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santa anaの風が吹いたら:映画「ホリデイ」と初めてのnote

「santa ana(サンタ・アナ)」

”この風が吹くと何かが起こると言われてる”
(映画「ホリデイ」,2007年)

大好きな映画のひとつ「ホリデイ」の中で、「主人公の女性の人生が変わっていく予兆」として描かれているシーンのセリフです。
今、私にも、たしかに「santa ana」の風が吹いている。

「ホリデイ」に登場する好きな言葉 


※少しネタバレを含みます。

■「ホリデイ」とは
恋人や意中の彼に裏切られた二人の女性が、「ホーム・エクスチェンジ」というサイトを通じて、家や家具・車を交換し、2週間の休暇を過ごす物語。
ロンドンの新聞社に勤めるアイリス、L.A.で映画の予告編製作会社を経営するアマンダ。それぞれが、新しい土地や新しい出会いにかけがえのない時間を過ごし、人生の大切なものを見つけていきます。

■好きな言葉
私が特に好きなのは、ロンドンからL.A.を訪れたアイリスの物語。
冒頭の一節は、アイリスとキーパーソンたちの出会いのきっかけとなるシーンで登場する言葉です。
このシーンのやりとりがものすごく好きで、また、そのバックで流れている曲も思い入れのある大好きな曲なので、特に印象に残るのかもしれません。

そして、もうひとつ、大好きな登場人物アーサーとアイリスのとっておきの会話が。

アーサー:
“映画には、主演女優とその親友が登場する。
君は主演女優だ。なのに親友役を演じてる。”
アイリス:
“言う通りね。自分の人生だから主役のはずね。
アーサー、3年も通ったセラピストはこんな説明してくれなかった。感激よ。”
(映画「ホリデイ」,2007年)


シンクロニシティって信じますか?

この映画を何気なく見返したタイミング。
(気に入った物語は何度も観ます。)
ずっと欲しかったものに当てがわれていた言葉が「風と生きる」であったこと。
(花言葉のようなもので、詳しくは別の投稿で書こうと思います。)

その他にもこの数ヶ月間、何かと背中を押されるような偶然がたくさん訪れています。
こじつけているのだとしても、そう感じていること自体がもう「気持ちに素直に」のサインなんじゃないのかな。
そして、このシンクロを信じない手はないんじゃないのかな。

santa anaの風が吹いたら

私には、ずっと、周りからだけではなく自分自身も理想とする「堅実な人生」というものがあって、その中にいる安心感のために、なんとなく、自分に対して忖度をするクセが身についてしまったような、そんな気がしています。
そして、いつの頃からか、「誰かにとっての正解」を探して、いよいよ自分の本当の正解が見えなくなってしまっていたような気がします。きっと、それによって自分で立つことから体よく目を背けていたんですね。

でもそれって結局、ものすごく息苦しい。

けれど、ようやく、「大きく見せるでもなく、差し引くでもない自分」で生きていく勇気が出てきたのかな。この半年間、そんな風に自然と思えるようになってきました。

たとえ、こんなことに気づくのが他人(ヒト)より随分遅くても、
たとえ、"santa ana"と呼ばれる風が山火事の原因となりうる側面があったとしても(調べて知った時は衝撃でした><)、
私には、今、滞っていた何かをかき乱してくれる風が吹いていて、それはやっぱり、希望に満ちた風なんだと感じています。

言葉が好き。器が好き。季節を感じることが好き。
まずは、思ったことや感じたこと、素直に書いていきたいと思います。それが、読んでくださった方にとって少しでも心地いいものであればとても嬉しいです。

——"santa ana"の風が吹いたら——

#サンタ・アナ #エッセイ#言葉のコト#映画レビュー#ホリデイ#クリスマス映画#自己紹介#スキしてみて

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