コナンくんの映画を見た(2023/04/18)

今日は映画の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を観たのでその感想。

※注意
・映画のネタバレ(物語の展開など)。
・観た人=書き手(私)はコナン原作未読、映画も数年に1回ぐらいしか観ない超にわか人。色々間違えているかもなのでご容赦ください。

1.観た人のコナン知識と観るきっかけ

コナンの映画を観るのは『紺青の拳』以来なので約3,4年ぶりになる。
先述の通り私はコナン原作未読+アニメ映画は気が向いたら観るぐらいなので、ライト層の中でも超ライトに分類される。いまだに登場人物の名前と顔が一致していないし、黒の組織とかそこらへんの人物関係がぼんやりしたままだ。
「赤井さんと安室さんが人気」という事と「キール(水無怜奈)=CIA」という偏った知識しかない。(友人にキールの女がいるのでそこだけ知っている)
作品全体についての知識は「知っている部分は知っているが知らない事がほとんど」だ。

『紺青の拳』を観に行ったきっかけは久しぶりに会った友人に「園子ちゃんが最後めちゃくちゃになるから見て欲しい」という謎のプレゼンを受けて観に行った。結果めちゃくちゃ面白かったし、園子は予想以上にめちゃくちゃになっていたが可愛くていい女ですごく良かった。

さて今回観ようと思ったのは、キールの女(友人)に「黒の組織知らなくても面白いから時間あったら是非……」とおすすめされ、ちょうど「映画館で映画が観たい!」欲もあったのでじゃあ……といった具合だ。きっかけも超ライトである。

2.映画の大まかな感想

ダラダラ書くのもアレなので、結論を先に出しておく。

・面白かったし観て良かった〜!!!!!!!!
・データセンタの場所を大々的に放映するな(涙)

主な感想はこの2点である。

面白かった。すごく。
直感的に面白い!!!!というわけではなく、良かったな……と思う所がたくさんあってジワジワ噛み締めるタイプの「面白い」だった。
友人の言った通り、黒の組織知らなくてもぜーんぜん大丈夫だった。
今回のメインはコナンくんと灰原哀ちゃんで、その2人の事を知っていればOK。予備知識必要な部分はサラっと流れるので、ここ何〜!?みたいな困惑ポイントは無かった。
コナンくんと哀ちゃんの関係についてはもしかしたら賛否あるかもしれないが、私は「進展したようなしてないような絶妙な関係」が好きなので、そこも含めて楽しめた。2人を始め人物関係の描写がすごく丁寧なのが印象的だった。
コナン映画特有の「冒頭の伏線を最後の最後で回収する」という展開が今回も鮮やかだったので、それも良かった。

ただ、今回の舞台が世界中の警察が持つ防犯カメラシステムを繋ぐ海洋施設(データセンタ)なのだが、初っ端からその場所が大々的にテレビ放映されていて、「そりゃ狙われるわ」となった。
確かマイクロソフトかどこかが海底にデータセンタを作っていたので海洋施設なのはまだいいが、世のデータセンタの住所と外観は大体非公開なので、「テレビで流すな……(涙)」という感想が真っ先に来てしまった。
最後システムエンジニアの女性が「次の場所は言えないの」的な事を言っていたので、これからは非公開になるんだろうな。次は郊外に作ろうね……。

3.映画の細かな感想

ここからは備忘録的な箇条書き感想。
思い出した部分ベースなので、時系列はバラバラ。

・哀ちゃん良かったな……。
哀ちゃんがコナンくんに人工呼吸をした後、「あなたは気づいてないけど私たちキスしちゃったのよ」と独白したところでええっ!?となったが、そういえばこの人もまだ子供なんだと今更ながらに思った。
忘れがちだけど「頭脳は大人」と言いつつ普通にコナンくん(新一)も哀ちゃんもまだ未成年の少年少女だ。大人からすれば人工呼吸なんて「ただの救命活動ですやん!」なんだが、哀ちゃん(ぐぐったら実年齢18歳だった。若い)からしてみたら気になる人との人工呼吸=キスしてしまったになるんだよな。そりゃそうだよ。青春期を薬作りと組織に捧げていたのなら尚更。
でもその哀ちゃんが「子供に人生を変えられる事もある。私がそう」と言っていたのがすーーーごく良かった。嫌な言い方すると大人は子供というだけで下に見てしまうので、子供がきっかけで自分の価値観が変わったと自覚するの、歳上のプライドが邪魔をして結構大変なんじゃないかと思う。でも哀ちゃんはそれをはっきり自覚して今の価値観と子供達との関係を大事にしていたので、泣きたくなってしまった。大事にしているからこそ組織に狙われる自分はもう帰れないとなるし、それを「俺がなんとかしてやる」と払拭する新一はカッコイイし罪な人間だと思った。だって本当になんとかしちゃうもん。彼女がいるとわかっていてもそりゃ惚れるわ。
ここまで書いておいて台無しなのだが、最後コナンくんへのキスを蘭に返す件は邪な気持ちで萌えてしまいました。申し訳ございません。

・潜水艦の出入り口もう1回教えてくれるウォッカ、優しい。
組織としては戦犯かもしれないが、すっとぼけたキールにおいおい大丈夫かよ!と言いつつ教えてくれるウォッカ、いい奴。バイトリーダーになりそう。レジ締めの時、金額合わないってなったら貸してみろ!って言いながら一緒に確認してくれそう。優しい。

・黒の組織の計画がガバガバすぎる。
このシステム使いたーい!で開発者を攫うのリスク高すぎない!?そのままパシフィック・ブイにスパイ送って技術盗用じゃダメだったんか……。

・コナンくんが佐藤刑事に謝った件良かった。
「あの時怒鳴ってごめんなさい」って謝った時一瞬なんの事?と思ってしまった。あの取り調べの際コナンくんは哀ちゃんを攫われ冷たい海に潜ってまで追いかけたのに犯人に逃げられた後なので、気が立って冷静になれなかったのは全然おかしい事じゃ無い。普通はそうなるし、あそこで怒鳴っても「コナンくん怖かったな……」とはならんので視聴者としては別に気にして無かった。
でもコナンくんは時間が空いてもちゃんとその事について謝っていて、すごく誠実だな……と思った。コナンくんも製作陣も。謝られた佐藤刑事も「そんな事気にしていない」(ここなんて言ったか記憶があやふやなので間違っていたらすみません)という反応だったので良かった。優しい世界だ。

・卍卍卍蘭姉ちゃん最強‼️卍卍卍
拳!拳!拳!蘭姉ちゃん最強伝説!!!!卍卍卍

・ベルモット……
途中ネイルの色であれ?とはなったが、あの最後はずるいな〜と思った。
そんなん好きになってしまう。この人も色々裏がありそうだが、最後まで全部を掻っ攫う人であって欲しい。


他にも色々感想あるが眠いのでここまで。
勢いでバーッと書いたので色々間違えてたらすみません。
観て良かった〜。他のコナン映画も観てみよう。気が向いたら。

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