で盛り上がるのと同等に凄まじい放送回だった。

・日本テレビ「にけつッ!!」(21日)
日テレでこの日に放送されたのが、外国人ボクサーの試合煽りVTRの話と、チャンス大城さんの生霊の話。スピリチュアルな話でありながらも、怖くもありがたくもない、まさに【「その話…何!?」ってなる話】だった。

・テレビ朝日「研修テレビ」【自分で実況しよう!】(25日)
おそらくライブシーンの最先端&最高峰の笑いが堪能できる唯一のテレビ番組。なおかつこの番組の最高打点である【草薙ケツバット】が待ったなしで用意されていた時点で、全てが決まっていた。

・ニッポン放送「霜降り明星のオールナイトニッポン」(27日)
番組の粗品さん1人回がギャラクシー賞に選出され、【霜降り明星】というコンビを組んでからは、コンビの名を冠するものに関しては常にコンビ2人で、2人きりで頑張ってきたのだが、ここに来てまた、まだまだ粗品1人が評価される、という久しぶりの展開(イジリ)に荒れるせいやさん。
そのおかげで、最近ハマっている【性格の終わってる武田鉄矢】でほぼ終始受け答えする“オール霜降り交遊録”ムーブ。ほかのコーナーもこれが下地になってより一層面白さが増した。

・テレビ東京「日向坂で会いましょう」(28日)
【新センター・正源司陽子さんを掘り下げる回】。
「乃木坂工事中」「そこ曲がったら、櫻坂?」と3番組続けて毎週観ている番組なのだが、おもしろさを目的に観ていないが、バナナマンさん、土田晃之さん、ハライチ・澤部佑さん、オードリーさんの熱血指導でバラエティー上の振る舞いは過不足ないレベルに育っている。
この回は日向坂46ほぼ全員が輝いていたと言っても過言ではないくらい盛り上がった回で、オードリーさんとの関係性も良好で、オードリーさんも輝いていた。
とどのつまり、団体芸やチームワークなどが整った、内輪ウケの真骨頂&最高潮で、おそらくゴールデンとかで一般視聴者が観たら大炎上するぐらいの内容だったが、番組のファンの私からしたら大満足だった。

・「テレビ千鳥 初ライブ コケたら即終了 幕張メッセ押さえちゃったんじゃ!!」(29日)
配信で生鑑賞しました。テレビ朝日「テレビ千鳥」の人気企画を詰め込んだベスト盤とも言えるライブ。まだまだアーカイブ配信中なので、これ以上のことは私の口からは言えないですが、およそ3時間半という長丁場の、笑いあり、サプライズあり、感動ありの大満足ライブでした。

5月

・日本テレビ「有吉の壁」【壁ヤンキー四天王決定戦】(15日)
新企画でどうなるかわからない展開と、いろんな演芸が観られるというお得感もあり、また終始対決以外の部分でも笑いがあって、存分に楽しんだ。

・カンテレ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(19日)
兼光タカシさん、モダンタイムスさん、ランジャタイさんというTHE SECOND敗退芸人というくくりではあるものの、そんなことより上方漫才大賞を受賞しながら解散となり、ピンになってしまった兼光さんの現状と、体調不安を抱えるモダンタイムスさんの、哀しみありつつも、腕のあるトークやネタに笑い、笑いで優しく包む大阪芸人人情を感じた。

・日本テレビ「有吉の壁2時間SP」(22日)
いつもの企画を豊橋市全面協力でやるという姿に壮観。駅前、街、学校、路面電車、市議会と結構有名な市が1日(?)でまるごと全面協力してくれたことにも感動した。かつて千葉の長生村でやった事もあったが、都会で大勢の協力者がいた事が良かった。いつも通りのレベルの高いおもしろさだが、画変わりが激しい分、とてもぜいたくに感じられた。

・テレビ朝日「アメトーーク!」&「テレビ千鳥」(23日)
合わせ技でルールに反してしまうかもしれないが、かねてから一部分は特におもしろかったという事もよくあり、それを紹介できないのがもったいないと思ったので、特別に書かせていただきたい。
新企画【芸人矢印トーク】はこれまであまりなかった、”話し合い”という形でのトークスタイル。自分がトークネタを披露した後に、指名した相手にも同じ(狭い)テーマでトークを求めるというハードさから、不安定な出だしだったが、中盤から後半は団体芸のくだりを見つけたり、蛍原さんや加地さんというカードをバンバン切り出したりして(人によっては卑怯というかもしれないが)、大成功に導いた。
【ツッコミを休ませたいんじゃ!!】は職業病とも言えるほどだが、ツッコミのカテゴリーで笑いを作り出しているという培われたプライドの高さが垣間見え、ストレートにツッコめない分のあがきがおもしろかったし、それをツッコむボケ芸人たち、全員で指摘し合うのが楽しかった。
企画タイトル自体は【笑ってはいけない…】に近い感じだが、ついついツッコんでしまう罰のユルさが、企画がスムーズに進んだ要因だと思う。

・テレビ朝日「研修テレビ」(23日)
【林美桜プロデュース目指せ!東京ドームへの道】と題した、K-POP大好き林アナによるアイドル化計画。芸人たちは誰もそう思ってないので、林アナによる暴走具合が肝なのだが、つい途中で降りてしまうというのは『研修テレビ』ならではのご愛嬌。ハッキリと役割を与えられてからは、変わり身の早さで選抜と非選抜の対立構造という盛り上げを作り、その他の展開にも対応していくノリの良さ。いつか11時台で特番してほしい。

・ニッポン放送(& 17LIVE)「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)」(23日)
OPから、この番組が前向きではなく、いかにやり過ごすかという”遅延行為”にまみれた、この時代に珍しいスタンスの芸人ラジオに呆れるしかない。
そして今回のメインとなった、野田クリスタルさんのマンガ仲間・四千頭身都築さんこと、「怪盗キッモ」に盗ってきてもらった『名探偵コナン』の重要ページをネタバレ公開させる、という番組打ち切りを賭けた内容。これまでの放送でコナンについてあれこれ喋っていた分、フリが効いている。そして、その衝撃的内容のページに野田さん、村上さん、作家の福田さんの3人とも大爆笑。村上さんのツッコミが光りに光った。
まだの方は、番組公式Xで確認してほしい。
ついでに、【エール!心のアミノ酸】のコーナーに多数採用される新職人が誕生した事も加点する。

・日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(26日)
【くっきー!プロデュース 浜田BDパーティー】。ダウンタウンイジリを始めとした、くっきー!ワールドがたっぷり詰まった30分。くっきー!さんが昔より、トガリが無くなっているのか、テレビに迎合できたのか、それとも観てる私が見慣れたのかわからないが、今ではすっかりテレビで観る事も当たり前に感じられた。

・ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(29日)
前日に大阪で行われた『西川のりおとナイツ塙が60分しゃべり倒すライブ』について、塙さんがその舞台裏を説明。久しぶりの大ネタで、配信が無い分存分に語り、OPトークをほぼ丸々使ってもまだ物足りないくらいだった。

6月

・フジテレビ「有吉弘行の脱法TV」(6日)
冒頭、有吉さんが前回の放送で受賞したギャラクシー賞との訣別を諮る決起の号令から、番組の方向性や対応策を丁寧に説明。斬新なアイデアとそれを実現させるかつてのテレビの輝きを思い出させてくれるかのような構成。
後半からは芸人さんも出てきて、斬新なリアクションを見せてくれる番組の要素も加わる。バカバカしく見えて、バカには出来ないテレビバラエティーへの情熱を強く感じた。

・YouTube(日本テレビ)有吉の壁【公式】壁チャンネル「有吉の壁3時間SPオープニング」(15日)
ガクテンソクさん、新世代5組の登場、追い上げに呼応するレギュラー陣の返しの上手さ、力強さを存分に楽しめた。3時間SPも楽しみ。

・日本テレビ「有吉の壁」(19日)
2年ぶりの3時間SP。前回のSPは3つの企画がそれぞれの面白さで際立っていたが、今回は総合的にまとまっていて、とても良かった。

・ニッポン放送「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)」(20日)
僕の好きな、“展開想像&脱線コント”が全編的に詰まった回。肩パン温泉、おいでやす小田さんに絡むヤンキー、BKBさんをただの便利な美容師として扱う野田さんへの説教など、終始面白かった。

・YouTube「日向坂ちゃんねる」『日向坂46時間TV』【ひなたの自由時間:山下葉留花編】(22日)
社会(OL)経験がありながら、とてもそうは思えない山下が、どれほどビジネスマナーを身に付けているのか検証(?)する企画。マナー講師の平林都先生とマンツーマンで行われるのだが、全くへこたれない、止まらないので、ノンストップで間違い(ボケ)を量産する姿に笑いが止まらなかった。平林先生もすぐに激怒するでもなく、指導のグラデーションが付いていたので、ボケの度合いがわかりやすく、先生のコメントにもあったように、「漫才」をしているようだった。

・カンテレ「マルコポロリ!」【あいはら被害者の会】(23日)
「マルコポロリ!」の隠れた安打製造機、メッセンジャーあいはらさん特集。人の悪口を言いながらも、真芯を捉えていたり、人懐っこかったり、面倒見が良かったり、かと思えば急に厳しくなったり、など、いろんな顔を持つあいはらさんを、桂三度さん、ケンドーコバヤシさんと3人のエピソードトークなどで深掘りし、盛り上げていく。最後には東野幸治さんとどちらが抱えてる闇が大きいかを競い、知られざる大阪の魅力をまた一つ知った気もしつつ、大阪人でないため、真骨頂を理解できない悔しさも滲んだ。
また、「ハゲ散らかす」というワードを作り広めたのがあいはらさんだという新事実も興味深かった。

・テレビ朝日「くりぃむナンタラ」【日向坂46インストール 怪談番組編・前半】(26日)
日向坂46の4名をくりぃむしちゅーさん、品川庄司・品川さん、Aマッソ・加納さんが操る企画。今まではお笑い、プロレスと得意分野で無双していたが、今回は怪談番組のリアクションという畑違い。序盤で「昔の品川」というワードが出て来ただけでもう期待して笑った。
そして本番が始まると、なぜか芸人たちをイジッていく日向坂46。そして場を荒らされると打たれ弱い怪談芸人たち。ありがとう・ぁみさんの表情で爆笑。なぜこんなに打たれ弱いのか?
怖いからあえて強めにふざけていると上手くつなげる有田さんに感動した。

・テレビ朝日「アメトーーク!」【あれから5年…激動の同期芸人】(27日)
キングコングさん、NON STYLEさん、ダイアンさん、とろサーモン久保田さん、平成ノブシコブシさんに、今までは『アウト×デラックス』で裏かぶりで出られなかった南海キャンディーズ・山里さんも加わって、豪華な布陣。
全員キャリアアップし、誰も空回りすることなく、円熟味を増したベテランの腕でイジり合いを見せてくれたことで、落ち着いた心持ちで鑑賞する事が出来た。そこにさらに最近のSNSで起こったホットな出来事も混ぜ込むと、蛍原さんから次々とパワーワードが飛び出し、さらに大爆笑だった。

7月

・テレビ朝日「くりぃむナンタラ」【日向坂46インストール 怪談番組編・後半】(3日)
前半の雰囲気はそのままに、後半はディレクターに絞られてテンションの下がった状態の日向坂46。彼女たちが退室した時に困惑していた芸人たちがさらにまた困惑。だが野性爆弾・ロッシーさんの雰囲気で空気が変わり、予定通りまたふざけ出す事にスムーズに成功。そしてありがとう・ぁみさんの顔のどアップで期せずして爆笑する4人。ネタバラシも結局ぁみさんの表情で持っていかれた。

・カンテレ「マルコポロリ!」【コロチキ ナダルと西野、ヤバいのはどっち?】(7日)
個人的に、久しぶりに観たというのもあったけど、全員、団体芸があるほどまとまってはいないものの、それぞれが鉄板トークを披露しあっていき、それがどれも面白かった。あと、番組の最近の鉄板の流れである、東野さんとあいはらさんの性悪部分を引き出すのがどんどん早くなってる気がする。おもしろいけど、ドーピング気味な気がして心配になる。

・ABC/ABEMA「第45回ABCお笑いグランプリ2024」(7日)
大阪ローカルの伝統的なお笑い特番の賞レースでありながら、数年前から大阪外にも門戸を開き、漫才・コント・ピン芸入り乱れてという笑いの異種格闘技戦。関東からABEMAで観ていたが、東京住まいの出演者や審査員もいて、審査評価も『M-1』に近いので見やすくて楽しめる。
さて、出演者も有名無名に関わらず実力者揃いで、何組かハマらなかったりするものだが、みんな勝負ネタが強く、お遊びで誰が一番か審査していてもとても決められなかった。特にCブロックの令和ロマン、かが屋、フースーヤ、ぎょねこは知名度などの余計な思惑も混ざってはそれを考え直してしまい、とても選べなかった。審査員は偉い。
これだけ面白く、番組を盛り上げたのなら、全員優勝!と言っても言いのだが、賞レースの緊張感というスパイスもまた必要であると思うとエンターテインメントの複雑さに頭を抱えざるを得ない。
陣内智則さん、ハイヒール・リンゴさん、ダウ90000のみなさん、金魚番長さんたちの平場を盛り上げる姿勢も凄く楽しかった。

・日本テレビ「有吉の壁」【都道府県対抗SP】(10日)
【一般人の壁】【中継】【大喜利】と3コーナー全て都道府県ネタくくりで、散々テレビでやってきた都道府県あるあるだけに、知識を把握した上で分かりやすかった。いつもと違う組み合わせだけに、いつもと違う笑いの取り方で、いい切り替えになった。「ZIP!」とコラボした中継コーナーは実際に現地とスタジオとやり取りするので、とても豪華に感じた。最後の「大喜利」コーナーはこの番組ではいつもみんな頭を抱える中、どういう方向に転んでいくかが見どころで、結果、有吉さんがインポッシブル・えいじさんを追い詰めてみるところが見事におもしろく転がった。

・テレビ朝日「くりぃむナンタラ」【大物感選手権】(10日)
この番組ではよくあるコント企画。シソンヌ長谷川さん、アンガールズ田中さん、有田さんの3人が三者三様の大物感を演出するのだが、3つもパターンが無いことに焦る(笑)。それでも時代を変えたりして見つけ、キレイなグラデーションで、「もしものコーナー」みたいに観れた。最後はAKB48・下尾みうさんにネタバラシもなく終わってしまった(笑)。

・テレビ朝日「研修テレビ」(11日)
ウエストランド井口さんがやって来て、あれこれ”悪口”を言う回。この”悪口”というのが批判・中傷・バッシングではないところがとても良くて、立派な芸だなと思う。全員を悪口というフォーマットでイジりながら、言い返されたりして脱線したらそちらの線路にスッと乗り換えて悪口とは別の笑いを取る、それをずっと連続で行える体力に圧倒的なプロの力を感じた。おそらく今年一番活躍している芸人さんの1人。

・テレビ朝日「研修テレビ」(18日)
ウエストランド井口さんを司会席に据え、井口さんの良さを芸人とアナウンサーで囲みながら、挙げていくという回、のはずが井口さんから言い出したり、メンバーに良いコメントをカツアゲしたり、軽く暴露されたり等々、そして全てのコメントを井口さんが拾ってツッコむ、まさに、お笑いマシーン【井口劇場】!と感じた。

・テレビ朝日「有吉クイズ」(21日)
人気企画【LINE既読Q】のパンサー尾形さん編。有吉さんが普段からイジリ慣れている尾形さんに、動き方(動かし方)がわかっている霜降り明星・せいやさんとヒコロヒーさんという企画として最も脂の乗った状態。開始早々、方向性が決まったら素早く自分のアイデアを入れて動くせいやさんとヒコロヒーさん。企画自体はすぐに終了したものの、ここから悪ふざけが(笑)。おそらく今までで一番動かしやすかっただろう人格で、その後の蛙亭・中野さんのパートも3割増しで笑えた。

・テレビ朝日「テレビ千鳥」(25日)
【芸能人入り待ちクイズ・フジモン編】。復習パートがある分、本編の新作部分は短いものの、おそらくbaseよしもと時代からの鉄板ネタとも言える【フジモンイジリ】のおもしろさを改めて体感。ゆうちゃみと仲良くしている事をイジりだす男子高校生のような悪ノリは人を選ぶだろうが、私は笑った。

・テレビ朝日「研修テレビ」(25日)
この番組のスラッガーであり、問題児でもある林美桜アナ主体企画。と言いつつ、セリフや台本に”やらされてる感”が窺い見えるコント形式。かと言ってグダグダにならず、「ファンが壊れちゃう!」などのキラーワードはほぼ全ておもしろかった。

・ABEMA「スッパイは成功のもとTV」(27日)
アンジャッシュ渡部建さんメイン(でイジられる)のネット番組全4回の第3回目。4回すべて面白かったが、特に好きだったのは第3回目の東野幸治さんゲスト回。あれから今までの虚実入り混ざった報道に対して真実を語るという内容。スキャンダルのあった芸人は休んでた間のエピソードが溜まるので、こういった番組はよくあるが、今までやれていなかったので、また個人的にも反感とか無いので、とても楽しく観れたし、渡部さんも東野さんも芸能界、テレビ業界の事に詳しいのでなるほどと思う部分もあった。
逆に、こういう笑いは今まで当たり前にやっていたのに、コンプラというか反感だけでやれなくなってるテレビはかわいそうだなとも思いました。

8月

・YouTube「爆笑問題のコント『テレビの話』」第120話(2日)
ゲスト:ハリセンボンの後編。序盤は太田さん&春菜さんコンビのボケとツッコミ、そして太田さんの時事トーク&イジリ&ブチギレ風場回し。途中のトークコーナーでいったん落ち着き、やっぱり春菜さんの「じゃね~よ」ツッコミはおもしろい、そもそもハリセンボンさんのお笑いレベルが高い、ということを再認識できた、良い回だった。

・テレビ朝日「アメトーーク!」【ダチョウ倶楽部を考えよう2024】(15日)
毎年恒例のこのシリーズ、今回は若者のダチョウ倶楽部認知度をテーマに若手芸能人を呼んで番組を進めるのだが、なにより粗品さんをキャスティングした事が大きかった。蛍原さんにもジモンさんにもフックがあるのでイジりやすいというか絡みやすい。SNSでは粗品さんファンや粗品さんのライトなアンチもいたみたいだが、個人的には、(粗品さんは芸人の顔とYouTuberの顔を使い分け、テレビに出た時、他の芸人さんと絡んだ時のフックを作っている)と思っているので、やっと収穫の時期が来たという感じの喜びを得た。そんな粗品さんとジモンさんを合わせるイジリを軸に、他にも笑いの軸を作っていったので、笑いが増幅した。ジモンさんとのロケ、あるかも。

・PIA LIVE STREAM「あちこちオードリー オンラインライブ2024 それ言ってどうすんだ祭」(20日)
内容に関する投稿を完全にお断りしているこの”奇祭”も4年目。爆弾発言が飛び出しそうな緊張感もエッセンスのひとつ。真剣な悩みや愚痴も飛び出す中、中には世に出ても大丈夫ぐらいのくだらないものもあって良い。そこでちょっとコントになるあたりも面白かった。直前にやっていた佐久間宣行プロデューサーと冨田アナウンサーのインスタライブもおもしろかった。

・日本テレビ「有吉の壁 2時間SP」(21日)
夏休みの子供たちを意識した構成で、一般人の壁inホテル三日月は過去にも利用したロケ地で安心感があり、子供にもわかりやすいポップなネタが多い印象。2つ目のブレイク芸人もバカバカしかった。

・テレビ朝日「くりぃむナンタラ」(21日)
あのちゃんのリアクションから学ぼう、という体裁ながら、唐突にあのちゃんにおまかせして、くりぃむしちゅーさんは汗を一切かかない珍しい企画。かと言いつつあのちゃんのハードルが上がる事もなく、あのちゃんの魅力だけで成立したこの回から、時代の寵児の勢いや強さを感じた。

・TBS「ザ・ベストワン」【漫才ノンストップリレー】(23日)
こういったネタ特番では珍しい、漫才だけの2時間。その縦軸として前のコンビに関係するワードを選んで入れることで、全体的にワチャワチャとした一体感が生まれていた。こういうのは視聴者それぞれハマった漫才から一気に面白くなるもの。最初の方はどうしても基盤作りになっていったりする。私もあるところから一気に面白くなり、ずっと笑いっぱなしだった。

・日本テレビ「笑点」【柳沢慎吾の『高校野球』】(25日)
もう何回も、何年も観ているネタだが、その迫力や芸の細かさ、盛り方に毎回必ず爆笑してしまう、もはや伝統芸と言っても過言ではない柳沢慎吾さんのネタ。いわばモノマネというか、唯一無二の一人遊び(と言ってしまうと申し訳ない)なのだが、それが「笑点」という国民的演芸番組で披露されることになるという運びがもう感動的で、面白い。いわばお墨付きをもらったような感覚とでも言うべきか。そして客前で(お客さんと相対して)やるというのが今まで意外と無かったと思う。観客も時折拍手や手拍子を贈る姿が、この芸の評価がさらに高まった気がした。

・日本テレビ「有吉の壁」(28日)
【一般人の壁~ヤマダデンキ編~】久しぶりの登場となる我が家・坪倉さんのネタでまず笑い、やはり久しぶりに観るベテランのネタは良いなと思った。個人的な好みだけど、今回は勢い系のネタよりしっかり脚本のあるコント、ネタが多く感じた。

・「オール巨人の「君たち、そろそろパンパンやな」ライブ」(28日)
オール巨人師匠を慕う後輩芸人たちが集い、巨人師匠にまつわる(イジる)ネタをするライブ。本人が近くにいて、ネタの審査もするという緊張感がまた良い。
ネタも審査があると言いつつも、密室の中の「芸人と客との秘密を守る」ような特別感やくだけた楽しさもあって面白さを存分に感じた。
巨人師匠のイメージは怖さではなく、圧倒的におもしろさや軽妙さ、紳士的であるという事だと再認識した。
巨人師匠の生歌唱も聞けて良かった。
配信期間が30日20時までという異例の短さがもったいなかった(その後、延長されました)。

・テレビ朝日「テレビ千鳥」【こっそりシャ乱Q選手権】(29日)
3年ぶりに帰ってきたこの企画。ターゲットに気付かれたら即終了という緊張感もありつつ、現場はメイクで破綻していくのに収録は進む、という完成されたフォーマット。大悟さんに加え、川島さん、蛍原さん、ロバート秋山さんという手練れぞろいな事に加え、上手く3rdステージまで運ぶというノブさんにもミッションがある、みんなが忙しい企画。
シャ乱Qに「なっていく」=「匂わせていく」ということで、シャ乱Qのトピックを織り交ぜていくところからバカバカしかった。
また、今回は細工をしてからの登場が、明らかに視野に、下手したら真正面から飛び込んでくるスタイルで、3rdステージはむしろ気付かれ待ちの様相もバカバカしかった。
そして、ターゲットの金沢友花さんの気付き具合も良かった。

・テレビ朝日/ABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!」(30日)
以前、鬼越トマホークさんが行った【大学お笑い出身批判】に対する、令和ロマンさんによるアンサー授業の前編。授業(主張)の内容自体は現代の若者の論理の混ざった都合の良い主張だとも感じなくはないけど、パワーワードを交えた令和ロマンさんと鬼越トマホークさんとの丁々発止のやり取りは、キャラも立っていて、求めるお笑いの最たるものだった。「お笑い番組でお笑いをやる事」と、「テレビ番組でお笑いをやる事」の難しさは違うと思うけど、腐らず頑張ってやってほしいなと思います。

9月

・YouTube「Official令和ロマン」【公式】(6日)
【これを見ればすべてわかる!「M-1グランプリ2024パーフェクト勢力図」】と題し、開幕した今年のM-1についてお笑いファン目線で、内容度外視でくるまさんが語りまくる6分間。このためにわざわざ2時間かけてホワイトボードを埋め尽くし、それを使って一気にまくしたてる様は圧巻。これもまた一つの漫才だと思うので、この台本が書けるくるまさんはやっぱり天才だなと言わざるを得ない。

・読売テレビ(日本テレビ)「ダウンタウンDX」(12日)
【総額4億越えお買い物SP】お金の使い方にまつわるトークが中心だったが、昔と違い、芸能人でもCMや営業、自主開催イベントの方がお金がもらえるとか、YouTuberだったり、会社経営していたりする人が増えて、大金を持ち、大金を使う人がいて(それを見るのが)普通の感覚になった(そもそも大金を使うのはテレビでもYouTubeでも人気コンテンツ)。だから申し訳なさそうではなく、普通に喋っているので、その事自体の話のみになって気が散らず聞きやすい。
冒頭からEXITが快調なトークを飛ばして勢いが付き、その後くわばたさんが暴れてくれたので全体的に盛り上がって面白かった。

・テレビ朝日「アメトーーク!」【出川大陸2024】(12日)
出川哲朗さん還暦祝い祭りの後編の特別VTR。出川さんに密着する体(てい)と出川さんのやりたいこと、【リアクション】の体現として、『出川哲朗お笑いヤバイヨクイズ』の開催。密着では、明らかに仕込みで撮っているだろう大型犬との触れ合いを「知人の犬を預かって…」と言ってみたり、リアクション経験の少ない若手を交えての往年の名物企画&リアクション、そしてリアクションを通しての若手とのほのぼの交流を見せてくれるにあたり、クイズの体を取ったり、謎の動きをしてみたり、とにかく、”演出的言いわけ”がバカバカしかった。

・ABEMA「しくじり先生」【きしたかの岸の魅力を考える】(13日)
ブレイクしかけているきしたかの髙野さん持ち込み企画と題して、実際はがんばってブレイクしたきしたかのさんをねぎらうようなお笑いご褒美企画。お笑いファンはいろんな芸人の形、コンビの形、ブレイクの形を見て来ているので、特に心配することはなく、結果として現在の『きしたかの』という形が気持ち良く今のお笑い界にハマっているなと、笑いながら感じさせてもらった。

・ABEMA「チャンスの時間」(15日)
【行列のできるブチギレ相談所~ブチギレすぎて拡大SP!】単独ライブツアー中のAマッソ加納さんに代わってTKO木本さんが相談員に加入し、若手芸人の相談に乗っていくのだが、全員のキャラクターが決まっているので、いかにそれぞれのテクニックで前回を超えるかという個人芸大会である。さや香のお二人もより宮迫度・渡部度を増して参戦、大悟さんは逆に紳助度が薄くなったのだが、それを差し引いても獲れ高が豊富なゆえの拡大版。COWCOW多田さんが「もういい」と言うように、業界でよくある芸人の悲喜こもごもを相談として持ち込み、ノブさんとゲストが話し、よきところでさや香・新山さんが【宮迫】をぶち込み、そいつどいつ・市川刺身さんがハズし、相談員に移り、渡部さんが「漫談」と言われるほどのトークで規定演技を繰り出し、木本さん、多田さんと来て、大トリの永野さんがこれまでを総括的に扱い、大暴れするというフルコース。ここまで書いて、強めのお笑いファンなら決まり決まった流れに飽きてきそうではあるが、だからこそ今回、カカロニお二人の登場が効いて良かった。変なすがやさんと、裏をバラしてしまう栗谷さん、そこに強めにキレて説明する永野さんという(僕にとっては)予定不調和が入って面白かった。

・MBS「よしもと新喜劇NEXT~小籔千豊には怒られたくない~【小寺真理が付き合いたい座員ランキング 2】(16日)
小籔元座長も巻き込まれるようになった【付き合いたい座員ランキング】。おかげで座ってダメ出しするいつもの小籔さんではなく、のたうち回るように大暴れする小籔さんが見られる。今回は満を持して行われる【小寺真理編】。川畑元座長が気にしているというところもあり、吉本坂46のセンターでもあった程の人気座員であるということがかなり良い緊張を生み出していた。そしてこの回は2週目のいよいよ発表回なのだが、小籔さんがとにかく大暴れ!周りのノープランな座員をことごとくイジっていくのだが、5位の瀧見さんが発表されてから、瀧見さんをイジり、瀧見さんをすっちー座長という壁に当て、謝り、瀧見さんの反応だけをうまく利用して自分の作りたい笑いに持っていく、この姿に萩本欽一さんや東八郎さんが浅草の劇場で座長としてやっていたと言われる“東京軽演劇”の説明と似たものを感じた。

・テレビ朝日「研修テレビ!!」【東京ドームへの道 完結編】(19日)
この番組の大ヒット企画である林美桜アナプロデュースK-POPアイドルシリーズの完結編。番組が終了するため、この企画も当然終了という形になってしまうが、悲しさが一切ないところが若手たちの番組ながらさすがのプロ意識だと思います。
林アナ改め林プロデューサーの独断と偏見の檄でメンバーが振り回される中、芸人さんたちも自身のキャラクターの新展開を迎えていくファン垂涎の企画。そのムチャぶりに『内村プロデュース』のような雰囲気をくしくも感じた。またなにより林アナの「(母は)私を産んだプロデューサー」などといったキラーワードも忘れてはならない。
そして最後のママタルト檜原さんの「林先生はさんまさんぐらい難しい!」という言葉が示すように、他のバラエティー番組では光っていない林アナが好きなK-POPアイドルプロデュースの企画になると水を得た魚のように”暴走”するのがこの番組最大の収穫だったような気がします。
観覧客の後ろにいつの間にか草薙アナや鈴木アナたちが座って観ている中、やっているというのも良かった。



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