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労働組合専従になれば、1万分の1の人材になれるキャリアアップチャンス

置き換えの効かない人になることは人生の戦略で重要です。「希少性」があれば食いっぱぐれにくいです。貴重な価値を提供できるので、重宝され、対価を得られやすくなるからです。

今日は①1万分の1の人材になる方法、②労働組合がいい理由、③労働組合で何に取り組むべきかについて、お伝えしようと思います。

①1万分の1の人材になる方法

置き換えが効かなくなるためには、「希少性」を磨くことが重要です。スポーツ選手のように、タレントのように、一芸に秀でて1万分の1の人材になれば、高い報酬が期待できます。しかし、一芸に秀でた場合、世代交代が起こり、代替されていきます。一つのことで1万分の1であることはリスクが高いです。投資と同じで、一つのかごにすべて盛るのは危険なのです。

一方で、ビジネスの世界で「希少性」を出すためには、キャリアを掛け算をすればいいと言われています。「藤原和博」さんもおっしゃっていますし、巷でよく聞くようになりました。

1万分の1になるためには100分の1×100分の1の掛け算が必要です。100分の1の希少性を出すには、一人前になる必要があります。一つの仕事をマスターするのに1万時間がかかると言われています。大体修士課程を取って、博士課程を取るのに5年、1年240日、1日8時間で計算して9600時間になります。確からしいですよね。仕事も5年すればいいわけです。営業なり、研究開発なり、製造なり、その道でそれなりなわけです。もちろんプロになるつもりで十分な研鑽が必要です。

そこまでくれば一度違う領域に5年飛び込むのが、次の100分の1を作るためには必要です。そこで労働組合というのはとてもいい場なのです。

②労働組合がいい理由

労働組合は、人や組織論のプロフェッショナルになれる可能性を持った場所です。真面目にやれば、プロフェッショナルです。

人や組織論のプロフェッショナルを掛け合わせられるのは、チームで仕事をしていかなくてはならない現代で、喉から手がでるほど重要なスキルです。労働組合は内的動機づけで人を動かしていかなくてはならない。これができるようになれば、とても強いです。そして多くの優れたリーダーと触れる機会がある。学ばせてもらうことも大変多い。努めれば、人や組織論のプロフェッショナルです。

そして前の仕事と掛け合わせていく。すると、2つの経験で、1万分の1の人材には確実になれます。労働市場で1万分の1というと、その人口は数千人単位になってきます。

しかも労働組合がちょうどいいもう一つの理由は、業種は同じままで職種が変わること。完全な飛び地で働くわけではなく、隣接した領域で仕事ができるため、トンチンカンなキャリアにはならないということです。

そして労働組合を終えて、次のステップをまた掛け算の重なりを意識して、その道を極めれば、100万分の1になります。すると、どんな会社でも唯一無二の存在のはずです。労働市場全体を見ても、数十人もおらず、非常に貴重な人材になれます。労働組合は意外と面白い場所です。

③労働組合で何に取り組むべきか

労働組合に専従で来たなら、ぼーっとしている暇も、次々と来る業務に忙殺されている場合ではありません。

そのポジションで、本来やるべきこと、成し遂げるべきことをなさねばなりません。プロアクティブに専門性を獲得していかなくてはいけません。そうすることができれば、その時点で1万分の1の人材になり、100万分の1の人材にステップが生まれます。

人や組織論のプロフェッショナルとして、真に内的動機づけを本気で学び、実践していかなくてはなりません。人を巻き込む経験を自ら創出すること。高いレベルの目標を掲げ、多くの人をこぼれることなく連れていくこと。そうしたことを絶えず、レベルを上げながら達成すべきです。そうでない限りプロにはなれません。つまり、それをしない限り、本業について、ただのブランクになり果てます。労働組合専従になる機会があって、本気を出せる人間なら、チャンスでしかないでしょう。

どんな時もキャリアを活かすも殺すも自分次第。労働組合専従に誘われたら、それはチャンスかどうかはあなた次第です。そして私も。でも、大丈夫。ただ一つ言えることは、あなたが専従に誘われたということは、仕事が安定して、上司や同僚とのコミュニケーション能力があり、ポジティブで、弱きものにも理解を示せる人だから。やり切れるはずです。

じゃあ、これからの時代、労働組合でやるべきことはなにか?

労働組合専従でどういうスタンスで臨めばいいのか?何を学べばいいのか。

まず確実に身に着けてほしいことはデザイン思考です。このnoteは必読です。労働組合の活動はどれも不確実です。職場改善を通して全力でデザイン思考を身につけて欲しいです。

もっと具体的にどんなことをやっていくかを色々見たい方は、こちらのマガジンを見てもらえるといいかなと思います。

労働組合専従になるのは、ドラクエで転職してレベル1で再スタートするようなものですから、不安だと思います。でも少しでも力強く進んでほしいです。そしてスタートダッシュが肝心です。

ご相談はぜひメールを頂ければと思います。
happiness.at.work.1@gmail.com

労働組合から幸せを作っていきましょう。

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