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【椎骨動脈解離:7】 13日間の入院、退院

2023年12月7日 頭痛が始まる
12月8日〜   市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン系、イブプロフェ
        ン系など)を飲む、マッサージを受ける
12月16日    クリニック受診(MRに空きなし、レントゲンのみ)
12月21日    クリニック受診(MR)右側椎骨動脈解離と診断
        ロキソプロフェン処方、紹介状をもらう
12月25日    紹介状を持って脳神経外科病院受診、経過観察となる
12月31日    頭痛が悪化、時間外に脳神経外科病院を受診
        MR検査にて新たに左側の椎骨動脈解離が発覚
        入院し経過観察(採血、心電図など)
2024年1月1日  MR
1月4日     MR、首エコー
1月6日     採血 この頃から頭痛が治まる
1月11日     MR、採血
1月12日     退院
1月末      外来、MR予定

今回の記録は1月12日、退院まで。

6からの続き。

両側椎骨動脈解離にて2023年の大晦日に入院。
1週間ほどで、痛み止めなしで過ごせるほど落ち着きました。

採血やエコー、MRなどが時折あるのみで、あとは1日3度の検温と血圧測定。「急性期に脳梗塞・くも膜下出血を起こしたら大変」というリスクはどうやら乗り切ったようです。動脈、がんばった。

とはいえ、すぐに退院はできず。

主治医の先生によれば、両側が解離しているので少し慎重にみたほうが良いとのこと。高血圧や動脈硬化などもなく、きっかけも思い当たらないため、何か原因がないのか考えている、とも。
(スポーツやカイロプラクティック、事故などで首に大きな力がかかった拍子に発症するケースもあるようです。)血液検査でも何も引っかからないため、自己免疫系の疾患などの可能性もなさそう。

他に悪いところがないのはいいことだけど、原因不明というのも何だか気持ち悪い。
悪いところはないのにいきなり血管の内膜が解離なんてするの…?という気もするけれど、椎骨動脈解離というのはそんなものなのかもしれません。

お笑い芸人では千鳥のノブさん、ダイアンのユースケさん、俳優では浜野謙太さんなども、かつて椎骨動脈解離で休養なさっていました。みなさま40代、わりと同年代です。全員男性だけど。年代的にはやはり40代、50代に多いものの、もっと若くてもかかる人もいるようなのでご注意ください。

そして千鳥のノブさんは2022年に右側椎骨動脈解離での休養時に大きく報じられていたけれど、実はその9年前、2013年には左側椎骨動脈解離で入院になったことがあるのだそうです。この病気を引き起こしやすい体質あるいは生活習慣のようなものが、もしかしたらあるのかもしれません。まあ自分もそうかしら。

それでも、気をつけようがないのも確か。せいぜい頭や首にひどい痛みが続く場合は脳神経外科を受診する、というくらいのもの。困ったものです。

さて、何度目かのMR検査と採血を経て、1月12日にようやく退院です。

退院を前に、主治医の先生から説明を受けます。画像を見る限りまだ解離は続いているものの、入院時よりはキレイになっていること、痛みも落ち着き血圧も血液検査の結果も問題ないことから退院でOKとのことでした。

主治医の先生の説明を聞いている途中、画像が映し出されているモニターの隅に「上出先生に連絡」という付箋を発見。紹介状を出してくださった先生へのフィードバックがなされるものなのですね。複数の病院での勤務経験がある姉に聞いたところ、基本的にはみんな紹介元の先生へ連絡しているんじゃないかな、言っていました。先生たちみんな忙しいのにすごい。

ちなみに私の仕事(フリーランスのライター業)は、体調を見ながら再開してOKとのこと。取材に行く仕事はすでにキャンセルしていたものの、自宅で少しずつ書き物をして慣らしていくことにしました。

食事や日常生活上の禁止事項も特になし。お酒も問題ないようです。喫煙者であれば禁煙をすすめられるのかもしれません。

すでに処方されていた痛み止めがまだあるので、新たな薬はなし。
次回、1月末の外来予約を取って退院となりました。

13日間、長かった。
入院に伴う費用は、10万円で少しお釣りがくるくらいでした。カード払いができてよかったです。道民共済の医療保険では少し足りなかったけど、思ったよりは安く済んだかな。


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