育休ママが挑戦する大学院:2ヶ月間でぶつかった大きな壁とは (2)
大学院生活が始まって、2ヶ月半。
まだ2ヶ月半しか経っていないの?と思うくらい、濃厚な日々を過ごしています。
濃厚な時間を過ごせる分、ぶつかる壁も大きい。
前回は「娘たちと過ごす時間」と「学業」の両立という壁にぶつかったと書きました。
今回は、もう一つの大きな壁について書いていきます。
もうひとつの壁
娘たちと過ごす時間、すなわち育児との両立という家庭のことに対して葛藤する一方、
大学院の授業を通してぶつかった壁(葛藤)がありました。
それは、「自分の強みと弱さ」について。
これまで、わりとメタ認知は出来ている方だと思っており、物事との向き合い方は適度な距離感で進めることが出来ると思っていた私。
しかしですね。
素敵な同級生たちと出会い、本当に素晴らしい人たちばかりで…
自分が持っていない特性にばかり目が行ってしまいました。
そう、人と自分を比べてしまう病です。
人と自分を比べることの意味の無さなんて知っているし、そもそも、そんなところからは脱出していると思っていました。
(そもそもココがメタ認知出来ていない!というツッコミは置いておく(笑))
人と自分を比べて息苦しくなりつつ、育児との両立にうろたえつつ…
同級生達ついて行きたい!負けたくない!必死で走り続けねば!
という思いから、目の前に立ち塞がる壁を見て見ぬふりしていました。
直面することで気づくこと
ところがどっこい(古)
そんな壁に向き合うきっかけとなる出来ない事がありました。
わたしの通っている大学院では、授業の中でグループワークの成果をプレゼンをする機会があります。
論理的に組み立て話すのはちょっと苦手ですが、人前で話すことには特段苦手意識を持っていなかったわたし。
ある授業回でプレゼンを担当することに。
軽く準備をしつつ、
「あとはいつも通り、キーワードから伝えたいポイントを繋げていけばオッケーでしょ!」
なんて軽い気持ちで臨んだプレゼン。
いざ、話そうとすると、頭は真っ白。見事なフリーズ状態。
「あれ、点と点が線にならない…」
頭の中で思考がまとまらない、結びつかないことにとてつもなく恐怖を感じました。
「あれ?わたしの強みって何だっけ?」
「いつも通りって…なに?」
自分が分からない、メタ認知なんてとんでもなく遠い状態。
虚勢を張っていたことが恥ずかしくて、穴から出てきたくない!
こうやって自分の中で綻びが出たことで、ようやっと壁に向き合う準備ができました。
もう一つの壁は、セルフ・アウェアネス(自己認識)でした。
心地よさから抜け出す
社会人生活15年目になるアラフォー。
ある程度の場数も踏んで、心地良く仕事ができる環境を手に入れていました。
そんなぬるーーいお湯にいる時は、感情の揺れ幅は少なく済むし、自分の枠で自由にできます。
自分にとって心地よいコミュニティを飛び出して、大学院という未知の世界は、心身ともに負荷がかかります。
そんな場所に行ったからこそ、打席に立ったからこそ、【本来の自分】に出会えたのだと思います。
(リーダーシップ教育論の授業でも、本気になれる課題じゃないと、その人のパーソナリティが色濃くでないと学んだ)
人と比べてしまう
虚勢を張ってしまう
そんな自分の弱さと向き合うこと、自分をモニタリングすることが、自分に対して誠実であることなんだと思ったのですよね。
次回は、2つの壁との向き合った今について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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